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たりないふたり。

明日のたりないふたりを観た。

コロナ禍になりはや1年。俺は一年前にhuluでたりないふたりに出会った。
ふたりに出会い「たりない」という言葉、たりないという事に出会った。そして、新米の僕を10年近く前の二人が仲間に入れてくれた。いや、勝手に仲間に加わった。

俺は、カッコよく見えるように、カッコつけて生きてきた。たりないから、たりて見えるように。

でも、意味はなかった。たりて見えるどころか、余計にたりなさを強調していた。

そんな時に、ふたりに出会った。そのままのお前で良いんだよって言ってくれてるようだった。

嘘の皮を被った人間がかっこよく見える訳なかった。
でも、二人が”たりないふたり”であるときは生身の山里亮太を、生身の若林正恭を見せてくれた。すっごくカッコよかった。

ライオンが立髪をセットしてもカッコよくは見えない。
ボサボサに生えて、しまうまを噛み裂き、口周りに血がついたあの姿が一番かっこいい。生々しい姿が、生き様がかっこいい。

”たりない”ままで良いわけではないが、”たりなく”ても良いと思えるようになれた。

DJ松永さんの言葉を借ります。
俺は誓いました。あなたのように生々しく生きていこうと。

ありがとう、山里、若林。

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