![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100001172/rectangle_large_type_2_b2221385db30c948ddd2beb4ada3b83b.jpg?width=1200)
SHINKUKAN Podcast#94 スペシャルゲスト「狩野葉蔵 from中学生棺桶 」 Part1
SHINKUKAN Podcast#94はゲストに狩野葉蔵 from中学生棺桶を迎えた前半のテキストバージョンになります。
おはようございます。音楽プロデューサーそして音楽グローバルマーケッターのWELCOMEMANです。
この番組は世界でいま最も注目を浴びているアーティストから世界のミュージックアワードに関連する楽曲を紹介しつつも日本の素晴らしいアーティストや音楽もお届けしていきます。
世界と日本の架け橋となる音楽情報発信基地になることを目的としております。
さあということで今回もスペシャルアーティストゲストウィークでございます。今回はですね、中学生棺桶のバンドのリーダー、そしてプロデューサーと言っても過言じゃないですね。狩野葉蔵さんにお越しいただいてもう本当に面白い回だったんですよ。
もう前半も後半もぜひチェックしていただいて、もう20分前後のトークセッションなんですが足りんなと。
このままちょっとお酒なんか入れちゃうともう数時間やっちゃうぞぐらいの本当に濃厚な時間でした。
まずは前半戦をお届けしていきたいと思います。先に楽曲の方を紹介していきたいと思いますのでチェックしてください。
中学生棺桶で「死なずの関係」どうぞ。
WELCOMEMAN:お送りしたのは中学生棺桶で「死なずの関係」でした。今回のスペシャルゲスト•狩野葉蔵さんです。
狩野:よろしくお願いします。
WELCOMEMAN:初めましてなんですけれども、もうリハときからいろいろ狩野さんのお話を伺えば伺うほど、いろんな話がバーって出てくるので、僕MCとしてどうやってまとめよっていうのが一番なんですけれど。
まずは前半、後半と分けていろいろ伺っていきたいんですが、今までの狩野さんの歴史というか、音楽をやり始めて今に至るまでの流れをちょっといろいろ伺っていきたいなと思っております。
狩野:お願いします。
WELCOMEMAN:まずはちょっとご記憶をさかのぼっていただきつつ、一番最初に音楽やろうと思ったきっかけのタイミングはいつぐらいなんですか?
狩野:聞き始めた頃じゃないですよね?自分で音楽をやろうみたいな。
WELCOMEMAN:そうですね。
狩野:高校生の時ですかね。学校にあんまり行ってなくてですね。中学校は大好きだったんですけど、高校がつまらなくてそれであんまり行かないようになって、自分が空っぽなんじゃないかなって思ったんですよね。
なんか学校にいる奴らがもうみんな気に入らなくて。自称不良みたいなやつらでなんかダサいなと思ってダサいなら自分はダサくなくいなきゃいけないじゃないですか。
だから自分もダサいよな。あいつらが空っぽで俺は空っぽじゃないのかって考えたときに空っぽかもしれないと思って戦うにはやっぱり自分を作らなきゃって思って、レンタルCD屋さんってあったじゃないですか。
レンタルビデオ屋さんに行って映画とか見たり、洋楽ロックのルーツ的なものをバーッと借りて、いっぱい聞いてこれは知らなかったみたいな。
やっぱり普通に生きてたら流行ってるものしか小さい子たちは聞かないじゃないですか。TVで流れてるものとか。
そういうのじゃないもの、自分から行動を起こさないといけないものをいろいろ自分で勉強してって、こういうのがかっこいいなって思って、じゃあこういうのとこういうのを混ぜたら、自分っぽいものができるんじゃないかってその辺から何かイメージが始まりました。
WELCOMEMAN:初期衝動として狩野さんの中ではかっこ悪いことをしたくないみたいなことあったんですか?
狩野:かっこ悪いこととは?
