胸を打つクリスマス休戦と、戦争のむごさ◇『銃声のやんだ朝に』
1914年のクリスマス。
第一次世界大戦のさなかにあって、前線で対峙していたイギリス軍とドイツ軍の兵士たちは、いっとき休戦し、ともにクリスマスを祝った。互いの塹壕に挟まれていた戦場は、つかの間、サッカー場に――。
実際にあったというクリスマス休戦を題材に、17歳のサッカー選手を主人公にして描かれた物語がこちらです。
ジェイムズ・リオーダン『銃声のやんだ朝に』
(残念なことに、版元絶版になっているみたい。古書なら手に入るかもしれません。私は図書館から借りて読みました)
物語の後半で描かれるクリスマス休戦の様子は感動的です。
でもこの作品の本当のすごさは、戦争のむごさや理不尽さを克明に描き出していること。そして、平和への切実な願いがこめられていることです。
平和を願い続けること。
平和を求め続けること。
そして、身の周りに小さな平和を生み出していくこと。
それが大切ですね。
◇見出しのイラストは、みんなのフォトギャラリーから
lisa500mlさんの作品を使わせていただきました。
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