「Adamとぐりんれい」のファンアートを作りました!
はじめに
最近、YouTubeのとある界隈が今までにない盛り上がりを見せているのをご存知でしょうか。
それが「サックスカルテット」。
私も作編曲者としてたびたび楽譜を作っている、サックス4本による演奏形態です。
今回はそんなサックスカルテットから、2組を選んでイラストにしました。
どちらもとても人気の団体ですが、特徴的なのがその衣装。
4人がそれぞれ違ったカラフルな衣装を持っており、見ているだけでもとても楽しいのです。
しかも、3月にこの両団体がコラボをするとのこと。この期を逃す理由はない!と、今まで以上に動画を見漁り、SNSの写真もチェックして、自分なりのイラストを作ってみました。
結果、完成したのがこちら。
Adam
Green Ray Saxophone Quartet
集合!
Twitterに載せたところ、ファンの方や友人から喜びのコメントをいただきました。たくさんの人に気に入ってもらえたみたいで嬉しいです。
結構こだわって作ってみたので、この記事では完成までの工程等をまとめてみたいと思います。制作の裏側を見るのが好きな方は、ぜひこのあとも読んでみてください。
1.大ラフ
何はともあれ、まずは大ラフ。iPadアプリの「Procreate」で、全体の方向性をざっくり決める設計図を書きます。
右に傾いていたり、サックスのサイズが滅裂だったりしますが、自分の中で「こうしよう」というイメージが掴めれば良いので、細かい部分は一切気にせず描き進めます。
あまりにも大雑把なので、この工程はなくても良さそうですが…大ラフがあって初めて具体的なラフを作れるようになるのです。
2.ラフ
大ラフで全体像が掴めたら、それぞれに対して具体的なラフを作ります。
今回は全て「約5頭身」に統一しました。頭身に合わせて腕や足の長さも変わるので、アタリを取りつつ設計をしていき…それぞれに合ったポーズを作ったら第二工程のラフは完成。ちなみに、サックスは別で素材を既に作っているのでまだ登場しません。
3.線画
ラフの上をそのまんまなぞるように線画を作ります。このあたりからもう完成のイメージは見えている感じですね。
ところで今回のポーズは、動画や写真でよく見るものだったり、「この人にはこうしてほしい!」という勝手な願望から生まれました。ファンの人は「あの時のあれだ!」というマニアックな発見をできるかもしれせん。
4.浄書
ここでソフトをPCのIllustratorに変更。線を滑らかにしたり、色を塗ったりして仕上げに向けて作り込みをしていきます。体のパーツごとにレイヤーを分けたりするので、一つのイラストに見えても実は
こんな感じで別べつにできていたりします。
(Magoさんファンの皆さん、申し訳ございません)
こういった工程で全員分を作ったら、背景やロゴっぽいものを作って完成!
ここで突然の楽器登場(笑)
以前、サックスのイラストをイラレで作ったことがあるので、それを引用してみたのでした。裏話として、サックスはそれぞれのカルテットの黄色担当(偶然にもどちらもバリトン)の方の衣装の色を参考にしているので、両団体で微妙に違ったりします。言われなければ(言われても?)わからないレベルのこだわりですが…
それにしても、こうやって並べると壮観ですねー!一つのイラストの中で8人も登場させるのは今回が初めてなので地味に大きな挑戦でしたが、形にできてよかったです。最初の数人は感覚を掴む意味でだいぶ時間をかけたものの、後半は1人1日足らずでサクッとできるようになり、慣れるもんだなぁとしみじみ。
やっぱり人の特徴を捉えながらイラストにするのって楽しいですね。その人らしさを残しつつ、かわいいキャラクターにできた時は絵を描く練習をしてきてよかったと感じます。
おわりに
冒頭にも書いた通り、この2つのカルテットが「夢の共演」を果たします。
もともとの動画がとても面白い皆さんなので、ライブも楽しめること間違いなし、と信じています。もちろん私はリアタイ予定。想像を絶するほど急を要する話等が来ないことを祈りつつ…
コラボグッズも近々発表予定とのことで、情報解禁が待ち遠しいですね。
普段サックス聴いたことないんだよなぁ…という方もぜひ、3/22は一緒に楽しみましょう!
Shino
○今回紹介したカルテットやメンバーのnoteはこちら○
Adam
Green Ray Saxophone Quartet 猪俣 明日美さん