WELCOMEMAN:例えば、学校に行ってる不良っぽいやつらがダサイとか、元々その輪の中に入って何かっていうことよりかはそうじゃない自分っぽいはみたいなことをもう探してたってことですよね。
狩野:そのタイミングでそういうのがないと何か生まれないっていうか堂々と生きていけない感じがして、流行っているものをみんなと一緒に乗っかって、流行っているところに行って、流行ってる服を着て、流行ってる髪型をしてやってるとそれはよろしくないんじゃないかって。
WELCOMEMAN:そのところから個性みたいなことの追求が始まった?
狩野:そうです。自分は自分で自分を作らなきゃって思いだしたんですよね。あいつらを否定するには、やっぱり否定できる人間にならないといけないと。
WELCOMEMAN:なるほど。面白い。そういう感覚で、それが音楽の出会いの中で探っていけばどんどんいろんなものが出てきて、自分がやりたいみたいなことになっていくみたいな。
狩野:それはできるんじゃないかみたいな。これとこれ混ぜてるやつがいないから混ぜたいなとか。
そのままやったら同じなんで。劣化コピーになっちゃうからなにか混ぜて、キメラが生まれたらいいなみたいな、合成獣みたいなそういうのが最初からありました。
それまでは小説とか書いてたんですよ。文を書くのが好きでクラスメイトが死にまくる推理小説とかを友達と中学の時に書いてたんですよ。
そういう友達がみんな頭のいい学校に行っちゃったんですよね。僕は普通ぐらいなんで。勉強すればできるみたいな。
だから大学を見据えたみたいなところには行けるレベルではなくて、みんなそういう中学の時、仲良かったやつはみんなそういう方向に行っちゃってなんか高校は馬鹿どもしかいないみたいな。
中学の時につるんでたやつらと一緒にいたのが楽しかったんですよね。中学校は混ざってるじゃないですか雑に。ヤンキーもいるし、アニメオタクもいるし、スポーツ得意なやつもいるし、音楽を聴いているやつもいるし、そのぐちゃぐちゃが楽しかったんですよ。
高校に行ったらもうなんか本当にクラブ、腰履き、ロン毛みたいな奴らばっかりになっちゃって、こういう奴らしかいないのかってなっちゃって行かなくなって、自分で自分を固めようっていう時期に入りましたね。
WELCOMEMAN:それが個性に繋がっていくんですが、狩野さんの今の感覚的にはすごくアートな考え方だなって僕は思ったんですけど、アートの感覚はその時にあったんですか?
音楽を作っていくとか、やっていくみたいな立場になったときに、今って逆に社会を見てというか、その当時の社会を見てすごくつまらない世の中だから、自分で新しいものを探しに行ったっていう感じだと思うんですけど、そこにアート的なものって紐づいてる感覚はあったんですか?
狩野:アートっていうのもなんかあんまりその表現として好きじゃなくて芸術、アートなんだろうなみたいな。ぶってるやつとかもいるじゃないですか。
アートって言えばいいみたいな。そういう奴らも好きじゃない。そのロックバンドのカリスマの嫁でアーティストみたいな、でもお前何もしてないだろみたいな。
アートって言えば何でもいいのかみたいな。気をてらったことをすればアートなのかとか。なんかただ、ストレス解消に過ぎないですよね。
最初は自分がモヤモヤしてるものを何か形にしたら何か作れたぞみたいな。そういうのでしかないですね。
そこまで俺はアーティストだみたいなのはもう一度思ったことないっすね。すっきりするためにやってるだけです。
WELCOMEMAN:いいですよね。なるほどなるほど、素晴らしい。自分探しが高校のときから始まって、人と違うことをやろうとか、自分がこれとこれを混ぜたら面白いんじゃないかとか、書かれた小説とかそういういろんな断片的なものをミックスしながら自分の音楽活動が始まっていくと思うんですけど、高校のターンから次のステップはどうなっていくんですか?次は狩野さんのステップととてバンドを創造していくんですが。
狩野:故郷にいるときに学校で何か馴染めなくて部屋にこもっていろんなもの見たり聞いたりしてたんですけどね。バンドの曲を鳴らすには1人じゃできない。
