カトリックのお祈りの本
不思議な巡り合わせで、カトリックのお祈りの本が私の手に届きました。昭和46年が初版という、昔の本です。長く、たくさんの信徒を支えてきたものでしょう。
私自身はプロテスタントの教会で洗礼を受けたクリスチャンですが、祈る気持ちに教派は関係ないと考えています。カトリックのお祈りの本は前から読んでみたかったし、大切にしていこうと思います。
今日開いたページには、エフェソの5章8-9節がありました。
手元の本に掲載されているのは昔の翻訳で、イエスをイエズスと表記している時代のもの。それも味わい深くで好きだけれど、私の知識では原典が何訳の聖書なのか特定できないので、ここでは現代の聖書協会共同訳で引用させていただきます。
口語訳も素敵なので並記しておきます。
以前は闇の中にいたけれど、今は神さまのおかげで光のうちに。
だから光の子らしく生きなさいと諭してくれる聖句。
善意と正義と真実をまっとうして歩んでいけば、その中に光は実を結ぶ。
その実を誰かに届けることもできるだろう。
そんなふうに読みました。
光の子らしく生きるのは難しいことですが、難しいからこそわざわざそれを諭す言葉が聖書に出ているのだと思います。
みんな辛いし、苦しいし、洗礼を受けても迷うし悩みます。
それでいいんだ、と考えることにしました。
人は完璧にはなれないから、光であろうと努めていないとなかなかそうはできないし、努めていてもできるかどうか。
だけど、そうやって歩む姿を神さまは愛して見ていてくれるのです。
◇見出しの写真は、みんなのフォトギャラリーから
chona_illustさんの作品を使わせていただきました。
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