SHINKUKAN Podcast#82 スペシャルゲスト「死神紫郎」Part1
SHINKUKAN Podcast#82はスペシャルゲストに死神紫郎さんをお迎えした前半パートのテキストバージョンになります。
おはようございます。音楽プロデューサー、音楽グローバルマーケッターのWELCOMEMANです。
この番組は世界で今、最も注目を浴びているアーティストから世界のミュージックアワードに関連する楽曲を紹介しつつも、日本の素晴らしいアーティストや音楽もお届けしていきます。
世界と日本の架け橋となる音楽情報発信基地になることを目的としております。
ということで、スペシャルゲストアーティストウィーク、まだまだ続いております。今回も素晴らしいゲストアーティストがトークセッションを繰り広げております。
今回のスペシャルゲストは死神紫郎です。僕、初めましてなんですが、早速深堀しながら、彼のプロフィール、ヒストリーなんかも紹介しながらこれからの野望、本当に素晴らしいマインドで音楽活動されてるなというところも伺っておりますので、まずは前半戦チェックということで楽曲の方を紹介していきたいと思います。死神紫郎で「ねぼけまなこ」どうぞ。
WELCOMEMAN:さあ、お送りしたのは死神紫郎で「ねぼけまなこ」でした。今回のスペシャルゲスト・死神紫郎です。よろしくお願いします。
死神紫郎:こんにちは、死神紫郎です。よろしくお願いいたします。
WELCOMEMAN:お願いします。死神さんと呼ばせていただくんですが笑
死神紫郎:もうあの死神さんで結構です。
WELCOMEMAN:死神さんって呼ぶこと自体がどこの世界に僕が今居てるかわからへんようになる感じなんですけれども。
死神紫郎:街中でもそう呼ばれてるんでちょっとぎょっとされますけどね。周りのひとが死神さんって何っていう感じになりますからね。
WELCOMEMAN:混乱が一回、一回起きるっていうね。いやでもそういうお名前も踏まえて、今までどういう経緯で音楽活動やられてきたかみたいなことも伺いつつ、前半と後半で皆さんに楽しんでいただければなと思っております。
まずはですね、プロフィールを一つずつ伺いたいと思うんですが、スタートのところで、まずあの死神さんが音楽をやろうと思ったきっかけはどのタイミングどういうことから活動されたんですか?
死神紫郎:音楽をやろうとしたきっかけは、小6のときなんですが。
WELCOMEMAN:早いですね。
死神紫郎:早いんですよ。クラスでアコースティックギターを学校に持ってきて弾いてる人がいて、そいつがなんかぱっとしないやつだったんですけど、ぱっとしないやつがギター持っただけでぱっとしてる感じになれたんでこれはぱっとできるなと思って。
WELCOMEMAN:ぱっとできるなきっかけだったんですね。
死神紫郎:ぱっとできる。特にスポーツもできないし、勉強もできないし、喧嘩も弱いしみたいなその中でぱっとするのにこれギターっていうのはこれぱっとできるぞっていうのでギターをやりたいなと思ったらうちの母親がクラシックギターやってたんでそのギターをちょっとか借りコードを押さえてポンポンと弾き始めてっていう。それが始まりです。
WELCOMEMAN:何か始まりから質問で申し訳ないんですが、その小6の段階で運動もできないし、喧嘩も強くないしっていう取捨選択はしてて、自分にはギター持ってぱっとするっていうのはその段階で結構敏感に反応してるなっていう印象があったんですけど、あんまり感覚ないですか?
死神紫郎:ありますね。自分が弱いやつっていう自覚がすごいあったんで。
WELCOMEMAN:そうなんですね。
死神紫郎:弱いやつがいかに生き残るか的なのは結構考えてました。背の順で言うと前から2番目だし。年下にもなめられるわけですよ。
そうすると、楽器を持つ動機っていうのがよくあるもてたいとかっていうんじゃなくて、男社会の中でぱっとしたい。そのための道具がギターだったんですよ。
WELCOMEMAN:逆に言うと強くなれるみたいなイメージもあるんですね。
死神紫郎:そうなんです。
WELCOMEMAN:すごい面白いですね。動機になっているところの部分も。
死神紫郎:そうっすね。中1のときに入学祝いでどうしてもってお願いしてギター買ってもらったんすよ。
WELCOMEMAN:そこからどっぷり音楽の世界にはまっていく。
死神紫郎:はい。
WELCOMEMAN:そこからギターを始めながら、今のスタイルになるまではバンドを始めた?
