Bored Pandaで紹介されました
オンラインマガジンのBored Panda「退屈パンダ」で2度目の紹介。
このサイトの特徴は、読者が記事内で紹介されている各写真に自由にコメント、返信、好き・嫌いの評価ができ、そのトータルポイント(人気順)で写真の掲載順が変動するシステム。この読者参加型スタイルが人気でソーシャルメディア古巣のFacebookでは1600万人がフォロー、インスタグラムでも100万越え。それだけに「ストリートフォト畑」や「写真畑」外の多くの方に自分を知ってもらえる機会となるので、日本の写真学校や組織に属さずフリーランスとして活動してきた身としてはとても嬉しい紹介。もちろんネットミーム的にまとめられることにも繋がる怖さはあるけども、そこは「写真を信じて」。
掲載されたのは先月だけど、各写真のスコア、掲載順が確定したこのタイミングでシェア。リクルートスーツを身にまとい東京タワーをバックに談笑する新入写真たちの姿に、日本独特の「社会性」を見る・読む我々と違い、
「Ctrl C, Ctrl V Ctrl V Ctrl V x 100」とネット社会の共通言語「コピペ」をまず見る面白さ。この、写真と読み手がどういう会話をするか、そして何が伝わり、読者によってどう見え方が変わるか、これこそがストリートフォトの価値だと思ってるので自分は撮り手を前面に押し付ける「主観的なタイトル」を一切付けてない。それはマグナムらのストリートやドキュメント写真も同様。撮り手の主観ではなく、必要最低限の状況説明(そこで起こった事件や背景)、場所、年月、のみ。撮り手は記録し、読み手のさまざまな解釈によって事実となる。そこで生まれたその「事実」を読み手ではなく撮り手が責任を持つこと。だからこそ写真の中の細部にまで徹底的に拘る、それがこれら非演出で一瞬の出来事だとしても「いや…」「だって…」「別に…」と逃げることなく。
ストリートフォトを通して、撮り手と読み手、読み手と被写体、そこにある文化ギャップを可視化することで、互いが互いを認識、理解、そして認め合うことができたら。そう願ってまだまだこれからも撮り続けて行きたい。
前回の紹介記事:
Bored Panda: 50 Quirky And Extraordinary Moments Of Everyday Life In Japan By Shin Noguchi
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