名前を覚えるって全てのはじまりだから
名前と顔を覚えるってのが、苦手な分野。
漫画で学ぶこともある。
多かったりもする。
なるほどね、と思った、ジルベールとヤンの会話。
店前の路地
手元の紙をブツブツ読んでいるジルベール。
後ろから、紙を見て声をかけるヤン。
ヤン:なんだそれ
ジルベール:うわ！あ、ああ、、
驚き手元の紙を地面にぶちまけるジルベール。
地面に散らばる紙。
拾うのを手伝いながら。
ヤン:びびりすぎ
ジルベール:ごめん
ヤン:履歴書？
ジルベール:あ、それ。マネージャーにコピーしてもらったんだ。名前と顔写真ついてる部分だけ、、、
ヤン:覚えようとしてたのか
ジルベール:なんとかレセプションまでに覚えたいんだけど、む、難しいね、、
ヤン:写真って、本物と印象違うこと多いからな
ジルベール:あ、なんで僕の写真混ざってるの！？ミシェルがふざけて入れたんだ
ヤン:それもかなりブサイクに写ってるだろ。
ガーンとした顔のジルベール
ヤン:本物の方が男前だって言ってんの。
拾い終わり、脇の階段に2人腰掛けながら。
ジルベール:ヤンは人の名前と顔覚えるの得意だよね。どうやってるのか教えて欲しいな、、、
ヤン:んー、よくやるのは自分から声をかけてその反応で覚えたり、、、眉が太いとかほくろがあるとか目が細いとか、そういう外見の特徴をよく見たり、あとはもう間違ってもいいから何かにつけて名前を呼ぶように意識してみたり。
ジルベール:じ、自分からかぁ、、、
ヤン:名前を覚えるって全てのはじまりだから
さもえど太郎「Artiste」
episode 13
一枚の皿に千のドラマ。
腕は一流、心は三流。気弱な料理人成長記。
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最後まで読んで頂き、感謝です(ペコリ)
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