デザインのカケラ ビジネスモデルキャンバス
デザイン思考について学ぶ機会があったので、
学んだエッセンスを書いておく。
ビジネスモデルキャンバス
ビジネスモデルキャンバスはビジネスの構造を可視化したフレームワーク。
自社のビジネスモデルの優位性や競合に劣る要素、弱点などを洗い出し、より強固なビジネスモデルを創出するために活用される。
目的と特徴
目的:
ビジネスモデル全体を視覚的に把握し、共通認識とするため。
特徴:
ビジネス実行に必要な全体像を俯瞰できる
相互の関係性から埋めていくため、関係性を整理しやすい。
立ち上げ以降も使える。
事業継続を目的としたビジネスモデルのメンテナンスにも役立つ。
ビジネスモデルの9要素
1.顧客セグメント
サービスやプロダクトによって
誰に価値を提供できるのか
を表現する
こうしたい・こんなことを解決したい○○な人の形式で記載
例:
Airbnb
・Good:空家を有効活用したい不動産所有者
・Not good:30-50代、資産家
2.独自の価値提案
サービスやプロダクトによって
生み出される価値
を表現する
サービス、製品の売り、アピールポイント=競合優位性を示す
例:
Airbnb
・ホストは自分の空き家でお金を稼げる
・ゲストはホテルで味わえない現地の暮らしを体験できる
3.チャネル
顧客と
どのようにコミュニケーションし、価値を届けるか表現する
顧客とのタッチポイントとなる媒体や場所を記載
例:
Airbnb
・WEBサイト
・スマホアプリ
・SNS
・旅行ガイド
4.顧客との関係
顧客に対し
どのように関係を構築し、どのように進展させていくか
を表現する
深さと長さの観点で考える
例:
Airbnb
・相互評価制度
・カスタマーサポート
5.収益の流れ
提供する価値に対し
どのように、どれくらいの対価を支払ってくれるのか
を表現する
例:
Airbnb
・仲介手数料(ゲストに6-12%、ホストに3-5%)
6.リソース
価値を生み出して提供するために
必要不可欠な経営資源を表現する
有形資産だけでなく、ノウハウや経験、知識、システム、技術、知的財産といった無形資産も含む
例:
Airbnb
・空家を所有するホスト
・Airbnb従業員
・Airbnb技術プラットフォーム
7.主要活動
価値を生み出し提供するために
必要不可欠なバックステージ活動を表現する
例:
Airbnb
・WEBサービス開発
・スマホアプリ開発
・ホスト、ゲストの管理
・問い合わせ、クレーム対応
8.パートナー
価値を生み出し提供するために
自社だけでは賄えない主要活動やリソースを提供してくれる協力者・外部組織を表現する。
例:
Airbnb
・ホスト
・ゲスト
・住宅の保険会社
・投資家
・地元の旅行代理店
9.コスト構造
ビジネスモデルを運営するにあたり
発生するコストを表現する
例:
Airbnb
・サービス運営費
・人件費
・広告費
・保険契約料
使える道具は多い方がいい。
あなたの道具になりそうですか??
よければぜひ。