野球は監督からサインがあるスポーツ
野球は当たり前にサインがあるスポーツです。監督が打席や塁にいる選手にどうしてほしいかをサインを通じて指示します。それはバントや盗塁かヒットエンドランなのかはわかりません。
ほとんどのチームでサインがあると思う。選手がこの場面、こうしたほうがいいのではと考えるのではなく、監督が展開を判断してサインを出す。監督がどういう傾向にあるのかは選手が一番わかると思うので、それに合った動きをして結果を残せれば試合に出る確率は高くなり、レギュラーにもなり得ると思う。
逆に今の野球界はサイン通りにできない選手の方が使われずらい。それぐらい監督の指示をちゃんとできるのかってところが野球選手として重要なのかもしれないです。
野球をやるのは誰かと聞かれたら...
選手です。グラウンドにいる選手が一番信用できますよね。サインあるほうが、ないほうがいいという話ではなくて、監督と選手の思っていることが一致しているチームはきっと勝ちに繋がりやすくなると感じます。
現在の高校野球で『ノーサイン野球』を体現しているのが富岡西高校(徳島)と常葉大菊川高校(静岡)
他にもあるとは思いますが、甲子園にも出ましたし該当する記事を貼ります。きっと選手は監督を信じてると思いますが、選手が自己責任で野球やってるのかなと感じました。
2019年に選抜甲子園出場した富岡西高校であれば、その年の選抜で優勝を果たす東邦高校と対戦。堂々と試合してたし、むしろ互角。惜敗はしたけど、十分王者と戦えてました。
同年夏の常葉大菊川であれば選手が打席に入ればベンチにいる監督なんて一切見ずにフルスイング、バント、盗塁。それでしっかり勝っちゃうんだから素晴らしいなと。
でも思い返すと、小学生で野球を始めたときって細かいサインがなくて思いっきり振って、走ってましたよね。それが学年を上がることにどんどん野球が細かくなるからなのかもしれないけど、小さくまとまってしまいがちです。
サインがあるから、指示待ちになってしまう、小さくまとまってミスを怖がってしまう。打席に立つと打つしかない2ストライクになっても監督のサインを見ている選手もいる。ここに関してはなんでも監督のサインが全てとしてしまうと、何もできない。よく高校時代の監督が「打席に入ったら、マウンドに上がったら、守備に就いたら誰も助けてくれないよ。苦しいときになんとかできるのがいい選手」と言ってました。
バスケやサッカーの子供達から人気のスポーツはというと、監督からのサインなんてありません。自ら考えて動いて、守って、攻撃するスポーツですよね?
気持ちバスケやサッカーやってた人の方が自主性あるし、自立しているような気がします。ただこの社会情勢を含め、世の中の変化はものすごく早く動いているのでスポーツの動きもすごく早くなります。
自身は社会人になって一番困ったのは「指示受けることに慣れてしまっている」指示がないとどうやって動いていいかわからないからです。高校時代の監督が「自分で気づけ」ということを口うるさく言ってました。このことなんだと。
「大人と大人の関係って知ってるか?俺はまだお前らが成長できると思うから指導するけど、何を言ってもダメだと思ったらどうすると思う?無視をする。そうならないように筋を通した行動をするんだぞ」
高校野球引退し終わった後に監督から言われた言葉です。
学生時代の仲間はそういうことありませんでしたが、社会人になるとハッキリと感じました。自身であれば人柄のことよりも、仕事ができない加減で。笑
話を本題に戻しますが、どんどん野球界は進んでいるので『ノーサイン』で野球するチームが増えてくるのではないかと思います。グラウンドでプレーしていきながら感じたことをその場で体現できる選手がいることが強み。
こう書きながらも所詮まだ高校生。自分の中で判断できないことがあるときは当然、指導者を頼りたくなる。そういうときのために指導者がいるのかもしれませんね。
スポーツは奥が深いと本当に感じます。