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SHINKUKAN podcast #67スペシャルゲスト「ISH-ONE 」Part1

配信日:2022/8/22


 おはようございます。音楽プロデューサーそして世界のミュージックアワードを研究しているWELCOMEMANです。
 この番組は世界の音楽ビジネスニュース、世界のミュージックアワードに関連するアーティストや楽曲を紹介しつつも日本の素晴らしい音楽もお届けしていきます。
 世界と日本の架け橋となる音楽情報発信基地になることを目的としております。
 さあ今回はですね、スペシャルゲストをお招きしてトークセッションを繰り広げております。
 日本のアーティストを世界へ発信するためにはまず、リスナーの皆さんに日本の素晴らしいアーティストを知ってほしいということで、WELCOMEMANの独自の角度で、僕自身が知りたいことをズバリ伺っております。それでは今回のスペシャルゲストISH-ONEさんの楽曲を聞いてください。「Trapaneze」です。どうぞ。


WELCOMEMAN:お送りしたのはISH-ONEさんで「Trapaneze」でした。改めまして本日のスペシャルゲスト・ISH-ONEさんです。よろしくお願いします。

ISH-ONE:今日は呼んでくれてありがとうございます。

WELCOMEMAN:もう僕、ISH-ONEさんとお会いするの何回目でしょうか、4回目ぐらいかな?

ISH-ONE:そうですね。それぐらいですね。

WELCOMEMAN:もう毎回刺激をもらってまして、いっぱい伺いたいんですけど音楽的なお話ももちろんそうなんですけれども今後の活動とか今までの活動も踏まえて、今回ポッドキャストを聞いていただいてる方で初めてっていう方もいらっしゃると思うんで、まずはちょっと自己紹介をしていただいてもよろしいでしょうか?

ISH-ONE:ISH-ONEという名前でラップそして作曲、プロデュース、いろいろ活動してます。 
 音楽を始めたのは1998年ぐらいでニューヨークに行ってから始めてっていう感じで、今まで20年以上ラップだけが好きで自分の中でラップっていうものを極めようというか、そういうスタンスですね。
 元々世界で生まれたものであると思うんだけど日本人がやってるってとこからも、そこに挑戦したいなと常に思ってやってるって感じなので常に1年生みたいな感じでISH-ONEって覚えてもらえばいいと思うんでよろしくお願いします。


WELCOMEMAN:本当にもう音楽、ラップっていうところのこだわりっていうか、そこに対してのモチベーションとか、音楽への向き合い方っていうのがすごいなって思うんですよ。

ISH-ONE:嬉しいです。

WELCOMEMAN:例えば、寄り道とか、自分が好きなものって他にもできたりとか社会の中で起きてくるわけじゃないですか。
 でも僕がお会した回数が少ない中でも、もう直球で全て音楽のことだけをもう1本線で見てるっていう感覚があって、この気持ちってずっと変わらず音楽やられてきたんですか?

ISH-ONE:そうですね。基本的に好きなことじゃないと人間って絶対長続きしないじゃないですか。
 だから僕の場合、そのコアの部分でラップって、日本語でやるときは文法も違うし、元々やっぱり、英語で学ばないとみたいなところも結構あったんですけど、僕は最初の頃は英語では難しいと思ってたから、日本語の道でやっていこうとしてたところがあるんですけど、でもやっぱりラップとか、そのHIP HOPにいたってもやっぱりアメリカで生まれたものだし、アメリカで生まれたものが世界に波及した結果、今、みんながサブカルチャーとしてHIP HOPをジャパニーズヒップホップとかフィリピンヒップホップとかってあるけど、でも最終的にはアメリカで生まれたものっていうところは俺は絶対無視できなくて、それが先にあるから俺はその楽しみが結構先にあるんすよ。

