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甲子園は通過点です【書籍の感想】

深く深く野球の在り方についてとても考えさせられる、考えることができた本でした。

自分が卒団した世田谷西シニアであれば「高校野球からが本番」、高校で言えば「野球を通じて立派な大人になることの方がはるかに大事」と常に先を見据えて指導してくれました。

指導者として甲子園しか考えておらずコロナが気づかせてくれたこと、自分の現役時代と同じ思いをさせたくないと思い指導者になった、選手のことを考え県連盟でルール改正に踏み切ったこと、将来を考え登板回避したこと。

まだまだ旧態依然な部分が多いんだなと感じつつ、この本に出てくる指導者で言えばごく普通のことでやっていて、野球界に一石を投じたとも思ってないんだと思う。

同時に選手は指導者がアップデートされることはなく信用していないから、選手自身で情報を取りにいっている。情報弱者はアスリートとして生き残っていけない。

考え方もそうで漫画見るぐらいなら、テレビ見るぐらいなら野球のために費やした方がいいよねという話。昔よりも今世代の野球選手の方が取り組む意識は高いように思えます。

選手は選手でよく考え自分のことを守ることは大事。今後は誰に教わりたいかよりも誰であれば自分のことを壊さず守ってくれるのかって進路の選び方になるのではと思いました。

サッカーコンサルタントの章は是非読んでほしいです!

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