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財布の管理が出来ない奴に冷蔵庫の管理は難しい

####注意####
#この記事は「そういう人もいる」という感覚で読んでください。このケースに当てはまるからといってその診断が下るとは限りません。
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 とにかく金の管理が出来ない。今最も困っていることで、出来るだけ早急に解決したい問題だと思っているけれども、なかなか効果的な方法が見つからなくて困っている。一言で言うと「金の管理が出来ない」、という所に収まる話だが、「金の管理が出来ない」、という一言の中には①現在自分が持っているお金がいくらかを把握できていない②残高からいくら使っていいかの計算が出来ない③残高からいくら使っていいのかの計算が出来たとしても、その計算通りにお金を使うことが出来ない、という意味が含まれていると思う。お金の管理が出来ない、の一言の中にいずれかの意味だけが含まれる場合もあれば、複数のパターンが当てはまる場合もあるだろうし、もしかしたらわたしの知らないもっと別の「お金の管理ができない」の意味があるかもしれない。わたしの場合は、①現在自分が持っているお金がいくらか把握できていない③残高からいくら使っていいのかの計算が出来たとしても、その計算通りにお金を使うことができないという問題を抱えていて、どうにか自分一人でお金の管理ができるようになりたいと思っており、諸問題を解決しようと思って試行錯誤してみているけれども、なかなか上手くいっていない。
今現在自分が持っているお金の額を知るのは毎回財布を開けた時だけだし、その時に見たとしても財布の中身の金額を覚えていられないからお金を使おうとする直前に財布を開いて金があるかどうかを確認してからお金を使う形になっていて、どうも計画的を立ててお金を使うことができない。財布の中に少しでも多くお金を入れてしまうと、財布の中に入っている分だけすべてを使ってしまうから常に財布の中身は無駄遣いしたくてもできない程度の金額しか入れておくことができない。目の前にバナナが三本置いてあって少し待てば五本になると言われた時に、目の前に置いてあるバナナをすぐに食べてしまって二本損している猿を笑うことがあるけれども、正直なところ全然笑えない。自分がその猿そのものだから全く笑えないのである。
 わたしは発達障害の診断が降りている。ADHDの診断が五年ほど前に降りて、去年の七月ごろに障害者手帳を発行した。等級は二級だった。それでも、週のうち五回、朝起きて出社してほどよく残業して帰宅することが出来ているし、薬を飲んでいるおかげか遅刻もせずに済んでいる。周りの人の助けや病院のおかげもあって、ほどよく金を稼ぐことができていて、生活にもあまり困っていない。会社に税金の件で障害者手帳を発行したことを伝えたときに全然気づかなかったと言われることがあったくらいには、そこそこうまく社会生活の中に馴染めているように思う。しかしながら、お金の件で言えば、どうにもなっていない。気づいた時には財布の中に入っているお金が消えて無くなっているので何故かお金がない、ということが多々発生する。三年ほど自分でお金の管理をしようとしたけれども、赤字があまりにも続き過ぎていたので、お金の管理を自分ですることを諦めてしまった。現在は給料日に自分のお金は全て実家に預けて、必要な時だけお金を貰うお小遣いで生活している。その週に必要な費用を申請し、申請が降りたら銀行口座に振り込まれる。お金が振り込まれた後で漸く買い物をする、というような形で運用している。今は家の人がまだ動けるから良いけれども、これから先いつ倒れるかもわからないので早々に自分でお金の管理ができるようになる必要がある。
目先の金の管理ができない人間にクレジットカードの管理は当然できないから自分名義のカードは一枚も持っていない。昔に作ったことはあったけれども、お金で失敗してしまってからすべてカードを折って処分してしまった。大きい買い物をしたい時はボーナス月か、毎月少しずつお金を積み立てて行って(正しくは積み立ててもらって)、そこからお金を出している。もういい年なのに自分で自分のお金の管理がまともにできないことを情けなく思うけれども、情けない思いをするのと借金が嵩むのとでは情けない思いをする方がずっと良いと思っている。お金の管理が一人でできずに、金銭管理を誰かの介助なしにやっていけない(=生活ができない)という点について言えば、確かに(筆者は)障害者だねと家の人が納得していたことをよく覚えている。

 財布の管理と冷蔵庫の管理は似ている。冷蔵庫の管理における「冷蔵庫の中に入っているものが何かを知っていること」「入っているものの賞味期限や消費期限を知っていること」「冷蔵庫の中身を知った上で、冷蔵庫に必要なものを買い足す」が、お金の管理の「財布の中にいくら入っているのかを知っていること」「財布に入っている金額からいくらお金を使って良いのかが分かること」「決めた通りにお金を使うこと」と同じだと思う。多分、お金の管理がきちんと出来る人は冷蔵庫の管理もしっかりできるのだと思う。お察しの通り、わたしは冷蔵庫の管理もうまくやることが出来なかった。自分の冷蔵庫の中に何を入れていたのかを覚えていられないし、冷蔵庫の中身を知らない状態で買い物をするので重複して買い物してしまうこともある。そのうえ、冷蔵庫の中で何が死んでいて何がまだ生きているのかも分からないから、食材を使うことなくゴミにしてしまうこともある。先日、自分の部屋の冷蔵庫を整理しながら(=冷蔵庫の中身を全て処分しながら)、冷蔵庫の中身の状態が、冷蔵庫を開けたときにしかわからないという点において財布の中身が財布を開けたときにしかわからないということと同じであることに気づいてしまった。ネットで金と冷蔵庫を調べたときに、開運の断捨離について書かれた記事に金運を呼ぶには冷蔵庫がキーになる、のようなことが書かれている記事があったのをみて一見胡散臭いと思ってしまったけれども、よく考えてみればたしかに、理にかなっている。冷蔵庫の管理がしっかりできる人であれば、お金の管理も問題なくできるのだろうから、どんぶり勘定でお金を使うことがなく、お金が溜まっていくのだろうから、なんら間違いではない。
 金の管理の前に、考え方を変えて冷蔵庫の中身の管理をどうやったらうまくできるかを考えてみたけれども、そもそも冷蔵庫の中に何も物を入れない(=腐らせることがない)という結論に至ってしまい、それは管理になってないではないかと思ってしまった。結局、財布と同じで目先ですぐ使うものや食べ切ってしまうもの以外置かない、という方法でもない限り、わたしには冷蔵庫の管理ができないような気がしてならない。常に冷蔵庫の中身が見れる状態にしておければ万事解決するような気もするけれども(衝動的に買い物をしてしまうという点に関しては一度置いておきます)、中身が参照できる状態(=中身の一覧表を作る)を作ることがまず難しく(面倒くさがって最初はやってもいずれやらなくなるのが目に見えているから)、かなり困ってしまった。

(余談1)
お金の管理がうまい知人に冷蔵庫の整理ができるかを聞いたら物を腐らせたことが殆どないとの返答をもらったので、金の管理がうまい人は冷蔵庫の管理もうまいというのは、結構いい線行っている憶測じゃないかと思っている。
(余談2)
この記事は次回通院時に病院の先生にお金の管理の方法について相談するのに自分の頭の中にあるものを少し整理しようと思って書きました。あまりうまくまとまりませんでした。
(余談3)
写真は2015年に半年開けなかった冷蔵庫から出土した玉ねぎです。玉ねぎは冷蔵庫の中でも元気に育つのでかなり驚きました。二度とこんな発見をしたくないと思っていましたが、先日冷蔵庫を片付けた時にこの半分くらいの長さの芽が出ている玉ねぎが出て凹みました。

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