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シャルル七世の快楽主義(plaisir/plaisirs)について(2)哲学者エピクロスとジョン・ラボック

⚠️毎日投稿記録が途切れるのがもったいなくて、執筆する余裕がないときは飯テロ画像でごまかしています。

カクヨムにて『歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世』を新規投稿しました。

あらすじ:各時代の歴史書に書かれている「フランス王シャルル七世」の評価が乱高下しすぎで面白かったので、歴史家たちのポジショントークの移り変わりをまとめました。

noteでは紹介を兼ねて、今日の更新分から一部引用します。

 私はある意図があって、本作の翻訳文「快楽にふける」の後ろに原語「plaisir/plaisirs」を必ず入れるようにした。

 英語にすると、Pleasures(プレジャーズ)

 ちょうど1年前、小説『7番目のシャルル』シリーズ休筆中に、ジョン・ラボック著『19世紀の異端科学者はかく語る:The Pleasures of Life』を翻訳していた。第一部は、電子書籍化にともない「序文」を残して削除したが、第二部は引き続き掲載している。

 英語の原題は、プレジャーズ・オブ・ライフ(The Pleasures of Life)
 直訳すると『快楽の人生』だろうか。

 内容を読めばすぐにわかるが、いかがわしい意味での「快楽」とは違う。人生を豊かに、より良く生きようする意志・哲学のようなものだ。

------(中略)------

 そういえば、本作『歴史家たちのポジショントーク』、19世紀後半:新しい『フランス史』(1)炎上で、シャルル七世はエピクロス主義とまでいわれている。

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シャルル七世の実用的なエピクロス主義(épicuréisme、快楽主義)は、心の痛みから逃れるために、邪悪な出来事からできるだけ距離を置いた……。
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 古代ギリシャの哲学者エピクロス。
 偶然なのか必然なのか……、ラボックの著書で何度か登場していたおかげで、エピクロス学派の快楽主義がどういうものか、すぐにピンと来た。

シャルル七世の快楽主義について(2) - 歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世(しんの(C.Clarté)) - カクヨム


いやあ、まさかラボックの著書を翻訳した経験と知識のおかげで、シャルル七世に対する理解度がこれほど深まるとはね!!

小説の休筆期間も無駄ではなかったのだなぁ…🥺

シャルル七世とジョン・ラボック。
国と時代が違うものの、共通点が多すぎる2人。

ジョン・ラボック著『プレジャーズ・オブ・ライフ(The Pleasures of Life)』日本語版はこちらをどうぞ(↓)


ちなみに、noteヘッダーの画像はラボックの著書に出てくる挿絵です。
この人はアーティストではありませんが、鉱物や生物などの観察記録イラストがいくつか残っています。

続きはカクヨムにて。

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よろしくお願いします!



自著の紹介

既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』

2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。

新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』

ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。

web小説『7番目のシャルル』シリーズ

シャルル七世が主人公の小説(少年期編青年期編)連載中。


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しんの(C.Clarté)
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