あんまりアコースティック弾き語りみたいなものは面白いと感じない人なんで。やっぱりベースがいて、ドラムがいて、ギターがいてっていうスタイルで鍵盤がいてもいいですけど、そういう何かがっちりしたのがやりたいなと思って。もう1人じゃできないじゃないですか。
自分の好きな音楽をわかるような同じようなものをかっこいいって思える人を探さなきゃいけない。故郷にはいないんですよ。流行のものを聞いてる奴らしかいないんですよ。群馬県桐生市にはね。だから人が多いところに行こうと、人が多いところに行けばいろんな音楽を聞いてる人もその分だけ増えると。そのためだけに東京に来ました。
そうしたらそのでかい職場に属さなきゃいけない。まずそうしたら東京にノープランで行っても駄目なので。従業員が少ないラーメン屋とか行ったって駄目じゃないですか。人がとにかく多いところを探して遊園地に入りましたね。
とにかく人が多いところに行っていろんな世代のいろんな男女がいるところって考えて、スッと入れるところは遊園地かなと思って、そこで探しましたね。
WELCOMEMAN:今で言うね、マーケティングみたいな。
狩野:いやいや思いつきですよ。
WELCOMEMAN:そうですか。いや思いつきがすごいっすね。遊園地に行ったら人がいっぱいいて働けるだろうと。
狩野:そこだったらいろんな音楽を聞いてる人が世代を超えて集まってるだろう。そこで見事、そこで見つけました。
WELCOMEMAN:それは今の中学生棺桶の原型になってるんですか?
狩野:そうですね。初めてのバンドなので。だからいわゆるロックキッズみたいなやつが小学校6年生で親に買ってもらったギターを持って弾き狂ってその頃から、レッド・ツェッペリンを聞いてとかいうのじゃないんですよね。触ったことないんで楽器なんか東京出てくるまで。
バンドもやってないですし、学園祭のコピーバンドみたいのやったことないです。頭の中だけだったんで。東京に出てきて初めてバンドでスタジオに入るみたいな。
WELCOMEMAN:その時に中学生棺桶ってバンド名になったんですか?
狩野:名前が多分、最初は違ったと思うんですね。でもそういう香りの名前ですよね。世の中にない言葉、これとこれを足すみたいな。
WELCOMEMAN:バンドを結成してメンバーが変わったり、曲をどんどん作っていったりとかしながら中学生棺桶に至っていくみたいなことですよね。中学生棺桶として固定されたメンバーの中で、ご兄弟でやられたそうですね。
狩野:弟を入れましたね。弟は当時群馬県にいて六つも離れてるんですよ。だから僕が東京に出てまだ高校生とかですよね。で2人兄弟なので音楽の趣味もお兄ちゃんから下りたものになるんですね。
WELCOMEMAN:やっぱり年の差が六つあったらちょうど影響を受けますもんね。
狩野:そうですね。同じような格好をしたりとか、実家にいるときに、話す相手がいないですよ。だからかっこいいロックを知ってても。
例えばドアーズってすげえいいぞみたいな、これ誰に聞かせるみたいな。いないですもん、わかってくれる人は。流行物しか聞かないやつらなんで。今はどうだかわからないけど当時の群馬県桐生市の奴らは。
木村拓哉みたいなロン毛で腰履きでマーチンの何ホールだみたいなそういう話ばっかりしてるわけですよ。学校でこいつは何言ってもしょうがないけどドアーズのジム・モリソンなんて知らないですよ。
このかっこいいのを伝えたいなってときやっぱり近くにいるの兄弟だったんで弟に全部聞かせてこれかっこよくない?みたいな。完全にそっちにハマりましたね。
それで東京でやってるときもわざわざ見に来たりとかしてたんですよ。それで最前ににいて他にお客さんがいなくても、一番前で弟が暴れてるだけみたいなライブが何回かあって、もうすぐ高校卒業すると、俺も東京に行こうかなみたいな、それで来ればいいじゃんって一緒にやろうよって言って、大丈夫だよ、僕だって弾けるようになったから教えるし、弾けるよ、入ろうよって言って弟を入れました。
WELCOMEMAN:そこのタイミングで弟さんが東京に来て、中学生棺桶がスタートしていくみたいなことですか?
