『勝利至上主義』について思うこと
学生スポーツによくあることという前提でお話しています。
結論から話すと自分は何も問題ないと考えています。世間はどうしてこれだけ騒ぎ立てるのか。
自身は東京の高校で野球をしていました。公立なので部員は全員東京の出身です。東京には野球の強豪校が多いです。全国から集まってきて甲子園出場、プロ野球選手になることを本気で目指しているので覚悟が違った。中学生で親元を離れて寮生活するなんて自分では考えられなかった。東京が好き、家族大好きだったので。(笑)
高校バスケでいうとセンタープレイヤーが海外から身長2m級の留学生ということがあります。メインは国際交流が目的だと思いますが、高校スポーツで海外から生徒が来る。国を離れるのだからこれもすごい覚悟。応援しない理由がないですよね。でも多少批判はあるそうです。どうせ勝利至上主義だって言われているんでしょう...
私立は勝利を求めて戦う。成績を出さなければクビになる。だからといって公立が甲子園へ行っちゃいけないなんて理由はない。強豪私学をやっつけるぐらいの力は当時の母校は十分にありました。
夏の大会前、うちの監督はよくこんなこと言ってました。
優勝しなければ、準優勝であっても1回戦負けと一緒。ナイスゲームの負けなんて必要ないし、惜しかったなんてないよ。負けは負け。
負けから学ぶこともあると思いますけど、やっぱり勝利はいい薬。勝って得られるものの方が断然多いと思います。日本の学生スポーツにはどうしてもリーグ戦という概念が薄いため、勝てばそこで終了のトーナメントでは調子の良い選手を使い続けるという傾向にあるのは致し方ないところもある。
昔徳島県に出向勤務をしていました。
休日に高校野球の県大会を見に行ったときでした。県外からの野球留学が多い学校に対して、観客からの心無い野次がもうひどすぎた。。志を持って親元を離れ高校進学した未成年に対して...
高校生でも文化に慣れて、そこで生活して、お金落としているわけだから。普通の人間ですよ。
どうしても地方であればあるほど高校スポーツは地域に根差している高校を応援しやすいため、私学がどうしてもヒール役になる。頑張っていることに対しては学校関係ないからな。確かに高校生のとき神宮で試合をしているとき都立の方が圧倒的に応援されやすいとは感じていました。
私学であれば公立に対して上から見下しても全然いいと思う。練習量、環境、覚悟は全然違うから。公立であれば私学に対して、胸を借りるではないが全員で束になって向かっていけばいいと思う。この縮図を見れるからスポーツは面白いんだけどな。そもそもスポーツに私立も公立もないと思ってるけど。
未成年の高校生に対してもっともっと寛大でいきましょう!