海水塩をつくる
前々から、つくってみたかったもの。
作り方は、
「海水をろ過して、ひたすら煮詰める」
とシンプルみたい。
こんな声がちらほら。
・おいしい、驚いた
・荒い見た目
・とても柔らかい手触り
・しょっぱさも弱めで、使い勝手が良い
・旨みが強い
・まろやか
自家製の海水塩を作るレシピのnoteです。
こんな方はぜひ。
・塩にはこだわりがある
・DIY好き
・海が好き
レシピ 自家製:海水塩をつくる
材料:
海水 鍋1杯分
2Lの海水で、およそ50gの塩が出来上がる
道具:
○採取
ポリタンク(海水採取用)
中身がクリアに見えてスタイリッシュ。
ホイールが移動に便利。
取手が上部とサイド部にあるのが便利。
○海水濾過
コーヒーフィルターやキッチンペーパー(ろ過3回分)
ボウル
○煮詰め
ガスコンロ・カセットコンロ(野外で行う場合は焚き火台と薪)
鍋
木ベラ
お玉
ザル
作り方:
好きな場所で海水を採取する
・黒潮タンクに保管して、煮詰める場所に運ぶ
ザルとコーヒーフィルターやキッチンペーパーを使い、海水をろ過(1回目)して不純物や小さな生物を取り除く。
鍋にろ過した海水を注ぎ、木ベラでかき混ぜながら強火で煮詰める。
ある程度煮詰まって海水が白っぽくなってきたら、お玉で鍋の海水をすくう。ザルとコーヒーフィルターやキッチンペーパーなどを使って、海水をろ過(2回目)しボウルに移す。このときにフィルター内に残る白いものは、海水に含まれる石こう分なので捨てる。
鍋を一度きれいにして、ろ過した海水をさらに加熱し煮詰める。
海水が白くなってきたら、水分が残っているうちに火から下ろす。
お玉を使い、ザルとコーヒーフィルターやキッチンペーパーなどでボウルへとろ過(3回目)する。フィルターに残るのが塩、ボウルに落ちた水分がにがりになる。
フィルター内に残った塩を広げて、天日干しで乾燥させる。天日干しが難しいときは、フライパンなどで乾煎りする。
自家製塩の完成。
注意点:
・採取
きれいな海水を使用する。
海水採取の際は、うっかり足を滑らせないよう注意。
大雨や強風の日は、海水も濁っているうえに危険なので、避ける。
・火傷
加熱中は鍋と海水が高温になる。やけどに注意。
煮立った海水が飛び散ることもある、長袖や軍手などを使うと安心。
自家製アレンジ塩レシピ
せっかく作った自家製塩。
アレンジ塩って、いろいろあって楽しい。
天ぷらには、やっぱり抹茶塩
抹茶の香りが食欲をそそる抹茶塩。
お気に入りの抹茶と自家製塩で。
材料:
作りやすい分量
抹茶粉末 小さじ1
自家製塩 小さじ1(お好みで)
作り方:
自家製塩をすりこぎですり、粒を細かく砕く。
1.と抹茶粉末をよく混ぜ合わせる。
刺し身やステーキに、燻製塩
自家製塩にさらにひと手間をかける。塩を燻製すると、香り豊かに。
スモークチップや焼き網は100円ショップなどでも手に入る。
気軽に挑戦できる。
塩の量が少ないと焦げつきやすい。
燻製中は煙が出るため、換気扇の下で行う。
材料:
作りやすい分量
自家製塩 大さじ2
お好みのスモークチップ 6g
道具:
鉄製フライパン
フライパンに合う蓋
フライパンに合う焼き網
上記道具は燻煙がついてとれなくなる。燻製専用になってもよいものを使う
アルミホイル
カセットコンロ
作り方:
鉄製フライパンの底にアルミホイルを敷き、スモークチップを入れる。
その上に焼き網を置き、アルミホイルで皿を作って塩を入れる。
蓋をしめ、カセットコンロで中火にかける。
煙が出だしたら弱火にし、5~10分ほど燻製をする。
塩が薄茶色になったら完成。
好みの香りをまず見つけるのにチップのセットはお手軽にいろんな香りを試せる。
沖縄の海、好きさ〜
中世からの塩の産地。イギリス、マルドン。
オークで丹念にスモークした燻製塩。
ダンボールで燻製器、作ってみても楽しい。
こちらもぜひです。
奥深き燻製ワールドにはこちらもぜひです。
唐揚げなどの料理に、カレー塩
カレー粉ならではのスパイシーな味わいと、自家製塩の旨みが、唐揚げやフライドポテトの味を際立てる。子どもたちにも人気。
材料:
作りやすい分量
カレー粉 小さじ1
自家製塩 小さじ1/2(お好みで)
作り方:
自家製塩をすりこぎですり、粒を細かく砕く。
1.とカレー粉をよく混ぜ合わせる。
最後まで、読んで頂き、感謝です(ぺこり)
塩にしてみたい好きな海、ありました?
好みのアレンジ塩ありました?
「おいしい」
「大事に使うので、結果的に減塩になる」
「食育のきっかけに」
自家製の海水塩。
よければ、ぜひともです。