SHINKUKAN podcast #65スペシャルゲスト「MCミチ」前半
配信日:2022/8/18
おはようございます。音楽プロデューサーそして世界のミュージックアワードを研究しているWELCOMEMANです。この番組は世界の音楽ビジネスニュース世界のミュージックアワードに関連するアーティストや楽曲を紹介しつつも、日本の素晴らしい音楽もお届けしていきます。
世界と日本の架け橋となる音楽情報発信基地になることを目的としております。最後までお楽しみに。さあ今回は、スペシャルゲストをお招きしてトークセッションを繰り広げております。
日本のアーティストを世界に発信するためにはまず、リスナーの皆さんに日本の素晴らしいアーティストを知ってほしいということでWELCOMEMANの独自の角度で、僕自身が知りたいことをズバリ伺っております。それでは今回のゲストMCミチさんの楽曲を聴いてください。「Show Guy feat.Mek Piisua&DEE CHIKA 」
WELCOMEMAN:お送りしたのは、MCミチで「Show Guy feat.Mek Piisua&DEE CHIKA」でした。改めましてスペシャルゲスト・MCミチさんです。
MCミチ:よろしくお願いします。
WELCOMEMAN:ミチさん初めまして。実はここのSpotifyのスタジオで収録させていただいてるんですけど、ここで収録するのも実は初めてですね。この緊張感っていうかいいですね。
MCミチ:環境がいいので緊張してますね。
WELCOMEMAN:ミチさんとは音源配信の方でご一緒させていただいてて、その中で直接お会いしたことがなくて、なので今回、初対談でございます。
MCミチ:光栄です。ありがとうございます。
WELCOMEMAN:いろいろお話を伺いたいんですけれども、まずは今どのような活動をされているか、どこで活動されているかみたいなことを教えていただいてもいいですか?
MCミチ:今、結構ライブを中心に活動してた感じですね。あと、音源制作を最近、精力的にやってるような感じなんですね。元々のルーツを行っていくと1996年、もう結構古いんですけど、ラップを始めまして10年ぐらい真剣にやってたんですけど、家庭の事情とかいろんな問題があって一時期ラップの活動ができなかった時期が10年間ぐらいあって、これ知ってる人は知ってるんですけど私の普段の職業は整体師なんですよ。
WELCOMEMAN:そうなんですか。
MCミチ:そうなんですよ。整体しながら音楽活動してるっていう感じです。
10年ぐらい整体師の活動をやって、その間全然音楽とかやっていなかったんですけど、自分の整体院とかでBGMとして何か聴けるような音楽が欲しいなとか思い始めてそれでいろいろなヒップホップのビートとかをインターネットで探してるうちに久々にちょっと自分もラップ乗っけてみようかなみたいな思いが2018年ぐらいに出始めたんですね。
そこから久しぶりにラップを書き始めてそれをツイッターとかインスタとかでいろいろ発表し始めてからだんだん反応がいただけるようになって、これちょっと本格的にやってみようかなみたいな感じで今の活動を進めていて今はその延長線上みたいな感じです。
WELCOMEMAN:じゃあ、整体師ラッパーみたいなことは、表立って言ってはるんですか?