 何て言うんだろ、自分で行けるかわかんないけど、でも行けるだろうって思ってるからこそ音楽が楽しいというか。
何でもそうですよ。音楽をやり始めた人が最初にぶつかるのって俺より上手いやこいつとか、例えばギタリストでもトラックメイカーでもこいつ方が上手いと思った瞬間どっちかですね、こいつを超えてやるって思うのか、俺にはこれは無理かもって思うか、その局面が多分芸術家にはあると思うけど、それが結局楽しかったら、乗り越えてこれるとは思うんですよ。
 なんでかってやっぱその楽しみって攻略する楽しみに出るから、ゲームとかもそうだけど。攻略していけるのか、この無理ゲーをみたいな。英語で挑むこともそうじゃないすか。
 なんで日本人だよ、英語で何言うのって言われたらおしまいだけど、でも英語を使えるからお前わかるよねって言ったらそれはそれまでの話だから。
そこは結構、振り切れちゃったとこあるんすよ。結局わかるじゃんっていう英語で言えばって、だけどみんな英語で言ってもそのアメリカ人のビヨンセとかJay-Zみたいにはできないよとか。
 でもそれって誰が決めたっていう話だし、だから、俺は多分限界は感じないんですよ。 
 何でかって人間ってそういうもんであるべきだとは思ってるから、だけどみんなどっかでここぐらいが俺の場所だなとかもちろん、そのポジションをキープして、その仕事やることは素晴らしいことなんだけど。ちょっと昨日よりもベターかなとか、一歩進むかなみたいのが、一歩進むでいいですよ。

 だけどさっき話されたのもそうだけどやっぱそのマスアピールみたいなこともそうだけどそういうのじゃないところでの音楽っていうのってやっぱそういうもんだと思うし、そこがやっぱ楽しくなかったら、みんな食ってくために音楽やろうっていうふうになっちゃうと、食っていくことって他にも全然何でもできるのに、お金なんて何でも稼げるけど音楽で稼ごうと思っちゃうとすごい狭いもんなわけじゃないですか。
 だからみんな集中してやったりとかすると、楽しみがなくなっちゃうから音楽って音を楽しむのに音で「音金」みたいな、訳がわからない世界観になっていくし、それがやっぱ賞賛される世界でもあるから、そこにやっぱり没頭しちゃって音楽を売らなきゃ、ビックにならなきゃとかやってくと、何だろうな、自分がやりたいことっていうのもずれていったりとかするし、だったら楽しいことだけやってようよっていうのは俺の場合、ラップだったっていうか、日本語で理解することを初めて日本語に英語でやってるそのメタファー、その暗喩とか隠喩を日本語バージョンするったらどういうふうな、日本語でやったらださいなとかクサいなとかなるから、日本語の中の、こっちの方が日本人にはいいふうに面白く聞こえるだろうっていうふうにブレイクダウンしたりとかをやってたのが10年ぐらいで今、日本に帰ってきてから10年あってそっからまた自分がひょっとしたら俺英語できんじゃないかとか、本当に挑戦しなかったこと、その怖かったことですよね、自分が実は。
 俺は日本人で日本語の一番ラップ上手いと思ってるけど、じゃあ英語で言ったらどうなんだって言ったときにいや、俺よりうまいやつ、めちゃくちゃいるなってなったのは、それはもうどっちかですね。
 さっきのあれじゃないけど越えられない壁なのか、俺やってやるよなのかっていう、でもいいんですよ。

 ちょっとだけ疑うよりもデカければ夢がそうすれば超えられる。本当になんかじゃないけどみんな疑いの方が勝っちゃうからそれをぶっ壊せよっていう、俺、何の力つけてもいいからぶっ壊せよと思うんだけど、俺の場合はそれが自分に対しての挑戦であるし、自分の技術とかを高めていくことで、俺、大丈夫クリスブラウンできるわとか、リアーナできるわってなっていければ、できるじゃんってなるのにみんなそこに挑戦しない。
 これは昔、リミックスとかも超やってたんですけど、それは全く同じ歌唱法で、クリスブラウンと同じ音楽ができるか、それこそ「Mr.Problem」をBIG BANGとかと同じ音楽ができるかってことやって挑戦して出来たわってなったら、できるじゃんってなるじゃないすか。
 ただ技術の差があったりとかじゃなくてこれはただ単にプロモーションの差なんだとか彼らはアイドルグループでお金かけられて世界中にプロモーション、マーケティングされてて、そこからお金を取る大人が多いからできるんだってことがわかれば、マスアピールすることなく、やっぱり1人に1人伝えるって原点がわかんないといけないし音楽っていうのは本来は。

