【MUPカレッジ】WEEK9 「倫理思考スキル」
■倫理思考スキルとは
よく言われている「ロジカルシンキング」というもの。
■結論
掛け算の法則で、スキルがあっても倫理思考スキルがなければ無意味。
■ラーメン屋の売上と利益を考えてみよう
・座席数:13席
・場所:浜松町駅近
・従業員数:3
・ラーメン価格:650円
答えの正解・不正解ではなく、考え方の正解不正解を見る思考力「フェルミ推定」が重要!
売上が100万円! →この値が正解、不正解かが重要ではない。
どうやって売上が100万円という結論に至ったか?という考え方が合っているか?重要
■売上の算出方法
・平日、週末
・ランチ、夜
→それぞれに、回転数、来店数、客単価、売上、営業日など(経費も同じように)を掛け算するフレームワーク(Excel表)を作る
■ビジネスで重要なこと
顧客視点を論理的に証明追求することがビジネスでは最重要!
ラーメン屋を出店するとき、「なぜこの立地がいいのか?」と聞かれたとき「なんとなく」では絶対に潰れる!
■コペルニクスの地動説思考がビジネスでは重要
人は自分の事業に思い込みを抱いてしまいがち。
自分の見える視点が決して正しくない、と疑い続けること。
自分の視点ではなく、顧客の視点を論理的に証明すること。
■人は物事をドラマチック化してしまう習性がある。
Q.世界で予防接種を受けられない子供たちは何%いるか?
20% 50% 80%
→ 答えは20%
テレビで悲惨な貧しい国の子供たちを見ると、その画面が世界の多くで起きているような錯覚をしてしまう。しかし、データで見るとそれは大きく間違っていることがわかる。
■捨てなければいけない思考
自分の思い込み、自分は正しい、という思考。
・分断思考
・ネガティブ思考
■分断思考をなくそう
人は物事を2つに分けたがるが、世界は2つに分けられるほどこの世界は単純でない
・金持ち、貧乏
・先進国、途上国
・幸せ、不幸
・勝ち組、負け組
・サラリーマン、フリーランス
グラデーションの理解(白と黒の間の何段階もの色がある)が重要!
例)飲食店を出店するとき、立地は大事だからと言って2つに分けがち。
交通量が多い=良い、交通量が少ない=悪い、と考えがちだが、交通量が多いことによるデメリット、交通量が少ないことによりメリットも多くある。
交通量が多いデメリット:家賃が高い、従業員がたくさん必要
交通量が少ないメリット:家賃が安い、従業員が少なく済む、デリバリー系に専念し店舗は気持ちのいい気楽な接客ができる
■ネガティブ本能をなくそう
例)保育園落ちた死ね、事件
「保育園に落ちた死ね」というツイートはママたちの共感を呼びバズったが、「保育園入れた良し」というツイートはバズらない。
例)交通事故の遺族インタビュー
マスコミはネガティブを操っている。交通事故の事実だけニュースは報道すればいいのに、遺族のインタビューをを流すことで視聴率を獲得している。
私たちはテレビ画面上でネガティブなニュースを見るから、世界はどんどん悪くなっていると思ってしまいがちだが、そんなことはない。
自分の目に入るものをいつでも疑うこと!
例)2018年のソフトバンク通信障害のニュース
「通信障害後の約5日間で1万件以上の解約」→本当か?検証してみる
日本には1億7000万回線のうち23%がソフトバンク
→年間解約率から計算すると、1日平均2142件
→通信障害が起きていない普通の5日間でも1万件以上の解約が起きていることになる。
メディアの裏付けというものがとても重要!!
自分の感情や感覚を定量化して証明することが重要!!
【所管】
最近『FACT FULNESS』という本を読んだが、同じことが書いてあったので、より納得した。人はネガティブなものに共感しがちだからこそ、意識してネガティブなニュースを見ないように心がけていく。また、ネガティブなニュースを見た時も、裏付けとなる情報を確認するようにする。自分はメディアに操られている、という自覚を持つだけで、ニュースを見たから落ち込む、ということは減らせると思う。これを知らない人にも伝えていきたい。自分からは明るくポジティブな情報を日々発信していく。
以上です。