光文社の”光”、お届けします! | 新米人事がおくる、光文社採用日誌Vol.5
こんにちは!光文社・人事総務部の🍊です。
本日の光文社採用日誌Vol.5では、10月31日(木)に開催いたしました、第4回「#MeetUpKOBUNSHA」の模様をお届けします!
また、後半では11月におこなう2つの採用イベントについてのお知らせもございます。ぜひ最後までご覧ください。
第4回ミートアップは、現在「事業開発部」でK-POP事業をおもに担当しているMさんと、「JJ」事業をおもに担当しているSさんの2名が登壇しました。
「出版社の可能性を知る!出版人講座・事業開発部編」と題した今回は、以下の内容で開催いたしました。
今回のイベントも2時間にわたり盛りだくさんの内容でお届けしましたが、今回は「フリートーク」で参加者の皆さんからいただいた質問に回答しましたので、その内容をいくつかお届けします!
①:事業開発の仕事の楽しさとは?
M:事業開発部の仕事では、ふだん自分が担当している事業に絡めなくてはいけないという制限がなく、なんでも提案でき、なんでも可能性を探ることができるところがおもしろいところ。事業開発部では、制限がなく取り組むことができるので、難しいけれど楽しい。新規事業を提案するときは、自分がいま抱えている業務に加えて担当することになるため、自分がやりたいという熱量を持っていないと仕事が進まないが、自分の好きなものに取り組める事業開発は、この部署ならではの魅力だと思っている。
S:いま4年目になるが、年次としては大規模な仕事を動かすことができている。「JJ」事業の担当として、「JJ-net」もモデルオーディションも、写真集関連もまかせてもらっている。この仕事の裁量の大きさと、いろんな人とつながりながら仕事ができることが事業開発部の楽しいところ。
「事業開発」の楽しさは、自分がわくわくしたものを実現することができるところ。実際に実現することは難しいし仕事量も多いが、やらされている感がなく、楽しく働くことができている。
②:どうやってニーズを把握しているのか?
M:K-POPのXのアカウントを運用しているので、そこに寄せられるコメントを多く拾っている。たとえば、「この写真集のこのカットがいい!」という声が多ければ、そのコンセプトでコンテンツを作ったらどうか、というように考えていく。ファンの方は自発的にコメントをしてくれるので、よくヒントをもらっている。
また、アンケートなどのデータがある場合は、想定より低い意外なデータに着目する。K-POPが好きなのに渡韓している人が少ないというデータがあるなど、想定と違う数字に仮説を立てながらニーズを考えていく。
S:同じように、JJのXや記事に寄せられる反応は参考することが多い。加えて、実際のイベントやライブにはなるべく足を運ぶようにしている。たとえばライブであれば、「ファンが身につけているグッズはどういうものが多いか」や「若い人は派手なものが多くて、年齢が上の方は派手なTシャツは着ないな」など、実際に見てわかることが大切。グッズ売り場で完売しているものなどはアーティスト間で共通のものもあって、モデルオーディションのグッズに取り入れることもある。また、SNSで直接ファンの方に意見を募集することもある。
③:海外の会社と仕事をする際、光文社で企画を考えて提案することと提案を受けることのどちらが多いのか?
M:現時点では光文社からの提案が多い。イベントなども、韓国企業と共同でつくったものや、ソウルで開催したものを日本に持ってくるという話が多い。今後は、海外企業から光文社に指名や企画の提案が来るようにしたいし、日本で流行っているものを韓国に持っていくかたちのビジネスができるといい。
④:海外の企業に向けて企画を提案するときに難しいことはありますか?
M:おもに韓国の企業と仕事をすることが多いが、仕事に対するスピード感が日本と少し違うように感じる。韓国では、企画を提案したあとに企画を揉む時間がすごく長い。ただ、進めることが決まったら追いつけないくらい早いスピードで進行することが多い。こちらの当たり前が先方とは違うということが多々あるので、そこは苦戦していることのひとつ。
⑤:事業開発部に異動する前の部署の経験が活きていると感じることはありますか?
M:私はJJ編集部にいましたが、毎月プラン会議があり、読者のニーズに応えられる企画をずっと出し続けるということをやってきました。3年半そのトレーニングをして事業開発部に異動したので、スケールの大きい事業提案をする際にも、企画の立て方を基礎から学んだ経験が活きていると思う。また、JJでかなりタフな企画を担当することもあって、いま担当しているイベント事業で膨大なタスクをこなしていくことに活かされている。編集者として、誰にどのタイミングで依頼をしていくかなど、編集者としてのスケジュールの組み方などは活かすことができている。
S:私がいた女性自身編集部では毎週月曜日にプラン会議があり、自分とは違う世代をターゲットにした企画を毎週考えていた。その仕事をしながら来週提出する企画のために情報を調べて、アンテナをはって企画を立てていくということは、いまでも役立っている。
また、女性自身時代にはWebも担当していて、そこで学んだ記事のタイトルのつけ方などは、現在のJJ-netでもそのまま活かすことができている。困ったことがあったら女性自身時代にお世話になった人に聞くことができるなど、人脈ができていくということもある。
⑥:事業開発では紙にとらわれずに企画を考えていると思うが、出版社ならではの紙を使った事業についてはどう思っているか?