死神紫郎:中学校のときは1人で家でギターを弾いていて、文化祭のときに1回だけバンドを組んでやったんですけど、その後、高校生でなぜか吹奏楽部にはまっちゃったんですよ。
WELCOMEMAN:面白いですね。
死神紫郎:人がいないからっていう理由でパーカッションやらないかって言われてパーカッションは叩けば誰でもできんじゃないかと思ってそれなら俺に任せろと始めたらこれが難しかったんすよ。
その難しいところがまた面白くて、もうそっからどっぷり3年間ギターを弾かずに吹奏楽ざんまいみたいな。その間ちょっとはエレキギターを弾いてたんですけど、そこまでの熱を持ってではなくて。
WELCOMEMAN:高校時代は逆に打楽器にハマってバンドを結成したのはどのタイミングなんですか?
死神紫郎:バンド結成したのはまずは中三の文化祭で結成して終わったのが1回とあとは高校の文化祭で1年生のときと、あと3年生のときにその文化祭限定でバンドを結成するみたいな、コピーバンド、LUNA SEAをやるとか、Hi-STANDARDをやるとか。
WELCOMEMAN:なるほど。時代ですね。ちょうどあれですよね、ビジュアル系だけどもHi-STANDARDなどのメロコアがクロスオーバーした時代ですよね。
死神紫郎:クロスオーバーしてた時代っすね。
WELCOMEMAN:いや僕も全く同じでLUNA SEAをコピーしてHi-STANDARDもコピーしてました。
死神紫郎:みんなでバンドで何かやりたいって言ったら、みんながやりたい中間点を探るじゃないすか。そうすると、とりあえず早い曲をできるハイスタにしようになっちゃうんすよ。
WELCOMEMAN:なるほど。そういうコピーバンドの経験も経て、本格的に活動しようというか例えば今、お仕事とかはされてるんですか?
死神紫郎:音楽だけです。
WELCOMEMAN:ずっと音楽だけでやられてきたんですか?
死神紫郎:いや、違います。去年まで会社員やってたんすけど、あの体と精神がぶっ壊れて、それでやめました。
WELCOMEMAN:そうなんですね。高校のときのパーカッションからスタートしてバンド活動をしながら、例えば社会人なられたりとか?
死神紫郎:高校卒業後は大学に行ったんですよ。その動機も吹奏楽が上手なところに行って、吹奏楽をもっとやってやろうみたいな気持ちで行ったんですけど、全然大学の何つうんすかね、割と歴史のある大学だったんで独自ルールが多いんすよ。
いわゆる縦社会とかめちゃめちゃ苦手なんで、その辺りから空気読めないっていう言葉で始まって俺空気読めないのかってことに気づき始めて。
WELCOMEMAN:絶対空気を作る方ですよね。
死神紫郎:はい。ちょっと周りとうまくいかなくなっちゃって2年生くらいでやめて大学は法学部だったんですけど、法学部に行ったらなんかこの世の中の正義とか善悪がくっきりはっきりわかるんじゃないのかと思ったら、そんなことなかったっていう。
理屈をこねさえすれば悪も正義になるし、正義も悪になるってとんでもないもんだって思って、その瞬間からちょっと法律の勉強は結構ですみたいな感じになっちゃって。
WELCOMEMAN:その後はバンドをやっていくストーリーに入っていくってことですか?