だってバイブレーションだし、共鳴して音楽って成り立つものだから誰かが聞いて受け取って、でも最初のコアの部分に僕たちがいいものをちゃんと作って、それが1人でもいいし、聞いてくれる人が毎日増えていけばとは思ってるし、触れてくれればいいのになんか、俺のこと一生聞いてとか、俺を世界で一番のアーティストって思ってって俺思ったこともないし、なんでかというと自分はそうだし、I don't have to prove.その証明する必要がないんですよ。
 でも日本で証明するのに数だったり、いくつ売れているのみたいな、もし誰かが俺のスタジオに来て俺と目の前でセッションして俺に勝てるんだったらやれよと思うけど誰も来ないですし、そういうことだと思うし、だからそのアーティストって、なんか自分よりでかいアリーナでやったから自分でやばいラッパーかと言うならいざ目の前に来て俺と勝負してみろって言ったらできないし、そこでいいのにみんな数を求めるし、それなんでってやっぱみんなお金が欲しいから、もう俺はお金も持ってるんですよ。
だからI don't have to prove. I don't have to get money.
  わかっちゃったのよ。世界のからくりが、だからみんなその経済とか、社会とかに属してその中で自分の居場所を見つけようとしてるけど俺は自分の社会を作ったんで、自分の中で、だからそこに生きてるだけで、じゃあ自分の世界は可変可能かってことを知ってる上での自分の音楽。隙間なんて探してないっすよ。
 俺は堂々と座るっていうかそこに、元々ね、メンタリティが。

WELCOMEMAN:いやすごいメンタリティだなと思います。カルチャー的なところとかその言語の問題とかももちろんいろいろ伺いたいんですが一つ先にキーワードというかちょっとセルフマネジメント論になると思うんですけど、今日よりも明日良くなっていくっていう精神を、いわゆる長きに渡り続けていくことで、コンスタントに曲も出しながら、かつ自分をもう1回超えていく、今、目の前でラップしても俺の方が強いぜっていうことも踏まえて、ここの精神論ってのはもう常にその今日よりも明日良くなるから、それは楽しい出来事やっていうマインドでずっとやってはるんですか?

ISH-ONE:だからその結果論です。俺はそうやってきたなと思い返せばそうだったと、じゃなかったら無理だったと思うんですよ。だから好きで楽しくて、別にその可能性を不可能と思わなかった。
ラップ、音楽でできることとか、世界に対して与えることが、影響が与えることができるってことを目の当たりにしてるんだよ。
 自分の曲を聞いて育った人を知ってるし、ガキの頃に聞いて俺のことを見て、ラッパーになろうと思ったやつも知ってるから、だから歴史、20年やってるからその中でやっぱりいろんなことがあるじゃないすか。

 でもなんか、音楽家としてとかアーティストとしてそれってもうマストなことなんでそうふうなことが好きだったら、その進化するってことって、でも俺はただ人よりもそれが本当にラップだけに向いていたっていう、ラップとか音楽に向いていたと思っただけなんすよ。
もちろん、元々すごい作ることは好きなんすけど、このたまたまそれが好きでいられる環境に関わった人とかもそうだけど、そういう環境にしてもらったってのもそうだしだから俺すごい恵まれてたと思うんですよ。
 才能のある人間が周りにいて、もちろんその時にはまだexposure(世の中にしれ渡っている)とかでかくなくても集まってきてくれて俺に触れることによって俺たちのやってる音楽に触れることによって、違う道を見出せたっていうか。
 だからさっき言いましたけど、俺が一番のラッパーって言われたりとかナンバーワンになりたいなとかそういう夢はは全くなくて、どちらかと言ったら、ISH-ONEでいいんだったら俺できんじゃんって思ってくれればそれで俺の存在価値を終わりなんですよ。
  それでいいんですよ。だからそこに俺はいるからもう何を俺は証明する必要があるのって言う、俺は自分が自分を証明すればいいだけで、この歴史を得たんだと。俺と同じことやってるやつがどこにいるっていないし、それに対し俺の方がヤベーから、やばいじゃんって思うじゃなくて、こんだけの歴史が俺にはあるってこと今、YouTubeで出てるTEAM2MVCHのインタビュー見ればわかるんですけど、やってきたこともあるってこともあるから、だからそのも証明してきたからじゃあ、次は自分自身が何だろう、自分自身をもっと追い込まなっていうのがあるから世界に挑戦してるっていうのがあるんすよ。

