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画像認識機能で類題を作らせたら、斜め上のひっかけしてきた。【ChatGPTで勉強#2】

GPTは数学や数的処理の問題も作ってくれる。

オーダー方法としては、前回の化学の勉強のときのように、「ニュートン算の問題出して」というように単元名で投げることもできるし、問題集で見た問題を打ち込んで、「これの類題を作って」とオーダーを出すこともできる。

しかし、後者の方法だと、問題文を文字で打ち込むのが面倒くさい。そこでやってみたのが、スマホのカメラで問題の部分を撮影して画像をアップロードし、GPTに画像内の文字を認識させる方法。権利の問題がありそうなので、ここには画像は載せられないが、今回はこの方法で類題作成をしてもらった話。

画像から類題を作ってもらう

(問題文の画像をアップロード)

Shino:
この問題の類題を作ってください。5択にして、正解は私の解答後に教えてください。

GPT:
以下は、元の問題と似た形式の類題です。5択で用意しましたので、解いてみてください。あなたの解答を確認した後に正解をお伝えします。

類題の出題

GPT:
あるイベント会場で、すでに行列ができており、毎分30人の割合で新たな人が行列に加わるとします。窓口が1つのときは2時間で行列がなくなりますが、窓口を4つにすると15分で行列がなくなります。チケット販売を始めたときに並んでいた人数は何人でしょうか。ただし、どの窓口も1分間に処理できる人数は一定とする。

1. 1800人
2. 2000人
3. 2100人
4. 2400人
5. 2700人


画像内の文字を認識し、同じような問題をすぐに作ってくれた。もちろん回答選択肢はオーダー通りに5択となっている。

回答してみる。

Shino:
5. 2700人

GPT:
解答ありがとうございます。正解は 4. 2400人 です。

あっ…、間違えたか。よし、もう一度計算して…ん?

Shino:
2700では?

GPT:
申し訳ありません。あなたの指摘の通り、正しい答えは 5. 2700人 です。以下は改めて詳細な解説です。

解説 - 問題を解くプロセス

1つの窓口が1分間に処理できる人数を  y  人、最初に並んでいた人数を  x  人とします。

1つの窓口の場合

1つの窓口では2時間(120分)で行列がなくなるため、次の方程式が成り立ちます。
x + 30 \times 120 = 120y

整理すると、
x + 3600 = 120y \quad …(1)


4つの窓口の場合

4つの窓口では15分で行列がなくなるので、次の方程式が成り立ちます。
x + 30 \times 15 = 60y

整理すると、
x + 450 = 60y \quad …(2)


連立方程式を解く

(1) 式を  x = 120y - 3600  に変形し、(2) 式に代入します。
120y - 3600 + 450 = 60y

これをさらに整理すると、
60y = 3150
y = 52.5

これを (1) 式に代入して、
x + 3600 = 120 \times 52.5 = 6300

よって、最初に並んでいた人数  x  は
x = 2700

したがって、正解は 2700人 で、Shinoさんの解答が正しいことが確認されました。

なんと採点を間違えるという、斜め上の引っ掛け方をしてきた。計算問題の場合、GPTには答えを聞くだけではなく、計算のプロセスも確認したほうが良さそうだ。

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