死神紫郎:そうなんです。バンドをやろうって言ってて、その大学にいた後輩にすごくいいドラマーがいたんすよ。
そいつと一緒にバンドを始めたんですけど、結構いい感じだったんですけど半年ぐらいで解散しちゃったんですよ。ちょっとそこのメンバー間でうまくいかなくなっちゃって。
やっぱバンドって、メンバーがいるから合う合わないんだって出てくるし、成長のスピードだったりとか、どのくらいの速度で進みたいとかっていうのは違いが出てきてしゃあないんで、だから私、2004年の8月にもう自分は死ぬまで一生ソロで音楽活動をするって決意を固めたんですよ。
WELCOMEMAN:そのタイミングで決意したんですね。
死神紫郎:バンドを解散した翌日にもう俺は一生ソロでやるっていう。それを死ぬまで継続することに価値がある。
WELCOMEMAN:そういうふうに悟ったわけですか?
死神紫郎:そうなんです。実際それを宣言して、その日から、あの前のバンドのときに死神っていう名前が付けられたんすよ、ステージネームで。その死神ソロが始まる直前でやっていたバンドで死神って名前がついてました。
WELCOMEMAN:なるほどステージネームとしてですね。バンド解散を機に、いやもう俺は死神としてソロで一生やっていくと決めたと。
死神紫郎:はい、本当は名前はね、よく考えてから決めた方がいいですよ。
続けるんだったらよく考えてくださいとこれの若い人にも言いたいんすけど、名前を考えるときはマジでよく考えろ。
これがただ1、2年で終わる話だったらね笑いで済むけれども、来年40歳になります、死神ですってお前はあほかって話なってくるわけですよ。
WELCOMEMAN:死神がそれを悟ってる。ほんまに重いですね。もうほんまに自分で感じてることを深いですね。
そうですよとは言いながら僕はWELCOMEMANっていうのはもう長いこと続けてるんで、僕も自分にお前ちゃんと名前考えて決めろよって言ってました。
死神紫郎:そうですね、WELCOMEMANもなかなかですね。
WELCOMEMAN:そうですよね、完全に対比してますもんね。でもお話聞いててすごい僕は共感できる部分がいっぱいあって世代的にも同じ世代なんですよ。なのでちょっとだけ違うと思ってたんですけど、実は全然違うところに行ったんですね。
もう死神としてそのソロでやっていくともう腹をくくって、なのでそこからギター1本でいわゆる歌っていくスタイルになっていったってことですかね?
死神紫郎:初めはそう思ったんですけど、やっぱり挑戦していくには人がやっていないスタイルをやってみたい。
ソロだからって何か寂しい音楽になってしまうのはちょっと嫌だ思って、ソロ活動を始めますって言ったその日ぐらいに自分、池袋を歩いてたんすよ。
何かあるだろうと、この街にはきっとっていう、そしたら大道芸人がいたんすよ。大道芸人が次から次へといろんな種類のことをやってたんすよ。
それを見て俺がやるのはこれだと思ったんですよ。それはギターを弾くこともやるし、歌うこともするし、吹奏楽部で鍛えたパーカッション、ドラムを叩いたりもできるし、あとは何か人を笑わせるのっていうの面白いなと思って、死神のブラック紙芝居みたいなことをやり始まったり、それはもう、何て言うんすかね、北朝鮮のネタだったりとか。
WELCOMEMAN:深いところに行きますね。
死神紫郎:そういうなんか笑ってはいけないネタというか。皇室ネタとかそういうのをやったりしてブラックに笑わせつつ、太鼓を叩き、ギターを弾き、歌も歌い、時にはリコーダーの曲芸を見せたりとか。
WELCOMEMAN:なるほど、死神さんのスタイルとしてはこういうテーマでこういうものを伝えたいっていうことががあるっていうよりかはいろんな要素をあっちでこっちで入れていきながら、死神さんおフィルターを通して表現するみたいなイメージなんですかね?
