「何を言わないか」を考える パズルボブル エブリバブル!CoopRTAの解説原稿ができるまで
↑のかしましお姉さんが喋っている部分ができるまで
白紙を携え会場入り
見てくださいこの真っ白な原稿!!!
とまあ冗談はさておき、今回はあえて原稿を真っ白の状態で持っていき、本番直前のリハーサルですべて書き上げました。
当日の午後5時から作成を始め、完成したものがこちら。
今回この方法を取った理由は、「このやり方でいい」と「このやり方がいい」の2つにわけられます。
白紙持参スタイル"で"いい理由
このスタイルでも問題なく解説ができた主な理由は、
経験値があった
ESTが短かった
の2点です。
同作のパズボベーダーはイベントで2回解説していたこともあり、何をどんな順序で紹介すればいいかはある程度掴んでいました。
原稿が白紙のままでも喋れる程度には経験値がありますが、ド忘れして間延びするのが怖かったので、話のネタは全部紙に書いておきました。
また、このゲームはEST15分に対して最速で3分未満で終わるという短さだったので、解説原稿も短時間で書ききれる量だったというのも理由の1つです。
どんなに経験値があっても、これが3時間のRTAの解説だったらさすがに事前に原稿を用意して行ったと思います。
白紙持参スタイル"が"いい理由
実は、今回はあえて原稿を用意せずに現地に乗り込みました。
ある程度脳内で原稿ができていたので先に書いていてもよかったのですが、原稿を先に書いてしまうと要らないことまで書いてしまいそうだったからです。
パズボベーダーの4人CoopRTAはとにかくスピーディで、ノーミスでクリアすれば3分ほどで完走します。
これまで解説してきた単走やレースは最速でも6分ほどで、解説にかけられる時間はおよそ半分。正直単走の6分でもゲームシステムや攻略法を話すのでいっぱいいっぱいです。
そこで、今回の解説では「何を言うか」ではなく「何を言わないか」を考えて原稿を作成しました。
3分の枠に合わせて原稿を書くというより、6分の原稿を3分に圧縮するという感じです。
この圧縮のために、原稿作成にかけられる時間を意図的に削っています。考える時間があればあるほど、言いたいことって増えますからね(実際の原稿でもセットアップ中にモリモリ文章量を増やしています)。
何を言わないか
今回はいろんなことを言わないと決めたのですが、真っ先に「これは言わないようにしよう」と決めていたのが名古屋撃ちでした。
タイトーの回し者は「ゲーマーなら9割が知ってて当たり前だろう」と思って解説で毎回触れていたのですが、PGRF4のチャット欄を見る限り反応が悪く、「あれ、私が思ってる以上にみんな名古屋撃ちを知らない……?」と思い始めました。
アンケートを取ってみると、案の定ちゃんと理解している人は半数以下、4人に1人は知らないことが発覚し、名古屋撃ちは原稿から消えることになりました。
時間があれば名古屋撃ちとは何ぞやという話をしてもいいのですが、3分という短さでは優先順位は下がります。
名古屋撃ちに触れないことについて、解説者本人は「いやでもみんなインベーダーっていえば名古屋撃ちでしょ……絶対チャット欄でも名古屋撃ちの話出まくるでしょ……」と思っていたのですが全然そうでもなく、RTAの解説をする人間と一般的な視聴者の間には認識の相違があることに気付かされました。
毎回意識している「とにかく褒める」、「難しいことをアピールする」、「全員に見せ場を作る」については事前に原稿を用意できない内容なので文字にしてはいませんでしたが、これらは全部言わなかったというより言えなかったことでした。
Coop、本当に余裕がない。「この色はこの人」って覚えてても、上手なプレイングをしたときに「〇〇さんいいですね!」と咄嗟に名前で呼ぶのは難しい。
てなわけで、走者もわちゃわちゃしてるし解説もわちゃわちゃしてる、そのわちゃわちゃ感を楽しんでいただくRTAとなりました。いや~~~走者のみんなが上手すぎてあっという間にクリアしちゃうから全然喋り足りなかったわ~~~~~上手すぎて困っちゃうな~~~~~~~~~~~~~~