 日本でできることってのはもう多分俺より何かそのいると思うんですね。いろんなでかいショーに出たりとか、人を集めたりとか、でもそうじゃなくて俺は何人も人生を良い意味でも悪い意味でも狂わせてきてるから、それは俺は責任もあるし、その分、俺もここに居るよとお前らアーティストを辞めて、音楽辞めて、別の違う道を歩んでも俺は幸せを願うし、俺はここだよって、I never change.I always develop myself. 
  自分を常に上げてくことによって、少しならず辞めたやつもISH-ONEむかつくけどまだやってんなあみたいな、でもやってんだなっていう、それだけでいい。
 その思いがあるだけで、どっかに自分の中の人生の「俺もやってやろうぜ」って思うかもしんないし、それだけの存在でいいんですよ。だからそバトルで何位とかそんなんじゃなくて、カルチャーのためにとかでもなくて、だってカルチャーってサブカルチャーですから僕らが日本でやってるこれは。
 カルチャーってみんなお金儲けたい人が冠つけて言うけど、じゃあどこにおじいちゃん、おばあちゃんから子供まで聞いてる音楽あるってないんですよ。何でもない。

 別にアイドルもみんな誰も聞いてないのに売れてる、ファンがいるからメジャー、お金を持ってる人がいるからメジャー、権力のある人がやってるからメジャーって見えてるだけで俺はそんな凄い言い方悪いけどファンタジーには興味がないんですよ。
 俺がやってるリアリティというか、自分がやってることによって本当に変えていけるし、その変えたことをもっと違うでかいことに変えるっていうことを念頭にあってやってるからだから目先のものに、短期的なものに興味がない。


WELCOMEMAN:20年もね、ラップをやられてきて、さっきのキーワードで僕が面白いなと思ったのは攻略していくことが面白いっていうのもすごいいいキーワードだなって思ったんすけどそれをこれどうやったら次のステージに行けるんだろうとかっていうのを攻略する、それが楽しい、それは音楽だっていう、それが20年経って、ISH-ONEっていういわゆるよく言うジャンルみたいなことになると思うんですけど、もうこれはISH-ONEでしかできないものっていうのを確立していってると僕もやっぱすごい話聞いてて思うし、ISH-ONEさんの活動でもすごいそう思うんですけど、どこかのタイミングですごい落ち込んだとか、ここのタイミングで自分のマインドをリセットせなあかんなっていうときはこの20年の中であるんですか?

ISH-ONE:クリティカルなこれはもう俺は駄目だっていうのは多分なかったと思うんです、それがなかった。
だからがそれだけ俺はひょっとしたら楽しみの方に麻痺してたのかもしれない。
 だけど何だろう、毎日ですよ、そんなの。

 昨日聞いた曲はもう聞けないから俺は。だからこそ昨日の自分より今日の自分の方がいいと思ってる。
 じゃあ昨日レコーディングして今日レコーディングしなかったとしても、今日レコーディングしたら絶対昨日よりいいはずだと思ってるから、レコーディングするっていう感じになっていってるなと思う。だから前に録った曲を聞くと、だっせぇみたいな。

WELCOMEMAN:それはあるんですね笑。

ISH-ONE:いや、俺の中では日本語ではほぼない。なぜか日本語はマスターレベルまで来てるから。クラフトワークって意味では。
 だけど英語はさっき言ったように小学校1年生と思ってるからだけど小学校1年生だけど、今は6年生ぐらいかなみたいな感じなんすよ。
 日進月歩というか頑張れば、頑張った分だけ最初、日本語ラップにハマった時期と同じでそれが今また訪れているって感じだから、最初の20年は日本語ラップを極める20年、次の10年か20年ぐらいはひょっとしたら英語で極める20年間だけどそんなにかけたくねなと思ってるから。でもかかってないですね、やっぱ、その早い。

 その学ぶのが早いし、昔は英語のラップ聞いてわかっているのは60~70%だったけど今は100%分かるので、だから100%わかることによって見えてくる、こいつらの中での趣、黒人はこういうとこに趣を感じるんだとか、白人はこういうところに趣を感じるんだっていうのっていう何だろう、言語学による、あと文化に絡んだところの接点っていうか、そこがわかるようになってきたんですよ。
 昨日よりも30歩ぐらい進んだかなみたいな、1歩どころじゃないなっていうのが最近あるからだから止められないんすよ、今の自分のムーブメントを落とすごとに多分ひょっとしたらよくなるって思うし、やっぱ落とす事にその頃まだソースマガジンとか取材に来る人いたりとかだから、やればやるほど変わっていくっていうことを俺は身を持って、この40年生きてるけど知ってるからWhy notと思うんですよ、Why you stop.ってか、止まったらそこで全て終わりだけどストップしたらって考えたことがないストップするってことを。


