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肺癌と親父

6/28の今日、生きていれば94歳を迎えた昭和5年(1930年)生まれの親父。親父の誕生日にはいつも2017年に公開した親父を撮り続けたプロジェクトを見返している。見に行くというよりも、親父に会い行く、という感覚。そんな場所を残すことが自分にとって必要だったんだろうなぁ。

公開当時はドイツ・ライカカメラブログ、台湾や香港のテレビ番組、癌患者とその家族をテーマにしたシリーズを放映していた米国NBC等、とても多くの反響をいただいたのは嬉しかった。

自分にはただ一人の親父だったけど、その一人の人間の持つ「死」が、誰かの中で何かの形で意味を見出し、またそれがさらに誰かへと引き継ぐきっかけとなれたような気がして、なんだか「やり遂げた」思いで線香立てながら親父を眺めていた記憶があります。

公開から7年も経ったので、今回初めてソーシャルメディア上で(インスタグラムの最大サイズ4x5に合わせて)読みやすいように10枚にまとめてみました。お時間がある時にでもウェブサイトからフルストーリーを読んでもらえたら嬉しいです。



肺癌と親父

   



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