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初釜2023

 少し前のことになりますが、9日の月曜日(成人の日で祝日)に初釜をしました。義父が作陶した器に夫がお茶を点ててくれるわが家の恒例行事です。

 いくつかある天目茶碗の中から、今年選んだのはこの2品。

私達夫婦は「火焔」と呼んでいる茶碗。揺らめく炎のような情熱的な窯変(ようへん)です。そして、底に近い部分の10時の方角には小さく木の葉が焼きつけられています。


私達が「水底(みなぞこ)」と呼んでいる茶碗。紫を帯びた地にうっすらと木の葉が焼きつけられていて、上品です。


 お抹茶が入るとこんな感じ。

火焔


水底


 御茶菓子はひとくちサイズのチョコレートにしました。

こちらは木の葉の白天目の盃を小皿として使っています。


 わたしは義父の陶芸作品がとても好きなので、年の初めにそれを使わせてもらってお茶を味わうと、いい意味で気持ちが引き締まります。

 ちなみに、お茶の作法にはあまりこだわらず、夫と一緒にお茶と器を楽しむ時間を穏やかに、そして静かな心で過ごすことを大切にしています。

柔和で穏やかな霊という朽ちないものを心の内に秘めた人でありなさい。これこそ、神の前でまことに価値があることです。

ペトロの手紙一3:4 新約聖書 聖書協会共同訳


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真帆しおん*MAHO Shion
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