モノと思い出
引っ越しが終わって1週間。
「あれ?引っ越しってこんなに大変だったっけ?」って思うほどバタバタしてました。
色んなものを捨て、色んなものを買い、とりあえず部屋がやっと落ち着いた。
本来モノを捨てられないタイプで、服も家具も10年以上前から私が使っていたものをずっと使っており、嫁さんが引っ越しの際に全部変えたいということで渋々捨てることになった。
どうしても「まだ使える」と思ってしまえるのだが、どうしても捨てなきゃいけない時は、今までありがとうと感謝を伝えるようにしている。その気持ちで日頃モノに感謝すると意外なところでなにか返ってきたりする。
今回の引っ越しで、前の家を空っぽにしたあと、粗大ゴミで捨てようとしていた掃除機があった。
その掃除機は長年使っていて壊れて動かなくなっていたのだが、前の家を掃除してた時、最後に掃除機をかけたいなと思って、なんとなく電源を入れてみたら、変な音を鳴らしながらゴミを吸ってくれたのだ。
全部掃除機をかけた後、その掃除機はコココココ…と言いながら静かにまた動かなくなった。
10年前、一人暮らしをする時に電気屋に閉店10分前に入って、一番安い掃除機を買って、以降ずっと使っていためちゃくちゃうるさい掃除機だった。何故か排気ファンが前に付いてて、吸おうとしたらゴミが飛んでってしまい、だいぶコツのいる掃除機ですごいムカついてたけど、最後の最後に頑張ってくれたことに本当に感謝してる。
こたつ布団も、座椅子ソファも、テレビ台、空気清浄機、ラックも色々ありがとう。
ひとつひとつ思い出があるし、実際に店に見に行って手に取って買ったモノたちだから、なんだか寂しいけど、おれはこれからも頑張るよ。
引っ越した先ではネットで家具を買って、イメージと違かったり、傷等で返品交換したり、何だかなぁと思いながら買ったけど、大事にするようにするよ。
なにが言いたいかわかんなくなっちゃったけど、今の家は快適です。以上。