MCミチ:知ってる人は知っています。整体のことラップしてはいないので、職業は整体師ですけど、でも整体師を前面にアピールしてるわけじゃないです。
WELCOMEMAN:お仕事としてやりながらも週末はイベントやってるみたいな。
MCミチ:そうですね。
WELCOMEMAN:この間も大阪に来られてましたね。
MCミチ:実は生まれは大阪で泉南の方なんですよ。小学校に入る前くらいまで大阪にいて、親の転勤とかいろいろ家庭の事情があって小学校のときに東京に行ってました、中学校の後半で大阪に行ってっていう。
WELCOMEMAN:そうなんですね。でも、関西弁あんまり出ないですよね。
MCミチ:東京の方が生活は長いので、東京弁の方が強いかなと思います。でもずっと大阪の人とお話してると、だんだん関西弁が始まるみたいなめちゃめちゃやります。後半はそんな感じになってると思います笑
WELCOMEMAN:なるほど。その整体をしながらミチさんの曲が鳴っているといいビートやから、整体楽しくなってしまうみたいな。ちょっと乗ってるみたいな笑
MCミチ:そうですね。はい。
WELCOMEMAN:すごいですね。だから今まで本気で音楽やっていた時期とお仕事やられてた時期が上手いことハイブリッドしてってことですよね。
MCミチ:本当にそんな感じですよね。
ラッパーってなんか昔はラップをするためにラップを書いてたみたいなとこがあるんですけど、社会と触れ合うってことは結構重要かなと思います。
WELCOMEMAN:すごい僕もわかります。共感しますね。
MCミチ:社会生活を送ってく上で自分が何か感じた葛藤というのはみんなあると思うんですけど、そういうのを何かラップにして発表していく方が一般の人にはわかりやすい。ラップのためのラップじゃないって感じですよね。
WELCOMEMAN:そうですね。なるほどね。10年前に書いていたラップと今書くものって全然内容が違っていますか?また、内容がこう変わったとか。
MCミチ:視点が昔書いてたラップは簡単に言えば、一人称のラップが多かったです。俺が俺がみたいな。今は何か、三人称というか、客観的に見た状況を描写してるみたいなことが結構増えてきた感じですね。
WELCOMEMAN:そうですね。社会に触れ合うっていうことはいわゆる貢献していくっていう誰かのために何かをしていくっていうことだったりするっていうところがお仕事されながら、それがちゃんと体に入ってきて、でもラップって言うルーツと混ざってるってことですもんね。
MCミチ:そうですね。今もう本当に10代のラッパーの方とかめちゃめちゃ増えてきて、でも僕らが始めた頃って、すごいHIP HOPブームがさんピンCAMP(1996年に日比谷野外音楽堂で開催されたHIP HOPイベントでキングギドラやライムスターが出演)ってご存知ですか?
WELCOMEMAN:もちろん、もちろん大好きですから。
MCミチ:僕らはあの頃に生まれてめちゃめちゃラッパーが増えたんですよね。
その頃のラッパーがもう30代40代とかなってきて、昔はなんか30代のラッパーとか40代のラッパーってどうなんって思ってたんですけど今はその年齢に応じたラップの表現の仕方ってのはあっていいかなって思ってますよ。
WELCOMEMAN:あの僕、悩み相談していいですか?僕もね、20代のときは制作してて、見事に売れなかったんですけど、ここいるとね、楽しくて仕方がない僕はレコーディングエンジニアになりたかったんですけど、制作したんすけどね。
30代になったら音楽ビジネスに完全に振り切ったのでイベント制作したり、原盤制作したりとかいろいろやって、30代は表に一切出なかったんですよ。
今、40歳なるんですけど、ハイブリッドさせたいなって思ってるんですけど。先程、おっしゃってたようにやっぱり20代のときは俺が俺がになってて、30代だって社会的な勉強していろいろお世話になった方もいてハイブリッドさせたいと思ってんすけど、僕は逆に書けないとか作れない、筆が走らないって言ったらいいですか。全然、曲ができないんですよ。
ソフトばっかり買って、これソフトいいな、これ使いたいなって言いながらずっと見ているんですね。だからもう1回曲が書けたタイミングをすごい知りたいです。
MCミチ:自分が一度、夢を見て、諦める経験って結構重要で、諦めて別の夢を見たときに、実はその昔見ていた夢、そこで身につけたスキルが役に立ってたってことは結構あるような感じがします。
だからWELCOMEMANさんが今、昔見てた夢はかなわなかったですけど昔やってた経験は活きるかなと思ってますね。
WELCOMEMAN:それが1回目に書けたリリックというか、それはミチさんにはどんな曲だったんですか?
MCミチ:どんな曲だったか覚えてないんですけど、でも自分が何か成功しようとか、これでもう1回、夢をみようとか思っていなくてなんか自然な感じで書けた感じがしますね。
WELCOMEMAN:だから僕みたいにそう「書けー!」じゃなくてそのハイブリッドされてるんですね。マインド的に。だからスッと書けた、曲もできたみたいな。
MCミチ:その瞬間がどういう瞬間かわからないんですけど、何かそういう瞬間はきっとやってくるかなと思う。
WELCOMEMAN:でもマインド的にはちゃんと自分の中ではラップしてたときと社会経験を経て、自分がハイブリッドしてるっていう感覚やっぱりあるんですね。
MCミチ:完全にありますね。これからはそういう30代、40代のラッパーとかそういう一度夢を諦めてもう1回挑戦したような人たちが、書く曲がすごく風味を持ってくるような時代になってくるかなと思います。
WELCOMEMAN:だから逆に今できる、ミチさんが吐き出せる言葉、今できることをちゃんとやっていけば、20代のときに、まさか自分が30代、40代でラップしようと思ってなかったけど、今やってることは自分にとってすごくトライでもあり斬新なことをずっとやってるんですね。
MCミチ:はい、幸せですね。
WELCOMEMAN:そうか。見習います。僕ももっとナチュラルに曲を作ったらいいんですね。最後に一つだけ質問をします。角度が違うので後半にも聞きたいんですが、ミチさんから見てて今の若い世代、例えば10代、20代にもう一回HIP HOPムーブメントでやってきてる。それってどういうふうにミチさんから見えてますか?