死神紫郎:そうですね。活動当初はただただ表現したいっていう欲求だけが強くて中身なんてどうだっていいんです。とにかく今俺がやりたいことをそのままさらけ出させてくれって言う。
だから別に皇室に対して何にも悪い気持ちを持ってないのに俺のこのエネルギーをぶつけるには皇室ネタじゃんみたいな。
WELCOMEMAN:すごい大事だと思います。なんかやっぱり自己表現ができない人ってとにかく自分は表現者なんだ、入れるもん入れて全部やるぞみたいなことがやっぱできないと思うんですよ。
なんかここがださいんじゃないかとか、なんか誰かに何か言われるんじゃないかみたいな1個ブレーキがかかってて表現できないとかいっぱいあると思うんですよね。
そういう中で死神さんが今おっしゃってるのは、とにかく入れる、いっぱいインプットするいろんなもので自分が表現者として良い意味でですよ、もうアウトプットは入れたものをすぐアウトプットするみたいな考え方なのかなっていうふうに思ったんですよ。
死神紫郎:そうですね。間違いないです。仕入れたものをすぐ使うよねっていうようなことを前にやってたバンドのドラムのやつから言われたことがあって、非常に吸収してから出すのも早いよねっていう。
WELCOMEMAN:いやでもそれはもう死神さんのすごい素晴らしいところだし、そこがなんか今の個性を作ってるんやなってすごい感じました。
死神紫郎:そうですね。高円寺とか池袋のアンダーグラウンドシーンで始めたんですけど、やっぱ周りの人たちが非常に個性的で非常に野心を持った奴らが多かった。
誰よりも自分が目立つ、今日のイベントで一番目立つインパクトを与えるっていうパワーがものすごくて、そんな皇室をネタにした紙芝居やってる程度じゃ太刀打ちできなかったんすよ。
そうすると自然と今度ペットボトルの中にあの墨汁を隠し持って、客電を消してて突然サイレン鳴らして客席で炭をかぶるとか、そこに爆竹をつけて、会場を破裂させるっていうのをやってて。
WELCOMEMAN:すごいっすね。
死神紫郎:あれは黒歴史ですね。非常に黒歴史です。当時のシーンがあまりにも過激に行き過ぎて、歯止めが利かなくなっちゃったんすよ。
WELCOMEMAN:なるほど。いやでもね、ギターを持ったときのそのお話となんかここが一貫してるなと思ってるんすけど、やっぱりあれですよね。
周りよりも自分が評価されたりとか、やっぱり力みたいなこともそうですけど、そこに対しての何か死神さんが持っていってるパワーってすごい大きいですよね。
死神紫郎:大きいです。
WELCOMEMAN:そこはもう自分で理解されてるというか、それが自分の源になってるっていう感覚あるんですか?
死神紫郎:あります。そもそも音楽っていうものは競えるものではないっていうことは重々承知している。
表現というものは決して比べられるものではないっていうのあるんですけど、私が高校吹奏楽、大学吹奏楽で経験してきたことっていうのは競い合いなんですよ。
よその学校よりいかに素晴らしい演奏するか、そして金賞を取れるか。
それの利点って何かっていうと、ライバルを意識することによって自分の弱点を強化したり、自分の強みをより強くなれるように努力することができるんです。
WELCOMEMAN:やっぱり一貫性あるなってすごい思いますね。だから力とか強さでも音楽は自由だし、もちろん順位をつけるものじゃないけど、その自己表現において要は強さを見せていくっていうところが今のこのラップバトルのところで自分はマイクを取って戦うぞみたいなところにもやっぱり紐づいてるんですね。
死神紫郎:はい、自然なことですね。
WELCOMEMAN:なるほどやっぱり一貫されてるな。死神としていわゆるいろんなパフォーマンスをしながらラップバトルに出始めたっていうのも結構最近ですよね。
死神紫郎:そうなんです。今お話していた時代っていうのは大体2006年ごろの話なんですけど、そこから徐々に過激なパフォーマンスが限界を超えていっちゃうんすよ。
ゲロを吐いたバケツを客席のど真ん中で振り回して病気マンっていう奴が現れたり、病気マンとゴールデンボンバーが対バンしたんですけど、ゴールデンボンバーがいまだにラジオとかテレビで喋りますからね。バケツをぐるぐる回してたっていう。
あとは肉奴隷というノイズアーティストが燃えちゃって全身火だるまになっちゃって。
WELCOMEMAN:もう普通に事件ネタじゃないすか。
