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鎌倉女学院創立120周年記念「校内文芸コンクール」写真部門の審査員を務めました。

2024/10/14
現像した式典での写真を追加。


鎌倉女学院中学校高等学校《鎌女》創立120周年記念行事「校内文芸コンクール」に作家の高橋源一郎さんらとともに招待いただき、自分は《写真部門》の審査員を務めさせていただきました。


2023/12

自分はこれまで鎌女とはお仕事したことなかったんですが、写真家友人のひとりで、鎌女含め有名学校、リッツカールトンや世界の著名人ら多くのクライアントを持つ横浜の老舗写真館「フォトエクボ(IG @photoekubo)」の今井さんの推薦でこの招待をいただきました。ジュンさん、ありがとうございます。


2024/3

最初の打合せでは、「カメラ、スマホ、モノクロ部門等、カテゴリー分けた方がいいですか? テーマを絞りますか? 応募写真にタイトルと説明を書いてもらえば良いですか? 」といくつか提案いただきましたが、「全て不要です。どんなモノで撮ってもそこに生まれたものは写真です。テーマを特定の被写体に絞る必要はないです。タイトルも説明も不要。ただ、今の生徒たちの《わたしがみていたもの》をみたいですね」ということでスタート。春に生徒たちに告知して、夏休み明けの募集期間終了までの間に撮影した写真を対象に審査しました。


2024/7

7月後半、応募写真がまとまったところで学校内で審査。もう1回じゃ全然決まらない、読み終わらない、写真との会話が止まらない、もうぜんぜん審査する気がない、ただただ楽しくて仕方ない、結果、お手上げ「すしざんまい」。


2024/9/11

それから何度か審査の時間をいただいてやっと決まったのが一ヶ月後。。そして先日、生徒さん達に声を掛けて放課後に教室を一つお借りして「結果発表&シンさんと写真を読む会」をやりました。

これがまぁ楽しいこと楽しいこと。みんなでそれぞれの写真を見合って、どんな人が撮ったのか、ここはどこなのか、そこに写る人は誰だろう、なにをみてたんだろう。。と、ワイワイワッショイ。
そして写真との《会話》が終わったあとは、コンペとは別にちょっとだけ撮影のアドバイス。スマホだって気持ち乗っけてほんの一歩踏み込むだけで、「そこに何を見て、何を見せたいのか」がこんなにも変わるんだよ。と、その場でテーブルフォトや集合写真を視点=構図を変えて撮影比較。その明らかな違いにみんな驚いてました。

この場をただ記録しちゃうんじゃなくてさ
メインは写真。からのみんながそれを見てるこの場。を一歩前に出てやや腰を落としてドンっ!

技術じゃないと思う、気持ちでドンっよ、と。ここ(写真)は視覚言語でコミュニケーションする場だからさ、まず説明しろ、となるのがおかしいんだよ、この場になにをみてたのか、それを撮りに行く、強い気持ちで、それでオッケー!とまぁ説明がラフ。だけど、みんなとても楽しんでくれてました。

その時、生徒たちと写真を使ってどんな会話をしていたかはインスタグラムにポストしたので読んでみてください。↓


そして最後に、《写真の部 10選》、《優秀賞》、そして《最優秀賞》にそれぞれサプライズで賞品というかプレゼントを渡して4月からお付き合いさせていただいたこの楽しいイベントも終了。いや、楽しかったなぁ。ヒゲの量は増えたけど、気持ちはかなり若返りました。

生徒たち、担当していただいた写真部顧問の先生、大学なんぞ出てないTシャツ短パン髭面男を・・笑顔で応接室に通していただいた校長先生(ライカ談義であんなにも盛り上がるとは思いませんでした!)、皆様ありがとうございました。120周年という記念すべきイベントに招待いただき光栄でした。次回は200周年記念でお会いしましょう!!


2024/9/28

文芸コンクール特設ページに、源一郎さんが担当した小説部門などすべての部門の審査結果が公開されました。自分が選ばせてもらった生徒たちのピュアな12の視点を楽しんでください。ついでに自分の総評も読んでもらえると嬉しいです。

足るを知るなかでみる《希望》。
欲、とは言わない。
人間の愉しみ。
最高!

文化祭での入選写真展


自分が担当した《写真の部》審査結果:


源一郎さんが担当した《小説の部》審査結果:


2024/10/4

そしてそして、この大イベントの締め。
鎌倉芸術館の大ホールで行われた創設120周年記念式典に招待いただき各部門の授賞の様子を我が子を見守るような気持ちで見届けました。みんなおめでとう!!

クルミっ子とカマジョコラボの限定箱とロゴ入りモバイルバッテリー。
みんな!メルカリで売っちゃダメだよ!


校則とかまともに守ったことがない、一同なんちゃら!に従ったことがない、地獄行き確定な自分は、みんなが一斉に立ち上がり見事な音色で校歌を歌う姿にシャッター切りながら泣きじゃくりました。美しかったです。生まれ変わったら鎌女っ子です。みんなそのときはよろしくね。

by Shin Noguchi


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