狩野:そうですね。皆さんが知っていただいている一番イメージが強いのは弟がいる時からだと思う。
WELCOMEMAN:そこから何年ぐらいですか?作品も結構、リリースされていますが。
狩野:そこで聞けるやつは全部、弟がいます。
WELCOMEMAN:いろんな作品を今これSpotifyの方でちょっと検索させていただいてるんですけれども、2004年からアルバムがでています。一旦2010年まで約6年間ぐらいアルバムをずっと定期的に出されてたと思うんですが、2010年に中学生棺桶としてアルバムを出して以降は、今のところまだ作品は?
狩野:そうですね、もう立て続けに中学生棺桶の最後のライブの1週間後に別のバンドのライブを始めてるんですよ。ちょっと喧嘩をしちゃって、その精力的にやってた人が急にいなくなってしばらくあいつ何やってんのみたいなライブもやってないじゃん、曲書いてんの?みたいなそう言われるの嫌だったんで、中学生棺桶でスタジオに入りながらも新しいバンドの準備をしてたんですよ。終わることが決まってるから。で1週間後に立て続けにライブ入れてやろうと思って。
だからそのバンドのラストライブの1週間後にもう新バンド結成のライブがもう入ってて、もうスタジオに入ったんすよ。そのバンドでも3枚ぐらい出して、同じなんです。だから休んでた感覚はないですね。
WELCOMEMAN:そもそもずっと継続的にバンドはメンバーが変わったり、名前が変わったりしながらもやられてるんですね。
狩野:そうですね。休んでるときももちろんあったと思いますけど、中学生棺桶とその次のやつはもうずっと連続です。しかも同じディスクユニオンから出したので。
WELCOMEMAN:そうなんですね。今回でもゲストで来ていただいて、中学生棺桶の狩野さんですっていうふうにご紹介させていただいてるんですけど、流れ的にはもう中学生棺桶は一旦終わっているという認識ですか?
狩野:一旦そこで終わったんですよね。今年の夏からまたやってますね。
WELCOMEMAN:今のメンバーは弟さんはいらっしゃらないんですか?
狩野:いないですね、弟は客席に見に来てますね。
WELCOMEMAN:すごいいい関係ですね。
狩野:なので弟と仲直りしたってことです。
WELCOMEMAN:弟と喧嘩したんですか?
狩野:弟を中心としたメンバー全員と3:1で喧嘩しました。でも二度と会えない状態になって、でもここ5年ぐらいで弟とめちゃくちゃ仲良くなって、今は週2で飲んでます。今が人生で一番仲いいです。バンドを一緒にやってたときより仲いいですね。
WELCOMEMAN:言える範囲でいいんですけど、エピソードとして伺いたいんですが、喧嘩のきっかけは何だったんですか?
