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漢方妊活〜around 40 鍼灸師の妊活記録②

生理終了から排卵日までの一週間。
妊娠を望むアラフォー女子にとってもっとも重要な期間と言えます。
その大事な時期にどれだけ鍼が役に立つのか?
鍼灸師という職業を活かし、できる限り自分に鍼をしてレポートしていきたいと思います。

まずは生理からの考察。
女性の生理は一番明瞭にその人の体の状態を表すので、婦人科外でのお悩みで来院されても必ず鍼灸師が注視するところです。
今回の私の生理は周期通り、生理前のいわゆるPMSはなし。
これは気の巡り自体は問題ないと言えます。
ただ始まる前に少量の出血が数日続きました。
これはおそらく脾の血管内に血をとどめておく力が弱っていると考えられます(脾虚)。
生理自体は痛みもなく量も普通。
つまり瘀血や血虚ということもないでしょう。ちなみに不妊の原因でとても多いのが瘀血、すなわち血の巡りが悪くドロドロに滞ってしまっている状態で、子宮内膜症などのほとんどはこの瘀血と考えられます。

生理中、出血が多ければ止血のツボ、出血が少なければ気血を動かすツボを取ります。
私は特に問題なかったので、生理中から生理後にかけて、排出された分の血を補い、腎を強化する治療をしました。
具体的には

まず妊活にマストの任脈をオープンしてから、

三陰交
足三里
太渓
関元
気穴
太衝

のツボを取りました。食後眠くなるので(これも脾が弱ってるから)、昼寝がてら自分に鍼してますが、ちょうどよいリフレッシュ感でやっぱシンプルだけど鍼っていいな、と思います。

さて今更ながら基礎体温をまじめに測り出したところ、その低さに改めて驚きます。時間帯によっても変動するにしても、36.0度台・・・。
冷えは妊活の天敵というのは常識かと思いますが、確かに冷えてるなあ。
冷えとは腎の陽の気の働きが悪い、ということ。さらに腎の陽は脾のエネルギー源でもあるわけで、脾虚の原因は明らかにここにありそう。
今後はお灸を足していくべきかも。

あと一週間、まじめに体にいいことをして過ごそうと決意するも、飲めるの最後かも。。とついつい晩酌がやめられない。



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