「ネバーエンディングトイレパニック」【伊勢さんちの四姉妹】
お子さんがいる家庭だけでなく、全体的に新生活が始まる4月。
季節も移ろうことで、人の気持ちも移ろいがちで、とにかく新しい生活様式についていくのがやっとという方も多いだろう。
ひとまずな一ヶ月をなんとか激走したあとにやってくる大型連休を経ると、人は憂鬱になりがちだ。
「五月病」というのは言葉がひとり歩きしているわけではなく、これは起こるべくして起こりがちな現象で、大人だけでなく子どもだって等しく精神が安定しなかったりする時期なのである。
職場である編集部にも、変わった電話が頻繁にかかってくるようになるのがこの時期で、それは毎年必ず台風がやってくるように、例年コンスタントにかかってくるわけなので、誰もが不安定になる可能性がある季節ということなのかもしれない。
胃腸炎パンデミック
我が家はこの4月から、長女が中学生、三女が幼稚園と、入学式&入園式をこなしつつ、新生活がスタートした。
が、すでにさっそくスタートでつまづく。入園式の翌日から三女が「胃腸炎」にかかり、その後、一家全滅のパンデミックが起こり、最初の1週間を休まざるえない状況に追い込まれたのだ。
スタートダッシュに出遅れたことで、長女も三女も学校&幼稚園生活に不安を残し、通学&通園時の精神が安定しない状況が続いている。
三女でいえば、幼稚園に送る際に泣きじゃくってしまい、なかなか母親から離れられない。もちろん、幼稚園に行くこと自体が嫌ではないようなのだが、とにかく何かよくわからない不安に苛まれるようで、それが払拭できないために拒否反応を示してしまうようなのだ。
長女は、知り合いがひとりもいない環境なので、新しい人間関係の構築に手間取っている。しかも、公立の小学校から私立中学なので、学校側から求められるものもハードルが上がり、チャランポランに生きていた小学校生活とのギャップに戸惑っているようだ。
彼女たちの祖母曰く、「大人でも新しい職場に行けば慣れるまでは憂鬱で仕方なかったりするんだから、子どもたちが不安定になるのは当然だよね」。
おっしゃる通りな上に、我が家は今年四女が誕生したばかりなので、何もかもが目新しく、次から次へと対応しなければならないことが湯水の如く湧いてきて、誰もが日々の生活にいっぱいいっぱいとなっている。
ということで、いまだかつてない程に「ザ・新生活」な状況にあるわけなのだが、今回は、そんな我が家のパニックになりがち話を披露しようと思う。
どこの家庭にもあると思うが、家庭内パニックあるあるのひとつである。
同時多発トイレパニック
なぜだかわからないのだが、誰かがトイレに行くと、同時多発的にトイレに行く人が増えはしないだろうか。
あくびと同じなのか、とにかく、トイレは伝染する。
我が家以上の大家族はたくさんあるが、例えば我が家で、「トイレ行きたい!」が同時多発的に起こるとどうなるか?
よくあるパターンを紹介しよう。
まず、だいたいが、四女のオムツを替えるタイミングから始まることが多い。
生後まもない赤子が泣きじゃくるとき、考えられる大まかな理由は2つある。
1、乳をよこせ。
2、オムパン内が気持ちわりい。
以上である。
もちろん、どこかが痛いとか、そのほかにも涙の理由はあるにはあるが、生まれたての赤子の場合、基本的にはこの2つを押さえておけば問題ないだろう。
んで、「乳はさっきあげたばかりだから……」とくれば、考えられるのはオムツである。
「さあ、オムツを替えて、キレイキレイしましょうねー」
と、言いながらオムツをひっぺがした瞬間である。
「パパー、トイレ行きたい!」
と、まずは、三女がのたまう。
「ちょ、ちょっと待って!」と言っても、我慢が難しいお年頃な3歳児なので、いったん四女のオムツ替えをなかったことにして蓋をして、三女を急いでトイレに連れていく。
と、思ったら、そんな時に限って長女や次女がトイレを使用していたりして、トイレの前で「早くせい!」や「漏れるで、しかし」とドアをトントンノックしながら、中の人たちを煽る煽る。
いやはや、かなりギリギリでなんとか三女の用足しが間に合ったと安心し、リビングに戻ってきて気を取り直して四女のオムツ……と思いきや、今度は、我が家に2匹いるチワワたちがトイレで大きいほうをカマしてくる。
次から次へとなんなんだYO!
と、うっかり、もはや表現としても古すぎる「YO!」を思わず使ってしまうほどに大パニックになりながら、犬たちのトイレシートを替えて、ようやく四女のおむつへとたどり着くことができるのだ。
いや、むしろ、三女は小さいほうと大きいほうを小分けに実施しがちなので、四女のオムツを替えたタイミングで再び「トイレ!」と叫ぶこともある。
そうこうしているうちに、最終的には私自身も行きたくなり、結果、トイレパニックは一度勃発すると、なかなか収束することはないのである。
(※むろん、ここに母もいるわけなので、この流れに母が組み込まれることも大いにあり得る)
持続可能すぎる、ネバーエンディングなトイレストーリーが、日夜我が家では繰り返されているのだ。
さて、この話のオチは何か?
そう、冒頭で起こった「胃腸炎パニック」は、つまりは、ひとたび誰かが感染すれば、誰ひとりとして感染を免れることができない、ということでオチとさせて頂きたい。
いくらトイレを毎度毎度除菌していたとしても、これだけ使用頻度が高ければ、なかなかどうして除菌しきれなかったりするわけで……。
補足事項として、それだけ使われることが多いトイレなので、ご多分にもれず、我が家のトイレットペーパーの消費量もハンパない。
だからこそ、我が家が必ず毎年、ふるさと納税で頼んでいるものは……。
どん。
長期保存が可能な災害時用のトイレットペーパー群!
ほんとあっという間になくなるので、常にローリングストックしているのだが、ふるさと納税で最もオススメなのは、これの定期便。
有事の際、せめて1ヶ月分くらいのトイレットペーパーは、日頃から確保しておくとよいかもしれない。というか、プチ大家族としては、そうするように心がけている。
いつ、また、胃腸炎パニックが起きてもいいように……。
おわり