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血圧とは

血液が動脈壁に与える圧力のこと。
血圧は、心拍出量(心臓から送り出される血液量)と、抹消血管抵抗(抹消血管での血液の流れにくさ)で決まります。
全身の血液量が少なくなったり、血管が拡張して血液が流れやすくなれば血圧は下がり、逆に全身の血液量が多くなったり、血管収縮や動脈硬化によって血液が流れにくくなれば、血圧は上がります。

血圧 = 心拍出量 × 抹消血管抵抗

血圧の調節

血圧の調節は、おもに神経性因子自律神経系)と、体液性因子ホルモン)が行っています。これらが活動状態に応じ循環調節しています。

交感神経が興奮すると、神経終末からノルアドレナリンが放出されます。それにより血管収縮、心拍数上昇、心収縮力増強が起き血圧は上昇します。

副交感神経が興奮すると、神経終末からアセチルコリンが放出されます。それにより心拍数の低下、心収縮力の減弱が起こり血圧は低下します。

※血管には副交感神経の支配はありませんが、副交感神経が興奮すると相互作用により、交感神経の興奮が弱まり血管は拡張します。


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