
北陸旅行記#2 ④ (小浜線・舞鶴)
[前回はこちら↓]
前日は越美北線に乗車し、福井駅付近で宿泊。
明日は姫路で用事があるので、若干遠いのですが今日中に姫路まで駆け抜けます。
◇乗車経路
(9/24前半) 福井→敦賀→東舞鶴
北陸本線・小浜線
敦賀へ

6:06 発の敦賀 行に乗車。
寝坊してしまい5時半過ぎに起きたので、後続の特急に乗ろうかとも思いましたが、急いで準備すれば案外間に合いました。

7:07 約1時間の乗車で敦賀駅に到着。
40分ほど次の列車まで時間があるので、駅周辺を散策します。

コンコースに上がると、北陸新幹線方面の通路が出来ていました。

ここの列車案内、よく見ると他の場所の発車標を写している物なんですけど・・・。
専用の物を用意しないんでしょうか。こんなの初めて見ました。

休日の朝だからか、駅周辺は閑散としています。
ここが暫くは北陸新幹線の終着駅になるんですねぇ。

駅前には銀河鉄道999のモニュメントがありますが、作品や松本零士先生と直接の関係は無い模様。
昔東京とパリを結ぶ欧亜国際連絡列車が、旧敦賀港駅を経由しており、「鉄道と港の街」のイメージから敦賀港開港100周年を記念してモニュメントが設置されたらしいです。
小浜線

駅に戻ります。
これから乗る小浜線も丁度100周年になるそうです。

小浜線もあまり本数は多くありませんが、専用の島式ホームが与えられています。

小浜線では全列車がこの125系で運行されている様です。
私は初めての乗車です。
7:49 敦賀駅を発車。

8:28 十村駅で列車交換。

小浜市付近では若狭湾が見えます。

9:03 勢浜駅に停車。
小浜線の半分を超えた辺りでしょうか。

小浜市西部からは、大島半島が見えてきます。
ここには原子力発電所があり、大島半島の東部を含む旧大飯町(現おおい町)は原発誘致により財政力指数が急上昇したそうです。

加斗ー若狭本郷間は若狭湾が綺麗に見える上に、JR西日本お馴染みの必殺徐行を行う為、長時間景色を楽しむことが出来ます。
舞鶴到着

そんなこんなで9:44 東舞鶴駅に到着。
線路は繋がっているのですが、小浜線はここが終点で、これより西は舞鶴線となります。

スーツケースをコインロッカーに預け、舞鶴赤れんがパークまで歩きます。
駅前は途中からアーケード街になります。
写真からは分かりづらいですが奥には山が見え、とても港町には見えませんでした。

アーケード街を横切る道路は軍港らしく、有名な軍艦の名前がそれぞれ付けられていました。

20分ほど歩いて舞鶴港に到着。
まずは赤れんが博物館へ。
舞鶴赤れんがパーク

舞鶴港付近には赤れんがの建物がいくつかありますが、1号棟はれんが博物館になっています。
この様な東京駅のれんがなどをはじめ、国内外の数多くのれんがが展示されています。
どうやって集めたのか、本当に幅広い時代・場所のれんがを見ることが出来ます。

私は鉄鋼に関する研究室に所属しているので、製鉄で使われている耐火物もあるかなと思ってここに来たのですが、やっぱりありました。

神戸製鋼所で実際に使われていたれんが。
古代のれんがは見ても正直ピンと来ませんでしたが、この様なれんがは見ていて面白かったです。

続いて2~5号棟が集まっている場所へ。
舞鶴といえばここですよねぇ。

最近は何処の観光地でも見られる地名のモニュメント。
撮影台もありましたが、恥ずかしかったのでモニュメントのみの撮影です。

これらの倉庫群は土産売り場をはじめとして、イベントホールなど様々な用途で利用されていて中に入ることが出来ます。
そんなこんなでアーケード街方向に引き返します。
北吸トンネル

復路は少し違う道で帰ります。
写真の北吸トンネルは今は歩道になっていますが、かつては鉄道トンネルでした。
新舞鶴駅(現:東舞鶴駅)から舞鶴鎮守府までを結ぶ、軍港引き込み線が通っていた様です。
これもれんが造りで結構立派です。
最初ネットで写真を見た時はどんな場所にあるのかと思いましたが、住宅地を歩いていると当然現れたので驚きました。

日本遺産に登録されているみたいです。
昼食
アーケード街方向に引き返し、昼食をとります。

市内にはあちこちに水洗化を記念するマンホールが。
西舞鶴には別のデザインのマンホールがあるみたいです。

駅前のメインストリート以外にもアーケードが伸びています。

昼食にやって来たのは和食店の割烹 松きち。
カウンターがメインですが、奥に大きい部屋などもあるみたいです。
11:30の開店直後に行ったのもあると思いますが、店を出るまで客は私1人でした。

本当は若狭湾の名物である、鯖を塩漬けして糠漬けにした「へしこ」が食べたくて来たのですが、写真を見ると値段の割にしょぼそうだったので刺身が美味しそうだったので、お造り定食を注文。
刺身は勿論美味しいですし、他の料理も落ち着く味でした。
店主の方も丁寧な接客で大変良い店でした。
昼は客が全然いないのが気になったのですが、夜がメインの店なのかもしれません。
本当はこの後西舞鶴に行って、東洋のベネチアとも呼ばれる「吉原入江」を見に行こうと思っていたのですが、歩き疲れてしまったのでもう直に姫路に行くことにしました。

西舞鶴に行かないとなると時間が余るので、市内の和菓子屋・勇貫堂へ。
羊羹を羽二重餅で包んだ「雫」というお菓子が人気らしく、福井駅で羽二重餅を買い忘れた私にはぴったりのお菓子。
また舞鶴鎮守府の長官を務めた東郷平八郎が好んで食べたとされる栗饅頭もあったので、それぞれ数個ずつ買っていきます。
街中で時間を潰した後、東舞鶴駅まで戻ります。
⑤に続く・・・