WELCOMEMAN:すごいっすね。そのストップすることを考えないっていうマインドはポッドキャスト聞いてる皆さんもそうだし、僕も意識して止まらないようにしてると思ってるんですけど、でも意識してるんですよね。
 止まらない方がいいな、そっちの方が人生を豊かになるなっていうのは理屈でわかってるんだけど、それを現実社会でやろうと思ったらしんどいことじゃないですか。いろんなものを捨てないといけないし。

ISH-ONE:守らなきゃいけないものもやっぱあるだろうし、家族ができたりとか、自分1人で生きてたらその僕なんか、一応自分1人で生きてるのに近いから音楽にゾッコンできるけど、やっぱその守らなきゃいけないものが増えれば増えるほど、もちろんその守らなきゃなものが増えた先にその守らなきゃいけないものたちは社会に関わってるからっていう社会レベルなら自分の探さなきゃいけないっての多分あると思うんすよね。でも俺は思うけどやっぱり、全部その人次第なんすよ。
 だからWELCOMEMANさんが俺は自分を信じてるってその信じてるエネルギーって人にも伝わるしそれがやっぱり一番の力だと思うんすよ、変えられるとかね。
 
 その信じるエネルギーを音楽でなぜ音楽良いかいうと解放してくれるから、言葉にならない気持ちとか、だから、俺は音楽やっている1つの理由としては、多分やってなかったら、こんだけ喋る奴だからもう常に喋ってるだろうし、うざいってなるし、だからそれは音楽に投影した方がその感情を落とし込めるたりだったりとかそういう場所であるべきなんすよ、創作って本来はね。
 俺が思うのはなんかやっぱ音楽って、作ってるプロセスだけなんですよ、アートも。

 みんなそれに値段をつけて配信してますけど、もちろんそれも1個の形をした人を豊かにするものだろうと思うんですよ。資本主義の中で。 
 でも、結局はその本当の音楽のエッセンスってのは、バイブレーション、最初に俺たちが出会って、気持ちを交換して最初のキーを弾くあの瞬間というか、それが音楽だから。
 そこで交わってできてるものが音楽、それをレコーディングした副産物をみんな聞いて音楽になってるけども、それは副産物だってやっぱライブ来てほしいとかってもそうだし、本当に音楽生まれる瞬間が、俺ら、音楽家にしたら、音楽じゃないすか。

 それは絶対持った方がいいですよ、クリエーションするっていうか、何でも自分の力が、例えばここに線をかけたらその瞬間ここに線が生まれるわけじゃないすか。その瞬間このユニバースは歪んでるんですよ、きっと。お前がそこに線を書かないユニバースもあんのに。線を書いた。
 だから音楽も同じこと、お前がそこでそのWavesを作ればそのWavesはYou never know.バタフライエフェクトじゃないすか。
 誰かがそのエネルギーを受け取ってね、将来の総理大臣か知らないけど、受け取って、その曲でぶっ飛ばすかもしんないじゃないすか。
 だけど、与えるメッセージを、俺も自分の好きなことばっか歌ってました、この20年間。

 だけど、今この20年経ってやろうと思うことつうのはやっぱり20年間、俺の音楽を聞いて影響を受けてきた子たちにも、次の未来とか俺が見てるこういう未来良いんじゃないとかってことをちゃんと伝えることだと思うし、何だろう人をただドーパミンを枯らすために、セクシャルな音楽やドラギッシュな音楽をやって、それってただの買い物なんですよ。
 酒飲んで上がる、ドラッグやって上がる、でもその下、そのお前の降り立つところはどこよと。
 みんなハイになることに必死だけど、着地点を決めてんのかつって、着地点決めてないと結局、ただそのハイで飛び上がって、すんげえ落下の仕方すんぞ。
 飛び上がって新しい意識に行って、そこの意識にポンと降りれるならいいけど、じゃなくてそれはただ単に自分のドーパミンを満足させるため、セロトニンを出すためとかそういうことだけで人間って生きちゃってるからそれだけになっちゃうと濁っちゃう。

