SHINKUKAN Podcast#131 中村ピアノ Part2
SHINKUKAN Podcast#131は中村ピアノさんをゲストに迎えた後半のテキストバージョンです。
おはようございます。音楽プロデューサー音楽グローバルマーケッターのWELCOMEMANです。
この番組は世界で今最も注目浴びてるアーティストから世界のミュージックアワードに関連する楽曲を紹介しつつも日本の素晴らしいアーティストや音楽もお届けしていきます。
世界と日本の架け橋となる音楽情報発信基地になることを目的としております。
ということで、中村ピアノさんをゲストにお迎えしたスペシャルゲストアーティストウィークトークセッションの後半戦でございます。
今回も非常に勉強になり、そして楽しいトークセッションなっておりますのでぜひ最後までチェックしてください。それでは先に楽曲紹介したいと思います。中村ピアノで「火傷」です。
WELCOMEMAN:お送りしたのは中村ピアノで「火傷」でございました。前回に引き続き、今回のスペシャルゲストの中村ピアノさんです。よろしくお願いします。
中村:お願いします。
WELCOMEMAN:「火傷」この曲は前回、亀田誠治さんにいいよって言っていただいた曲?
中村:そうです。
WELCOMEMAN:素晴らしい。その歌詞の内容とか、曲のコンセプトとかをちょっと伺ってもいいですか?
中村:私の実体験をもとに曲を書いてるんですけど、とても大好きな人がいて、でもその人とうまくいかなくて、自分の気持ちが伝わらなくて、あなたのせいってサビで歌ってるんですけど、いいことも悪いこともあなたがいるおかげで私は今生きてるっていう曲ですね。
WELCOMEMAN:めちゃめちゃストレートですね。なるほど。曲は全部ご自身の実体験がほとんどですか?
中村:そうですね。それを膨らまして書いたりとか、妄想はするんですけど、ファンタジーで書いたことはなくて。
WELCOMEMAN:へえ、なるほど。前半では今までの音楽を始めたきっかけから今までに至るまでっていうのをいろいろと伺ったんですけど、そこから気になったキーワードやさらに中村ピアノというアーティストはどういう人なんだっていうのを深掘りしていきたいんですけど。
中村:はい。お願いします。
WELCOMEMAN:まずリハでもお話させてもらってたんですが妄想好きですよね?
中村:好きです。
WELCOMEMAN:常に何か面白いことを頭の中で考えていることが大好き。
中村:はい。
WELCOMEMAN:なるほど。今さっきのお話もそうですけど、その妄想と実体験が何かリンクするタイミングとかってあるんですか?
中村:恋愛の曲は結構いっぱいあって、好きな人に対して憧れて、あの人はきっと今頃こうしてるな、自分が彼女だったらこんな感じかなとか、最後に振られるまでを妄想して、実際よく振られるのでやっぱそうだったなって思って曲作ろうみたいになったりとか。
WELCOMEMAN:なるほど。
中村:なので妄想で失恋まで考えてしまいます。
WELCOMEMAN:妄想でフルアルバムができるぐらいの量はありますね。なるほど。理想の男性像というか、ご自身が好きになる方ってどういう方が多いとかあるんですか?
中村:これが全くなくてですね。見た目がこうとか性格がこうとかは何にもないんですよね。構ってくれればいいみたいなぐらい。
WELCOMEMAN:ご自身としては構ってほしい、相手してほしいみたいな感じですか?
中村:一緒にいたい。話を聞いてほしいっていうのはありますね。
WELCOMEMAN:なるほど。常に一緒にいたいとかではなく、コミュニケーションを常に取りたい?
中村:そうですね。
WELCOMEMAN:なるほど。その恋愛の中でいろいろあったことがこの「火傷」に全部入ってて凝縮されてると。
そういういろんな性格のところをちょっと伺っていきたいんですけど、何か妄想好きで、コミュニケーションの部分とかも伺いたいんですが、前回、中学生の時になんか1人ぼっちになっていってる感覚があるっておっしゃってたんですけど、コミュニケーションが得意とか苦手とかご自身はどういうふうに思われてますか?