狩野:喧嘩のきっかけは僕がちょっと怒りんぼキャラなんですね。なんかこう言いたいことは言うみたいな。
結構ステージだともっとぐっといくのでそういう感じが縛りがきかなくてなんか縦横無尽になっちゃった感じですかね。僕が悪いと思います。すぐ怒るみたいな。それがちょっとエスカレートしすぎちゃったんじゃないすかね。
だって彼らがいなきゃバンドなんかできないのにここはどうだ、ああだみたいなのをステージで駄目出しとかしてましたね。
当時のライブの映像を撮ってくれてる人がいて、残ってて、DVDとかも出してたんで、もうずっと見てなかったですけど、そういうのに残ってるんですよ。
MCもそっちのけでお前なんだ今の変な音みたいな、チューニングを直せこの野郎みたいなことやってたんですよね。
それでもそういうのがお家芸でそういうのが楽しいみたいなお客さんもいたんですよ。
そうしたら拍車がかかりますよね。喜ばれるから。どんどん怒るっていう。それが良くなかったんじゃないですかね。
大事なメンバーなのにね、そいつらがいるからかっこいいことになってるのに。
WELCOMEMAN:今の狩野さんは客観的にその当時を振り返ってそういうふうに感じられてるんですね。
狩野:そうですね。なんかね、性格が悪いなって思います。ライブを観た感想が自分で見て、曲がどうとかじゃなくて性格悪いなこいつみたいな。自分が悪いんですよね。
WELCOMEMAN:その中で段々とバンドの仲が険悪になってきた?
狩野:そうですね。もうめちゃくちゃ険悪ですね。
WELCOMEMAN:どっかで爆発したんですか?もうクビにしろみたいな。
狩野:もう楽屋で泣く、みたいな、なんか泣いてました。みんな僕が作る曲が好きで入ってきた人たちなのにもう飽きたとか、もう嫌だみたいなことがライブ終わった後に言われてショックじゃないですか。
ずっとやってたいみたいな気持ちを継続してもらえることができなかった。監督ミスっていうか、全部自分で作ってるんで曲も歌詞もメロもアレンジも着る衣装も、あのアルバムのジャケもチラシの図案も全部やってたんですよ。
WELCOMEMAN:要はバンドのリーダーでもあるけど、総合プロデューサーみたいなことでもあったってことですもんね。自分で全部コントロールしてたから。
狩野:メンバーもコントロールしなきゃいけないじゃないですか。それがちょっとよくないですね。みんなのメンタルを悪くさせた。
WELCOMEMAN:バンドがここでちょっとうまいこといかないぞっていうことんなって、これが月日が経って、どこで和解をしたんですか?
狩野:弟はもうバンドとかやってないんですけど。
WELCOMEMAN:もうその中学生棺桶が1回終わった段階でもう弟さんは音楽活動も辞めたんですか?
狩野:自分のバンドをちょこちょこやってたみたいですけども、同じ町内に住んでたんですが会いたくもないし、会ってなくて。でも、同じ町内に住んでるから飲み屋とかもかぶるんですよ。
ここで飲もうかなって店を覗いたら弟がいて今日行けないよみたいなそういうのがあったり、あと実家に帰ると弟がいたら嫌だから帰らないとか。
そのぐらい大嫌いだったんですけど、向こうから歩み寄ってくれましたね。
WELCOMEMAN:なるほど、そういうタイミングあるんですね。
狩野:あるんですよ。
WELCOMEMAN:久々にちょっと兄貴飲もうぜみたいな。
狩野:そうそう俺は嫌だっていう、その最初はその母親づてに来るんですよ。弟がお兄ちゃんと話したいって言ってるみたいって。信用してない、嘘でしょみたいな。だから弟の結婚がきっかけですね。弟が結婚式に出てくれって言い出したんですよ。
WELCOMEMAN:なるほど。
狩野:冗談じゃないです。弟の結婚式に弟の周りの友達が来るじゃないですか。そいつらが全員嫌いですからそいつらに会いたくなくてまた喧嘩になるよ、だから行かないよ、喧嘩することがわかっててなんでそんなとこ行くんだよと思って嫌だって言ってたんです。
そしたら本人が頼むから来てくれって直訴しに来たんですよ。僕の友達は誰も呼ばないと。中学生棺桶のメンバーだけを呼ぶから。
だから俺の結婚式を仲直りの場に使ってくれって言われたんですよ。全員呼ぶから、同窓会すればいいじゃんって、そこでまた久しぶりに会って、そしたら喋れるじゃんって他の人誰も呼ばないからって、俺の友達は中学生棺桶のメンバーしか呼ばないって言われたんですよ。
WELCOMEMAN:それ感動ですね。
狩野:ちょっと嬉しかったですね。嬉しかったと言うか助かるなと思いました。それから普通に週2で会って飲むようになりました。
WELCOMEMAN:今、狩野さんよりも僕の方が感動してるんですよ。なるほど。そういう意味では兄弟のバランスが素晴らしいですね。
歴史を振り返って、やっぱ狩野さんって誰もが知ってないことをしたいとか、あれとあれ足したらとか、小説書くって多分あんまり好きじゃない言葉かもしれないけど、これがアートだというのであればすごいアーティスティックな感性で総合プロデュースして、自分らで自分らのことをやりたいみたいな。
例えばイラストやフライヤーのデザインってもう総合プロデューサーだと思うんですね。
それを一番影響受けた弟がちゃんと背中見て、タイミングよく結婚で仲がに戻っていくって、一番いい小説今できてると思います。
今、弟さんと週2で飲みながらあのときどうだった、こうだったみたいな話は?
