環境は言い訳にならない
「都立なのによくやった」
ベスト16やベスト8まで勝ち上がると間違えなく言われる言葉。
確かに東京都で言えば圧倒的に私学が強いです。特にここ最近は都立が割って入るところがないぐらい私学は負けてくれない。
恩師である有馬信夫監督は自らが1999年に都立城東を東東京勢初の都立高校甲子園出場の快挙を成し遂げた第一人者だから、言い訳にしか聞こえてない。都立城東も平日は他部活動と共用だけどグラウンドで授業が終わればすぐに練習ができます。
我が母校である都立総合工科は校舎の目の前に中堅120m、両翼91mの野球専用グラウンドがありました。授業が終われば即練習できる環境です。有馬監督が赴任していた都立保谷、現在赴任している都立足立新田も他部活と共用ながら目の前にグラウンドがあります。授業終われば即練習できる環境です。
東東京を代表する関東第一高校であれば千葉県白井市に専用グラウンドと合宿所があります。二松学舎大付高校であれば千葉県柏市に専用グラウンドと合宿所があります。校舎から移動時間が往復1時間以上もあるわけです。
私学であれば野球推薦もあって、選手の「意識」「質」は違うと思うけれど時間に関しては私学も都立も平等ですよね。だからその環境は決して言い訳にはならないということ。
都立の選手でも意識高く練習に取り組めば、十分に勝負できるチームになれる可能性があるわけです。
選手スカウト、環境、学校の協力体制等々は私学が有利なんですけど、有馬監督は圧倒的に私学が強い東京で1999年に優勝し、結果で周りを黙らせて証明してくれた第一人者でした。
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