WELCOMEMAN:なるほど。そういうことですね。前半は特にISH-ONEさんの活動のお話から、セルフマネジメント論というか、こんだけコンスタントに曲を出しながら、まだ前に進んでいく、音楽を探求していくっていうそこのマインド部分がすごく僕、聞きたかったんで、ちょっとその辺のお話を伺わせてもらったんですが、ちょっと後半はカルチャーの部分とか、あとその言語、僕ちらっとツイッターで見たんですけど、日本語やろうかなっていうのも発信されてたので、そこのマインドがまた変わっていってまたもう1つISH-ONEさんが進化していこうとしてる部分とかを伺いたいなと思ってるので、皆さんぜひ次回もお楽しみに。
 最後にISH-ONEさんの方から、楽曲紹介の方、お願いしてもいいでしょうか?

ISH-ONE:この曲は最近、Spotifyさんが海外展開してるプレイリスト、海外向けのプレイリストの方に入った曲でTokyo Galをフィーチャリングした楽曲でですね、「Beautiful」って曲なんすけど、これ今年の初めに出したんですけど、このタイミングで海外の方にも取り上げられたりもするんで、楽曲のメッセージとしては、本当にこの世界って本当に美しいんだよと、みんないろんな色眼鏡やいろんなフィルターかけてみるし、だけど外に出てみなよって、小鳥も鳴いてるし、川も流れてるし、風も吹いてるじゃん、これがBeautifulだよって、なんでみんなその人が作った社会とかシステムの中でBeautifulを感じられなくなってるのかってのもあったりとかもしたからなんか最近みんなそういう気持ちを忘れてるかなと思ってこの曲を選びました。聞いてください。ISH-ONEで「Beautiful」

WELCOMEMAN:さあ、お届けしたのはISH-ONEで、「Beautiful feat Tokyo Gal」でした。ということでですね、前半すげえ濃いお話をしていただきましてもう後半戦もさらに濃い話をしてますので、ぜひ後半もチェックしていただければと思います。
 なんかね、ISH-ONEさんの話聞いてると本当に僕自身も、やっぱり音楽に対してもっと真剣に考えよとかね、音楽に対してもっとビジネス的にもアーティストとしても、クリエイターとしても、プロデューサーとしてもいろんな角度でとに角度で真剣に向き合おうっていうね、覚悟を決める思いがあって、トークの中でも節々感じてもらえてると思いますんでね、そういうのをぜひ後半も楽しみにチェックしていただければと思います。
 そんなISH-ONEさんなんですけれども、12月に2度目となるヨーロッパツアー、そして次のアルバムの準備も、もう絶賛しているということでまたISH-ONEさんが率いるプロデューサーチームTEAM2MVCHのドキュメンタリー前編もYouTubeにて公開中でございますのでぜひともチェックしてください。
 ISH-ONEさんの活動はですね、ツイッターを検索していただければわかると思いますのでぜひそちらチェックしていただければと思います。その前にお知らせさせてください。
  私、WELCOMEMANは音楽プロデューサーとして様々なプロジェクトに関わっております。
 音楽ストリーミングプラットフォーム・SHINKUKANライブストリーミングや撮影、ライブイベントが行える次世代のクリエイティブスタジオ・STARTRECのプロデュースも行っております。
 また、WELCOMEMANがCEOを務めるブラッシュミュージックでは、新人発掘および育成、音楽や映像コンテンツの制作、イベント制作、ビジネスコンサルなども行っております。
 将来の夢はグラミー賞主要4部門のトロフィーをゲットすることです。 
 そしてこの番組タイトルでもあります「SHINKUKAN」とは、日本の音楽コンテンツを世界へをモットーに掲げたオリジナルコンテンツが見放題の音楽ストリーミングプラットフォームであり、クリエイターやアーティスト向けの活動サポートも行っております。
Spotifyを含めた全世界の音楽配信、ライブストリーミング配信、チケット券売まで様々な活動サポートを用意しております。ぜひ、下記のオフィシャルチャートサイトをチェックしてください。



SHINKUKAN podcast #72はスペシャルゲストにISH-ONEさんを迎えた後半となります。後半ではISH-ONEさんのセルフマネージメント論、海外での活動について、カルチャーについてお話しいただいています。
後半もお楽しみに!


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・ウェルカムマンがCEOを務める大阪発のなんでも音楽事業やりまっせ会社「株式会社ブラッシュミュージック」


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