中村:うわーもうすごい苦手だと思ってます。だから初めましての方はまだいいんですよ。2度目ましての方に一番何を話していいのかよくわからなくて、今日、天気いいですねって言って、しーんとなったりとか、なんか初めての方は、どこから来たんですかとか何々ですよねとか言えるんですけど、なんかあんまり得意じゃないですね。
WELCOMEMAN:逆にぐっと踏み込んでしまうみたいな。例えば広く浅くお付き合いするってよりかは深く自分のことをよく知って相手のこともよく知ってっていう関係の方が多分、中村さんは好きなのかもしれないですね。
中村:そうかもしれないです。仲良くなるとずっと仲いいんですけど、その表面的な付き合いってのはあんまりできなくて。
WELCOMEMAN:なるほど。その思いとか、普段妄想されてるのが全部音楽に昇華されていってるんでしょうね。
なるほど。前回もありましたが、猫ひろしさんともユニットやられてたり、燃えよギター!燃えよ鍵盤!からもすごいメッセージ性とか、パワーを感じるんですけど、ライブでは心がけていることとかあるんですか?
中村:ライブはもう思いっきり歌うだけです。本当は何かいろんなこと気にしてウジウジしてるんですけど、もう自分が楽しんで歌うぞっていうのを来てくださる皆さんに見てもらいたいなっていうのはありますね。
WELCOMEMAN:なるほど。普段の生活は割とインドアですか?
中村:インドアです。
WELCOMEMAN:さっき聞いたんですが、SNSをしだしたら止まらない?
中村:止まらないです。
WELCOMEMAN:1日どれぐらいやるんですか?
中村:自分が発信はしなくても、大体合計で5、6時間は見てると思います。
WELCOMEMAN:1日のマックスは何時間ぐらいですか?
中村:ひどいときは17時間とか。寝るか、SNSを見るかみたいな。
WELCOMEMAN:すごい。さっきパトロールされてるとリハのときに申し上げましたがSNSで何をしてるんですか?
中村:まずは自分の尊敬してるミュージシャンの方とかツイートとかを見て今日はここでライブしてるんだ、かっこいいなとか、すごいなとかって元気をもらってます。
あとはありとあらゆる誰かもわからない人のTwitterを見ているんですよ。
だからよくこれは本当かどうかわからないけどよく聞いた話で松任谷由実さんが曲のネタを探しにファミリーレストランに行って、聞き耳を立てていろんな人の会話を聞いて、曲のネタにするっていうのを何かで聞いたことあって。
WELCOMEMAN:ありますね。なんかね。
中村:なんかそれが今ってTwitterでそれができちゃうなと思って、ある人の恋愛が上手くいってなくてちょっと病んじゃってるツイートを見て、そこからちょっと妄想を膨らましてとか、何かに対してものすごく憤ってるツイートを見て、なんか私も一緒にモヤモヤしちゃったりとか、結構私感情移入して見てしまうので、そこから膨らまして曲のネタにして今こんなことに怒ってるんだこのことをサビにしちゃおうかなとか、そうこうしてると7時間ぐらい過ぎています。
WELCOMEMAN:なるほど。遊んでるわけじゃないんですね。
中村:私の中ではちゃんとお仕事なんですけど、でももしかしたら遊んでるだけかもしれないです。
WELCOMEMAN:そうか。でもTwitterでそういう意味ではいろんな人の人生ものがテキストベースに出てくるから妄想しやすいですね。
中村:そうです。すごくいい言葉を使ってる方とかもいて、心に刺さったりとか、サッと来るなとかあります。
WELCOMEMAN:逆に言うとYouTubeやInstagramのストーリーみたいなものも見られますか?
中村:それも見ますけど、Twitterが一番ダイレクトにその人のつぶやきっていうんですかね、なんかTwitterが一番何気ないつぶやきを投稿しているように感じれるので、インスタの投稿だとちょっと準備して、投稿みたいな感じがあるかなと思って、温度感で言うとTwitterが一番ダイレクトかなっていう気がしていて。
WELCOMEMAN:確かに。中村さんあれですね、Twitter評論家なれますね。テキストの方が妄想も膨らむし、一瞬でひらめいたものがすぐにツイートできますしね。
中村:そうなんです。なんか鮮度が一番強いです。
WELCOMEMAN:しかも人間味ありますしね。
中村:そうなんですよ。だからグッときちゃうんですよ。
WELCOMEMAN:確かに。ちょっとでもそういう意味では文学的っていうか、アート的に言うと、ちょっとした物語が一瞬で垣間見れるみたいな。
中村:そうでそれがなんかもう何千、何万といろんなところに転がっているので。
WELCOMEMAN:ご自身ではツイートは結構されるんですか。
中村:私はなるべく面白いお知らせとか楽しいことをツイートするようにしてて、見るのがやっぱり好きですね。
WELCOMEMAN:例えば病んでしまったとか、調子が悪いぞみたいなときはあんまりTwitterはつぶやかれないんですか?