MCミチ:良いこととしか思えない。やっぱりもう最高ですね。
WELCOMEMAN:なるほど例えば若い子らが俺が俺が言ってるなとか、やんちゃだなとかそういうことではなく。
MCミチ:むしろやっぱ若い人と、ちょっと話が飛んでしまうんですけど、10歳上の先輩という曲を作ったと思えば、一番新しくレコーディングした曲は、今20歳ぐらいの子たちですね。だから上は50代でね、下は18歳、19歳くらい、でも、同じビートの上に乗っかっていけばみんな平等じゃないですか。だから、年齢は関係ないかなと思っています。
WELCOMEMAN:なるほど、だから今の世代のHIP HOPがどうだっていうことではなく、同じビートに乗って自分達の言葉で1曲作っていくことがそもそも素晴らしい。
MCミチ:それが面白いですよね。
WELCOMEMAN:そういう意味ではこれからHIP HOPシーンも面白くなるし、ミチさんもこれからいろいろと活動されるんですね。
また後半もですね、今までの活動をお伺いしたので、これからの活動とか、どういうふうに音楽に対して思ってるかみたいなところを深堀させてもらえたらと思っております。
また次回もぜひ皆さんお聞きください。それではミチさん、最後に曲紹介だけお願いしてもいいでしょうか?
MCミチ:その前に8小節だけラップしてもいいですか?
WELCOMEMAN:ぜひやってくださいよ!
MCミチさんのラップの部分はぜひSpotifyでお聴きになってください。
17分33秒〜
MCミチ:聞いてください。
「Sleep」お願いします。
WELCOMEMAN:さあ、お届けしたのは、MCミチさんで「Sleep」でした。
初めましての対談なんですが、お会いするのもね、初めてだったんですけれども非常に優しい方で心がピュアで本当に音楽好きだなっていうのをひしひしと感じました。
元々大阪にも住んでた経験があるということなのでMCミチさんはトークベタですなんて言いつつもですね、すごく意気投合して楽しい収録でございました。
また、新譜がリリースされる際にぜひ出演していただきたいと思っておりますので、SNS等で拡散の方ご協力ください。
ということでライブスケジュールもお伝えしておきたいと思います。MCミチさんライブスケジュールは9月25日(日)「Sho-ya祭 in 海のマルシェ」こちらは午前の9時からお昼過ぎの3時までのイベントで会場は泉南ロングビーチ内の海のマルシェでございます。
そして、10月29日(土)、12月17日の(土)、「THREE FOLD」というナイトイベントがあります。
こちらの会場は、渋谷RLoungeで行われます。ぜひ、MCミチさんのTwitterに情報更新されてますのでチェックしていただいて、ライブの方に遊びに行ってください。
最後に私、WELCOMEMANは音楽プロデューサーとして様々なプロジェクトに関わっております。
音楽ストリーミングプラットフォーム・SHINKUKANライブストリーミングや撮影、ライブイベントが行える次世代のクリエイティブスタジオ・STARTRECのプロデュースも行っております。
また、WELCOMEMANがCEOを務めるブラッシュミュージックでは、新人発掘および育成、音楽や映像コンテンツの制作、イベント制作、ビジネスコンサルなども行っております。
将来の夢はグラミー賞主要4部門のトロフィーをゲットすることです。
そしてこの番組タイトルでもあります「SHINKUKAN」とは、日本の音楽コンテンツを世界へをモットーに掲げたオリジナルコンテンツが見放題の音楽ストリーミングプラットフォームであり、クリエイターやアーティスト向けの活動サポートも行っております。
Spotifyを含めた全世界の音楽配信、ライブストリーミング配信、チケット券売まで様々な活動サポートを用意しております。ぜひ、下記のオフィシャルチャートサイトをチェックしてください。
この続きはSHINKUKAN Podcast #70になります。
MCミチさんをスペシャルゲストに迎えた後半パート#70のテキストバージョンも近日公開予定です。お楽しみに!
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