どうせ喋るんだから喋るな
さて、そんな感じで私が解説原稿を白紙で持参する中、全体の進行原稿はタッキーさんが全部用意してくださいました。しかも細かいタイムスケジュール付き。圧倒的感謝。
用意していただいたものは基本的に「ありがとうございます、OKです!」で返していたのですが、自分の喋る部分については「もっと短くしてください」とお願いしていました。
自己紹介の部分ではタッキーさんが気を遣って公認になったことなどを入れてくれていたのですが、「その辺全部要らないです」と返して名前だけ名乗る台本に変更しました。
最後の宣伝部分もタッキーさんが気を遣って私の固定ポストの宣伝を入れてくれていたのですが、「タイトーに効率よく貢ぐにはエブリバブル一択なので、他の宣伝はしなくていいです」と返してエブリバブルだけ宣伝しました。
タッキーさんや他の走者が喋っている間もなるべく無言でいることを心掛け、必要なところ以外は黙っていました。
というのも、タイマースタートからストップまでの3分間は間違いなく自分が一番喋るので、それ以外のところは黙ってるくらいがバランスがいいと思ったからです。
タッキーさんは優しいので、私が喋ったら拾ってくれるはずです。でもその優しさによってもともと予定していた喋りのテンポが悪くなってしまうなら、黙ってた方が得策でしょう。
そんな考えから喋らずに黙々と動いていたので、気になる方はアーカイブで確認してみてください。
いやでもね!!!!!!!
喋るの好きなオタクだから原稿にないことも喋っちゃうんだわ!!!!!!!!!ガハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
宣伝の部分は台本にないことも喋り、タッキーさんに「1分も要らないです、30秒でいいです」とかっこつけた割に45秒も話してしまいましたとさ。
やっぱり私の解説原稿は足りないくらいでちょうどいいのよ。
RiJふりかえり
せっかくなのでRiJの感想をざっくりと。
RTA道場に出展しました。
言い出しっぺなのにタッキーさんとposhiお兄さんにブースを丸投げし、ただの客寄せパンダ(※たまに「うわっあいつに話しかけられたらパズルボブル買わされるぞ」という畏怖の目線を受ける)をしていました。タッキーさんお兄さん、関係者各位、参加してくださったみなさんありがとうございました。
差し入れ等々もたくさんいただきありがとうございます。
そらあご満悦よ。
外山さんにお越しいただきました。本当にありがとうございました。
なお、こちらのポストもご本人巡回済みです。
お互いに「私が一方的に知っているだけで相手は知らないだろう」と思っていた豪華メンバーによる共演。
おふたりのスタイルが良すぎて、隣に並ぶと顔も体もデカすぎて泣いています。
全世界で最もデカく表示された「パズルボブル エブリバブル!」の可能性があります。
セットアップ中に客席に向かって宣伝をし、終了後は「パズルボブル買う人~?」と客席に呼びかける人になっていました。
セットアップ中に関しては、私をヘッドセットで縛り付けておかない方が悪いです。手持ちマイクだとマジで好き勝手しますからねこの人。
会場で宣伝をしていたら「カメラの前行きなよ!」と言ってもらえたので、看板を持って行きました。
ライトまで用意していただきありがとうございました。
最初から座っていれば転ばないと思いましたが、寝転げました。
今言わないでいつ言うんだよ。
人生初くるぱ。面白いゲームですね。
スマブラもしました。
弐寺もしました。最終の新幹線には間に合いました。
街森をいただいたので、年越しに街森配信をしました。
RiJが終わっても宣伝活動は終わらない(現在はセールが終了したので文章を編集してあります)
まとめ
買ってね!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?