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浸透圧

細胞膜や毛細血管壁などは、半透膜(はんとうまく)の性質を持っています。水分やアミノ酸や単糖などのより小さな物質(低分子物質)は自由に通過できるのですが、タンパク質などのやや大きな物質(高分子物質)は通過できない性質です。

液体に溶けている物質は、濃度の低いほうから濃度の高いほうへ移動する性質があります。そのため、半透膜を挟んで2種類の濃度の液体が存在すると、低分子物質は高濃度のほうへ移動し、両方が同じ濃度になります。

この時、濃度の低いほうから高いほうへ向かって低分子物質が移動するために圧がかかります。これを浸透圧といいます。



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