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三女の名言 其の参「大丈夫、モジャモジャだから」【伊勢さんちの四姉妹】

「わーい、お茶だお茶だー!」の台詞といえば、さくらももこが生んだ史上最強のゆるキャラ「コジコジ」を思い出す方も多いと思うが、我が家の三女はお月様のような丸顔と言動から、たびたび、「コジコジか!」と突っ込まれるほどのコジコジっぷりを披露してくれる。

コジコジ展、行ってきました。

最近では、「ん?なんで?」などと聞いてくるときなんかは、もはやコジコジの実写版を見ているかのようである。

そんな彼女の名言は多く、というか、おそらく言葉をある程度操れるようになる3歳児あたりはどこのご家庭でも毎日のように名言が飛び出ているはずで、忘れないうちに、少しずつこの場で小出しにしていけたらと考えている。

まさかのコジコジとの共演。

父の髪はモジャモジャ

なにやら、私の周辺で流行しているのか、同世代あたりのお父さんたちのヘアスタイルで、ツーブロックにパーマなスタイルをよく見かける。

かくゆう、私も同じ髪型のひとりなのであろうが、我が家での私のあだ名は、「モジャモジャ」だ。子どもらは特にそうなのだろうけれど、身体的特徴はあだ名にしやすく、長女から三女まで、もれなく、「モジャモジャ」、または、「モジャ」と呼ばれることが多々ある。

ツーブロック×モジャモジャな父。

コロナ禍でマスクを着用するようになり、人と会う際、これまでだと顔認識で覚えられていたものが、顔ががっつり見えないため、はじめて会う人をインプットしづらくなってはいないだろうか。そういったこともあり、髪型がモジャモジャしていれば、初対面だとしても結構印象づけられるのではないか、という視点で、コロナ禍にモジャモジャしたのがはじまりだが、なんだかんだで気に入っている。

朝、髪型をいちいちセットしたりする必要もなく、濡らしてムースでワシャーってやって終わりなので、とてつもなく楽というのもあり、そこそこのイメチェンにもなるので、世のお父さんたちにもオススメだ。

って、何の話なのか⁉︎ というツッコミが聞こえてきそうなので、本題に移ってしまおう。

うちのパパは……

先日、幼稚園で初の父親参観があった。

コロナ禍で、何かと幼稚園や学校は、こういったイベントを控えがちだけれども、普段の様子が見られない幼稚園生活を垣間見えるのは、お子をもつ親としては是が非でも開催してほしいイベントのひとつである。

さて、そんな参観の前日、三女と我が家の母ちゃんと、三女と仲良しな女の子とそのお母さんの4人で話すタイミングがあった。

「明日は父親参観だねー!」と、はじめての参観に向けて、少しでもテンションを上げてもらうためにかどうかは知らないが、母たちがそんな会話を繰り出した。その際、お友達のお母さんが、別れ際にこんなことを言ってきたという。

「うちのパパは、髪が白髪で、お月ちゃんのパパみたいに若くないから、びっくりしないでね!」

なるほど、我が家もすでに中学生な長女がいるわけなので、決して若くはないのだが、三歳児な三女世代は、これまで自分の父親以外の「お父さん」とはそんなに触れ合ってはいないのだろうから、世の「お父さん」すべてが自分の「お父さん」と同じ風貌だったり、同じ年齢層だと勘違いしている可能性もなきにしもあらずなので、だからこそ、「びっくりしないでね!」と、お友達のお母さんはあらかじめ前置きをしておいたのかもしれない。

とはいえ、そんなお言葉を投げかけられた三女は、そんなご配慮のひとカケラも伝わることなく、見事に御見事なカウンターをお見舞いしてくれたのである。






「あ、大丈夫!うちのパパはモジャモジャだから」



そゆことじゃねーし!笑

髪の毛で対抗してどうすんだし!笑

そして、「大丈夫」の使い方よ!笑

つまりは……。

「うちのパパ、白髪なんだよねー」

「いやいや、そんなこと言ったらうちのパパはモジャモジャだから!」

みたいなニュアンスなのだろうか?笑


いやぁ、面白い。

切れ味最高のリアクションだよ、ほんと。

その場も爆笑の渦に包まれたそうだが、このように、言葉を覚えたての子どもたちの、ちょっとズレたおとぼけ発言ほど面白いものはない。

芸人も顔負けのボケっぷりに拍手!

ある夏の昼下がりのお月ちゃんとモジャ。

引き続き、大人が思いつかないような最高級の名言、よろしくお願いしまーす!

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