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お涙頂戴の高校野球

自身の母校である都立総合工科。
2007年に入学。前年2006年に統合を経て開校された新設校でした。

このnoteでも紹介していますが、甲子園監督である有馬信夫監督を慕って入学しました。1個上の先輩しかしないなどの様々な理由もありました。

現役時代は本当に厳しかったですがどの部員にも平等にチャンスがあり、平等の態度で接します。そういう監督なので、部員も悪口言う奴なんていなかったし(独特な口調をされる監督さんなのでモノマネする奴はいました...)、むしろ部員からも信頼がある監督です。

下記はスポーツメディアの『リアルスポーツ』で高校野球によく見る負けて号泣するってところに触れてる記事です。その記事で有馬監督のことが紹介されていました。

泣くな!

有馬監督らしい言葉です。
有名な指導者である以上、いろいろな記事で取り上げてもらっているので知っている方も多いですが、有馬監督が率いる高校は最後の夏に負けても『涙厳禁』でした。実際に夏の大会前のミーティングでも言われていたので間違いありません。練習中でもすぐ泣く奴だとかには自分も含め厳しい言葉がありました。。。

夏の大会では準々決勝でサヨナラ負けしてしまい更衣室でかけられた言葉は『お疲れ様』...ではなく『情けない!』でした。(笑)

もっとやれたと。ここで満足していたと。
こんな監督いないでしょうね。負けてもうちの監督って厳しいです。もう終わってしまったかあって放心状態から一気に目覚めたのは心臓が覚えています。負けてカミナリを落とす監督でした。当然部員に泣いてる奴なんていなかった。

なぜ泣いちゃいけないか?監督の言葉です。
「野球で負けただけで人生では負けてない、高校野球なんて通過点に過ぎない。人生での負けが決まっていないんだからここで泣いたら負けを認めることになる」

こういう教えが自身に刷り込まれているので、昨今の高校野球を観るとうずくまって起き上がれない。人生終わったような絶望的な表情をしているのがちょっとやり過ぎなのではと感じてしまう。そういう風潮に現役球児が影響されている。

カメラの前で親に手紙を読む。テレビも感動してもらうような演出、泣かせにいっててちょっとヤラセ感がすごい...感謝の気持ちは自宅で伝えたらいい。

本気で野球に懸けてる気持ちから涙が出てしまうっていうのもわかるんですが、高校野球は学生スポーツであり終わりが決まってる。人生の方が長い、死んだら人生は終了。

自分も泣いちゃいけないって思っています!

もっと寂しいこと、悲しいことなんていっぱいあるぞと。
親が好きなことを我慢して大好きな野球ができています。負けて大泣きするよりも、仲間への感謝と親への感謝を笑顔で伝えれるようにしてみませんか?

高校野球も夏の甲子園を懸けた予選がもうすぐ始まるので、こういう内容で書いてみました。

ありがとうございました。

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新町真之介|Shinmachi Shinnosuke
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