S:JJモデルオークションでは紙の写真集を発売することを特典として募集をしたが、応募者からすると自分の写真集が紙で出るということがすごく魅力的だったと聞いている。SNS掲載用のオーディションに向けた意気込み動画を撮影した際にも、「写真集を出したい」という声がすごく多かった。デジタル化が進んでいるいまだからこそ、若い世代にとって紙は貴重なものとして認知が進んでいるんだと感じたし、タレント側からしても貴重になっているのだと感じている。
⑦:「ふだんのスケジュール紹介」では打ち合わせがかなり多かったが、意識していることはありますか?
S:企業ごとに違う部分はあるが、この情報が欲しいだろうなと想像して、それを事前に調べて提案するようにしている。相手のニーズに合わせて、オーディション関連のグッズ売上などの実際の数字として提案することで、前向きに検討してもらえるようになることもある。
M:大切にしていることが二つあって、一つ目は打ち合わせのはじめにその打ち合わせのゴールを確認するようにしている。その前置きを踏まえて、ちゃんとゴールに進めるようにこちらも話をするように工夫している。二つ目は、ベースとなる提案を用意するようにしている。その場でブレストしていく打ち合わせもおもしろいが、ベースとなる提案がひとつあると、それを基準に話が進みやすくなる。また、こういう風にしたいという資料に加えて、こういうふうにはしたくないという資料も作ることがある。そのおかげで完成度を高められることも多い。
⑧:事業開発では新しい試みの魅力を伝えていかなければいけないことが多いと思うが、工夫していることはあるか?
S:魅力的と思ってもらうきっかけをつくることが大切。たとえばJJモデルオーディションでは、「国民的彼氏」「国民的彼女」というようなキャッチコピーをつけて、興味を持ってもらいやすい入り口をつくることを意識している。
⑨:編集部から事業開発部に異動し、つくる側から広める側にまわったように思う。頭の使い方や視点の変化など、どのような違いがあったのか?
M:JJで誌面をつくっているときは、読んでほしい人に対して満足のいく記事をつくる仕事に集中していて、自分では広めるということの意識はそこまで多くなかった。事業開発部では、制作の段階から広めることを考えることになり、たとえばイベントでは、フォトスポットがなければお客さんが自分たちで写真を拡散できないから手厚くする、というように発信して広めてもらうことを意識できるようになった。
以上、フリートークの内容の一部をお届けしました!
今回のミートアップでは、初めてオンラインを併用して開催しましたが、オンラインの質問も対面での参加者からの質問も多く、内容盛りだくさんの2時間となりました。
イベント終了後には人事総務部の担当者が会場に残り、皆さまからの質問にお答えして終了となりました。
私にも多くの質問をいただくことが多く、このnoteなどで質問を募集してお答えする回をつくるのもいいのでは…?と考えております。
Xなどでアンケートを取ることも手だと考えていますので、ぜひ定期的に採用公式Xを覗いてみてください。
さて、続いては11月に開催する採用イベントについてのお知らせです!
採用公式ではすでに情報を公開しておりますが、こちらでもあらためてお知らせいたします。
①出版4社合同採用イベント「出版”知るフェス”」2026
出版社の仕事により興味を深めていただきたく、Gakken、光文社、世界文化ホールディングス、主婦と生活社が合同で開催するイベントです。
11月19日(火)に、東京都千代田区内で開催します。
対象は大学3年生以上(既卒可)です。
ポスターの左上に記載されているように、各社の人事が語り合う「採用担当者が語る」や、就活のことから実際に働いてのギャップまでを語る「若手社員のホンネ座談会」、編集部以外の社員が登壇する「楽しさ∞!出版社の仕事」、各社で大活躍中の社員による「エース社員が語る」、大トリを飾る「名物編集長、大集合!」と内容目白押しのイベントとなっています!
私は昨年は内定者として参加しておりましたので、イベントの魅力を少しお届けいたします。
もちろん各社のパネルディスカッションも非常に興味深く、4社のことを深く知ることができるいい機会なのですが、会場に設置される「内定者ブース」「各社ブース」もおすすめです。
各社の採用イベント後などは質疑応答の時間が足りない!もっと質問したい!という方もいるかと思うのですが、知るフェスではイベント開催中はいつでも質問が可能です。この機会に、ふだん聞ききれていない就活についての質問や、出版社で働く人の私生活など、興味の赴くままにたくさん質問をしてみてはいかがでしょうか?
私も当日は会場におりますので、もし興味のある方はたくさん話しかけていただければうれしいです。
知るフェスへの参加申し込みは、11月5日(火)までとなっています。
以下より、ぜひお申込みください!
②#MeetUpKOBUNSHA 編集者が教える、出版人講座・女性誌(STORY)編
採用日誌Vol.4でもお知らせしておりますが、第4回ミートアップの募集も10月31日(木)より開始いたしました。
第4回ミートアップは、11月28日(木)14:00~16:00で開催いたします。
STORY編集部で活躍中の2名が、仕事内容やスケジュールの紹介、編集にまつわるエピソードをお話しいたします。
皆さまから応募時にいただいた質問のなかからフリートークのテーマも決めていきますので、興味がある方や聞きたいことがある方は、ぜひ応募フォームにご記入ください。
第4回ミートアップも、オンラインを併用して開催いたします。
対面でのご参加は会場の都合上定員30名となりますので、応募多数の場合は抽選とさせていただきます。オンラインは定員の制限なくご参加いただけます。
以下の応募フォーム内に対面/オンラインの選択がありますので、ご希望をご選択ください。
応募は11月17日(日)締切りです。
皆さまのご応募をお待ちしております!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は「知るフェス」やミートアップの様子などをお届けする予定です!
次回の更新もお楽しみに。