ホサナ ~今日は2023年の棕櫚の主日
来週の日曜日はイースターです。
イースターといえば復活祭。イエス・キリストの復活を思って喜びを分かち合うお祝いの日ですが、復活の前にはご受難と十字架上の死があります。
今日から始まる1週間は、その道のりを思って過ごす受難週と呼ばれる期間。始まりの日である今日は、棕櫚の主日と呼ばれています。
棕櫚の主日は、イエス・キリストが地上の生涯で最後にエルサレムを訪問した日。ロバに乗ってやってきたイエスさまを、棕櫚(原語ではナツメヤシ)の枝を手に持った群集が、「ホサナ」と叫びながら迎えたという聖書の中のエピソードにちなんでいます。ホサナは、もともとはヘブライ語で「どうかお救いください」の意味。
ここから受難の物語が始まり、洗足の木曜日、最後の晩餐、イエス・キリストの捕縛、裁判、十字架へとつながっていきます。
過去の棕櫚の主日に公開した記事をふり返ってみました。
さて、今年はどんなことを思うのかというと、「信仰は平常心で」ということ。
聖書の中のエピソードに過度に感情移入したり、大袈裟に反応したりするのではなく、現在の日常生活にまず感謝しながら、あてはめられる部分はあてはめて自分自身を内観していく、という感じでしょうか。
劇場型の信仰にならないように、というのはいつも思っていることですが、特にイースターやクリスマス、ペンテコステの前後では「現代の日常で生きる信仰の仕方」をよりいっそう意識したいと思うのです。
◇見出しの写真は、みんなのフォトギャラリーから
hanakokoroさんの作品を使わせていただきました。
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