死神紫郎:なんで、お店で救急車を呼ぶと迷惑なんで、店の外に出して、ちょっとこうなっちゃったっていうので救急車呼んでもらうみたいな。
そういうのを見て、過激じゃ駄目だなっていうんでギターの弾き語りの方にシフトしてやっていったんすけど、弾き語りで活動していく中で、ギター1本と歌っていうスタイルでやってくんすけど、そうやっていく中で自主企画をやってたんすよ。
定期的にいろんなシーンの人たち、演技の人たちだとか、ロックバンドの人だとか、アイドルとか、お笑い芸人とかって呼ぶ中であるときに呂布カルマさんを呼んだんですけど、そこで間近で初めてラップの表現を見て、これは面白いなと思ってそっからラップに興味を持ち始めたっていう。
WELCOMEMAN:そうなんですね。
死神紫郎:2017年くらいだと思うんですけど。
WELCOMEMAN:ちょうどヒップホップシーンが今、盛り上がって特にフリースタイルとか、テレビでどんどん取り上げられてる状況の中、やっぱり外から見るといろんな音楽活動やれてるんだけど、実は死神さんはその時代の流れに合わせて自分もここで一旗揚げるために来たみたいなイメージあったんですけど、今は全然違うなって、小6からMCバトルに出るまで一貫してるなって、必然でここに出会ってるなって僕もすごい感じたのですごい印象変わりました。
やっぱりその音楽は力だみたいなところの表現と、MCバトルって結構イコールですもんね。
だから、そのときに見たその呂布カルマさんのパフォーマンスが自分の力になるみたいなことを感じたときですよね。
死神紫郎:そうですね。ただ実際にそこから自分がやり始めるまでは割と時間がかかりました、4年ぐらい間が空きました。
WELCOMEMAN:そうですか。
死神紫郎:いやこれは見てるもので自分がやるものではないというか、自分としてはギター弾き語りを極めていくっていう方により興味が強かったんですけど、それが2021年の1月に呂布カルマさんがTwitterでおっさんもラップせいへんか?っていうツイートをしてたんすよ。それはおっさんほど言いたいこと山ほどあるでしょうっていう。
WELCOMEMAN:なるほど。
死神紫郎:そういう人生経験をおっさんこそラップにしてみなよ。やってみろよっていうのを見たときに、やってみようと思ったんですよ。やるんだったらそのおっさんのラップの中でトップを取りたい。
そういう大会はないですけど、よしチャレンジするぞっていうので、よしラップに挑戦しますってもうその1週間後ぐらいに宣言して4ヶ月後に初めてMCバトルイベントの「戦極BATTLE TOWERⅢ」も予選を受けて、予選1回戦負けなんですけどそれがMCバトルデビューみたいな感じです。
WELCOMEMAN:すごいキャリアがあってね、挑戦するっていうことはすごい怖いことやと思うんですよ。
前回、MCミチさんにも同じ相談したんですけど、僕もね個人的に曲をこの歳になって作ろうって思ってるんですけど、作れないんですよ。
要はなかなかそこに挑戦できないみたいなことがあって、何て言うかな、準備をちゃんとしないと始まらないみたいな要は怖さが出てるんですけど、全然そういうことなくスッと行けたってことですよね。
死神紫郎:怖かったのがやっぱあるんですけど、それは予選なんでそんなに大きなプレッシャーなかったんですけど、その後にもう終わっちゃいましたけど、去年のレッドブル主催のフリースタイル・ラップバトル「Red Bull 韻 DA HOUSE」の東京予選の動画オーディションがあったんです。で、応募しちゃえって応募したら受かっちゃったんすよ。
ろくにフリースタイルやったことないのに大会決まっちゃうしなんか1000人くらい入る渋谷のWOMB(クラブ、ライブハウス)で1回戦の相手が、B-BOY PARKの覇者のPONYだし、どうしようって本音で言っちゃったけど、このラジオ聞いてる人だけの特別ですよ。
WELCOMEMAN:ですよね。今どうしようっていう死神の実は不安な部分が出たっていう笑
死神紫郎:だから周りの出演者が本当にマイクチェックのときですらフリースタイルできてなくて、その時いたラッパーが心配して死神さん一緒に練習しますかなんて声をかけてくれてる温かい場面もあって、フリースタイルできねぇからありがとう大丈夫って断ったんすけど、とりあえず60秒間、リズムに合わせて喋ってくるわつって。
WELCOMEMAN:どういったステージでしたか?