中村:もうそういうときは絶対つぶやかないですね。むしろそれは曲に昇華しようと思って、ネガティブな言葉をそこに出しちゃうのもったいないと思っちゃうのでそれば歌詞やメロディーっていうふうにしてます。
WELCOMEMAN:じゃあアーティスト活動として自然にこの箱は宝物だから自分にとっておいて。
中村:そうです。そうです。誰にも絶対見せないです。だから病んだときほど嫌な気持ちを大事にしてるというか、誰にも教えないぞと思ってます。
WELCOMEMAN:いいですね。前半のときも素敵な言葉やなと思ったんすけど、心がヒリヒリされてるとおっしゃってて、ネガティブな気持ちも大事っていうのもなるほどなってすごい思いました。
やっぱりなポジティブなときがあれば、やっぱりネガティブなこともあって、これは悪いことではなくて...
中村:そうですね。
WELCOMEMAN:そういうことなんですね。
中村:ネガティブがあるから楽しいことがもっと際立ったり、いろどって見えたりとかあると思うんでね。いつも楽しいとそれが普通で当たり前になっちゃうんで。
WELCOMEMAN:リハのときもずっと中二病なんですっておっしゃったんすけど、なんかネガティブに聞こえてるんじゃなくて、ポジティブに聞こえたんですよね。
中村:そうですね。だから中ニ病はこじらせてるんですけど、それを楽しんでる自分はちゃんといてだから病めば病むほどちょっと楽しく思ってる自分もどこかにいたりとか。
WELCOMEMAN:だから今、調子が悪いなっていう方もぜひ聞いてもらいたいし、中二病とうまく付き合っていくことって楽しいよ。
中村:楽しいです。
WELCOMEMAN:それはすごい素敵だな。それはご自身がバンドの中でなかなかうまいこといかなかったりとか、中学校のときに勉強苦手ですというお話もあったと思うんですけど、その経緯の中から形成されていったんですかね?
中村:そうですね。やっぱり自分には自分の努力が圧倒的に足りないこともあるんですけど、できないことがすごく多くて、だから自己肯定感も低かったですし、自分なんて自分なんてとか、みんなはすごくていいな、羨ましいなっていう気持ちがすごく昔から強かったので、そこから中二病とかを発症しちゃって自分なんかっていうのがあったんですけど、音楽を通してそれをうまく消化して曲にすることで、世の中の皆さんと関われるようになったのでそれは本当に良かったことだなと思って、音楽がなかったら、ちゃんと社会に関わっていけてたのかなと心配はすごくあります。
WELCOMEMAN:じゃあSNSでパトロールしてるっていうのもやっぱり音楽に昇華するためだし、SNSしすぎだよっていうツッコミではないってことですね。
中村:私はいつもいろんなものを探しに宝を探しにSNSに出かけてるわけですよ。
WELCOMEMAN:素敵ですね。へえ、最近何かあるんですか?Twitterでこれはすごいなんかツイートだ、インスピレーションもらったなみたいな。
中村:風俗嬢の女の子がいて、家がないんですよ。おうちがなくて、もう24時間働いてて、なんでそんなに働くのと思ったら好きな人のために働いてて、もうその人を輝かせるために自分の人生は惜しまないっていう愛のすごさを思い知ってこの人はすごいピュアな人だと思っちゃって。
私にそれができるんだろうかって思ったら、いやできないだろうなって思ったりとか、なんかそれぐらい大きな愛を持って生きてる人の力ってすごいなと思いながらいつか何か曲にできたらいいなと思ってます。
WELCOMEMAN:すごい。確かに今のキーワードだけでも一つの映画できそうですよね。それはたまたま徘徊して見つけたんですか?
