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The Great Gatsby ➖自分自身と重ねる映画/本➖
自分みたいだ。
この映画を見た時の感想がそれだったことを思い出した。
僕にはずっと好きな女の子が一人いる。
上品で素敵な趣味を持ち、とてつもなく美しい女性だ。
自分はずっと体育会でスポーツをやってきて、有名私立大学に入り、広告代理店に入社し、転職で総合商社に入ったので、人並み以上にはモテてきた人生だとは思う。
でも、この子を超える女の子には遭ったことがないし、その子以上に人を好きになったことはない。
もうここ2年ほどその子を追いかけ続けているが、完全に振り向いてはくれない。
その子に対して、僕の思いつく限り最高のご飯を提供し、どこまでも尽くし、付き合ってからもこれを続けていくという意思を示し続けているが、全然振り向いてはくれない。
そこにGastbyと自分を重ねるし、も何なら原作者のフィッツジェラルドも重なる。
Gatsbyは第一次世界大戦に出兵する前にあった美しい女性、Daisyを追い続け、そのために金持ちになるために奮闘し、実際にとんでもない金持ちになり、彼女に見合う男になる。
フィッツジェラルドは、ずっと好きだったゼルダという女性にプロポーズするために作家として、成功するべく尽力し、実際に大成する。そして、ゼルダがパーティーに明け暮れ、最終的に薬漬けなってしまっても献身的に介護し続ける。
僕自身も手前味噌だが、大手広告代理店から財閥系の総合商社に転職で入社することができた。
彼女と出会ってから今の自分ではダメだと思い、そこに転職することができた。
彼女自身には僕に何もしていないが、僕に対しては勝手に大きなインパクトがあり、その子によって人生を大きく好転したのは確かだ。
しかし、最近はまだまだ足りないと思っている。
日本最大の総合商社に入っても、まだまだ彼女は振り向いてはくれない。
昔よりは遭ってくれているが、それをさらに超えるような人間にならないとダメなのだろう。
それこそ、上述の二人のようになにかで大成しなくてはならない。彼女が世の中に自慢できるような人間だ。
そこで今は、仕事の合間に脚本家になろうと日々仕事の合間に執筆をしている。
これを完成させて、世界に名だたる脚本家になって彼女が自慢できるような人になるしかないとさいきんは思っている。
先ほど、彼女にあって良いワインを沢山空けて来て酔ってる中で書いている文章なので支離滅裂ではあるかもしれないが、よってる今だからこそ本音で書けるのだろうと思う。
明日になって起きたら恥ずかしい文章なのだろうが、今思っている真実なので残しておこうと思う。
もちろんこのムーブ、一途であるというムーブが恋愛としては悪手であることはわかっている。
相手に余裕を与えてしまうし、現在二人で高いご飯に行って全て奢ることも、付き合わなくてもこれを続けることができると相手に思わせてしまうことが、自分の目標達成から遠ざけてしまう。
しかし、困ったことに相手を思って行動し続け、自分を向上させ続けるのも好きなのだ。
うまくいかないことがわかっていても、この恋を続けてしまう。
他人から見たら、著名人や空想の人物に自分を重ね合わせてキモいと思うかもしれないが、自分を向上させることができる恋愛をしている自分には満足している。
この自分を向上させることができる恋愛を続けられる限りはこれを続けていこうと思う。
結構は遠ざかるかもしれないが、自分を向上させ続けることができるならいい恋愛と言えるのだと思う。