死神紫郎:楽しかったです。お客様も案外歓迎してくれたみたいで。
WELCOMEMAN:その経験を経てこれからはどんどんラップにトライしていきながら?
死神紫郎:そうっすね、今は音源制作がメインで去年のレッドブルの予選出た後あたりから、MCミチさんをディレクターにレコーディングをずっとやってます。
WELCOMEMAN:これからは音源制作しながら、もちろん今まで培ってきた、ギターもそうだし、パーカッションもそうだし、表現もしっかり自分のものにしつつ、プラスMC、ラップのスキル出していって新しい死神紫郎を作っていこうみたいなことですかね?
死神紫郎:そうですね。まずはラップだけのアルバムを作りたいっていうふうにも思ってます。
WELCOMEMAN:やっぱその挑戦し続ける力ってすごいですよね。
死神紫郎:そうっすね。これは病気だと思いますね、何かもう。
WELCOMEMAN:キャリアも19年あるってさっきおっしゃってましたけど、その中でもまだ挑戦し続けるモチベーションがずっとあるっていうことですもんね。
死神紫郎:そうですね。
WELCOMEMAN:後半はリハーサルのときでも伺ってた何故その挑戦する力が死神さんにずっと沸いているんだとか、他に生活の中でいろんな変化も自分なりに考えている、すごいいろんなことを伺えたので、後半はそういうちょっとマインド的な部分とかを伺っていけたらなと思っておりますので、皆様ぜひ後半もチェックしてください。それでは前半の2曲目楽曲紹介の方お願いします。
死神紫郎:死神紫郎で「執念のラップもういっちょ」
さあ、お送りしたのは、死神紫郎で「執念のラップもういっちょ」でした。
そしてトークセッションも踏まえて前半をお送りしましたがSpotifyで死神紫郎と検索していただくのと、MCを入れてMC死神紫郎と検索すると、ちょっと楽曲が変わってチェックできますのでぜひ気になったぞという方はそちらで音楽をチェックしてください。
後半戦もね、ぜひお楽しみにということなんですが、最後にお知らせさせてください。
私、WELCOMEMANは音楽プロデューサーとして様々なプロジェクトに関わっております。
音楽ストリーミングプラットフォーム・SHINKUKANライブストリーミングや撮影、ライブイベントが行える次世代のクリエイティブスタジオ・STARTRECのプロデュースも行っております。
また、WELCOMEMANがCEOを務めるブラッシュミュージックでは、新人発掘および育成、音楽や映像コンテンツの制作、イベント制作、ビジネスコンサルなども行っております。
将来の夢はグラミー賞主要4部門のトロフィーをゲットすることです。
そしてこの番組タイトルでもあります「SHINKUKAN」とは、日本の音楽コンテンツを世界へをモットーに掲げたオリジナルコンテンツが見放題の音楽ストリーミングプラットフォームであり、クリエイターやアーティスト向けの活動サポートも行っております。
Spotifyを含めた全世界の音楽配信、ライブストリーミング配信、チケット券売まで様々な活動サポートを用意しております。ぜひ、下記のオフィシャルチャートサイトをチェックしてください。
この続きはSHINKUKAN Podcast #89になります。
死神紫郎さんをスペシャルゲストに迎えた後半パート#89のテキストバージョンも近日公開予定です。お楽しみに!
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