中村:そうなんですよ。
WELCOMEMAN:そんな出会いあるんですね。
中村:楽しいってもう軽々しく言っちゃいけないツイートとかもあるんですけど、でもなんか自分の気持ちが豊かになったりとか、知らない扉が開いたりとか。
WELCOMEMAN:確かに。24時間ずっとその人のことを考えながら仕事をしている。
風俗嬢っていうキーワードだけでも、なんかいろんなことが想像できちゃうんですけど、それはかなり深い思いがあるってことですよね。
中村:誰かのためにそこまでできるかっていうとなかなかやっぱりできないじゃないですか。なんかすごい愛だなと思って。
WELCOMEMAN:確かに。中村さん的にはどういう想像が膨らんでるんですか?自分と照らし合わせてたりとか。
中村:もういろいろですね。自分だったらできるかと思ったら、いやできないだろうなとか、その人のことが大好きでしょうがない、すごく一途でピュアなんだなとか、自分にはその純粋さはあるんだろうかとか、いろいろ考えさせられちゃって。
WELCOMEMAN:確かに。そのいくつかは曲になるものもあるんですか?
中村:キラキラと輝いています。いつか出てくると思います。
WELCOMEMAN:このポッドキャストを聞いた方は、あのときに見つけた壮大な映画が中村ピアノのフィルターを通してこういう曲になったんだっていう。それでも楽しみですね。
中村:だからそういうふうにしてやっぱり日々曲を書いていきたいなと思ってます。
WELCOMEMAN:そうですね。いや逆にその今の中村さんが見つけた一つのストーリーを中村さんがTwitterで発信するのも僕は楽しみです。
そっか、中村さんが徘徊して見つけてきた人のストーリーはこういうことなんだっていうのも気になったんですけどそれを曲に昇華されるんですね。
また日々の活動とかはSNSでチェックしていただきつつ、その曲もいっぱい作られたいって前半もお話されてたんですが、そういうのをどんどん箱に入れていって、いろんなストーリーと自分の実体験を混ぜながらこれからも音楽活動をされていく?
中村:そうですね。
WELCOMEMAN:素晴らしい。またこの中村ピアノさんがどういうふうに考えられてるかみたいなこともまだまだあると思いますが、ぜひ、ライブの方にも足運んでいただければと思います。2回にわたりどうもありがとうございます。
中村:ありがとうございました。
WELCOMEMAN:では最後に楽曲の紹介の方お願いしてもいいでしょうか?
中村:間々田優さんとのユニットの曲です。「燃えよギター!燃えよ鍵盤!」
本当に素晴らしい出会いありがとうございますと感謝感激でございます。
実はね、SNSをパトロールをしているのは自分の音楽的な感性とか、妄想とか、経験とかにあるマインドの部分の頭の中にあるところと実際のストーリーが展開されているTwitter上のもので掛け合わせながらインスピレーションをもらいながら音楽を作ってるみたいな話って素晴らしいなと思いました。
なんか風俗嬢の方の話とかも非常に僕ね、収録の後、1人でね、東京のホテルに帰りながらね、振り返りながら考えてたんですよ。
そうかと。何か放送のときにも言えなかったんですけど、愛なのか、これは恋なのか、成長することなのか、落ちることなのか。溺れることなのかみたいなストーリーを僕の中の妄想で繋ぎ合わせていくと、いろんなシナプスが繋がりあって答えが出てくるなと思いました。
だから逆にこの話を聞いたときにピアノさんってどういうふうな楽曲にストーリーを感じて音として言葉としてメロディーとして奏でていくんだろう、紡いでいくんだろうってすごい興味が湧いたんですね。
だから今回のこのポッドキャストは新曲の題材、テーマになってるかどうかみたいなことをですね、ちょっと楽しみに待っていただきつつ、リスナー、オーディエンスの方で面白いなと思った方はぜひSNSとかで中村ピアノさんのポッドキャスト聞いてぜひこの楽曲を完成させてくれなんて熱いメッセージを送ってみてください。
最後にお知らせさせてください。私、WELCOMEMANは音楽プロデューサーとしていろんなプロジェクトに関わっております。 音楽ストリーミングプラットフォーム・SHINKUKANではライブストリーミングや撮影、ライブイベントが行える次世代のクリエイティブスタジオ・STARTRECのプロデュースも行っております。
また、WELCOMEMANがCEOを務めるブラッシュミュージックでは、新人発掘および育成、音楽や映像コンテンツの制作、イベント制作、ビジネスコンサルなども行っております。 将来の夢はグラミー賞主要4部門のトロフィーをゲットすることです。
そしてこの番組タイトルでもあります「SHINKUKAN」とは、日本の音楽コンテンツを世界へをモットーに掲げたオリジナルコンテンツが見放題の音楽ストリーミングプラットフォームであり、クリエイターやアーティスト向けの活動サポートも行っております。
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