狩野:全然何でも喋りますね。
WELCOMEMAN:その当時、仲が悪かったことはいい思い出になっていってるんですね。
狩野:その話ももうネタとしてできるぐらいなんで。
WELCOMEMAN:素晴らしいですね。
狩野:この時嫌いだったからなみたいな話ができる。今はすごいとってもいい感じになってます。皆さんのおかげですよ。
WELCOMEMAN:本当にもうだから中学生棺桶のファンの人からしたら待望の復活っていうか。
狩野:そうなんですよ。だから夏にまた中学生棺桶のライブやるって言ったじゃないですか。お客さんで昔来てた人とかも来るんですよ。
喧嘩してたのも知ってるから、普通に弟が来て横で一緒にタバコとか吸ってるじゃないですか。
そうすると本当に仲直りしたんですねとか、そっちに感動されるんですよ。ライブの感想は?みたいな2人が一緒にいるのが信じられないから写真を撮っていいですかみたいな。兄弟があんなに仲が悪くて、ステージでののしってた。
それがきっかけで壊れたバンドが、今、弟はステージに立ってないけど、普通に毎回見に来てて、ニコニコ酔っ払って喋ってるみたいな、弟と本当に喋ってるみたいな。それはちょっと嬉しいですよね。
WELCOMEMAN:いやなんかもっと言うと活動休止期間っていうよりかは、音楽じゃなかったけど、もしかするとその狩野さんのライフストーリーの延長線で言うとずっと中学生棺桶は続いてたような気がして、だからその当時のファンからしたら、2人が仲良くなってること自体がレアだっていう、もう1回あのときの音楽聞き直して、狩野さんにはいろんな人生があって、寄ったり離れたりすることがこの音楽のこうなってるんだみたいなこと自体がそのストーリー完全に共有してますね。
狩野:皆に知られてますからね。そこは。
WELCOMEMAN:そういう音楽の聞き方もあるんですね。なんかもう新しい音楽の聞き方というか、これでもう1回、昔に戻れるみたいな感じはすごい驚きです。
狩野:そういうことを隠せないから明るみになっちゃってるんですよね。喧嘩したとか、仲直りしたって、もうその時に言うんだよね。
みんなが目に届くようなところなんです。そういうSNSとかは。
WELCOMEMAN:そうですよね。だから嘘偽りないバンド活動もそうだし、狩野さんの発信も嫌なもんは嫌、好きなもんは好きっていう人柄からやっぱりファンがそこについていってるんでしょうね。
ということで話は尽きないんですけれども、後半戦もまた、前半で深堀りというかかなり濃厚なお話させていただいたんですが、もっといろんなクセというか、狩野さんの個性というか、もう表現が難しいですがいろんなエピソードをもっともっと伺っていきたいと思っていますが、いったん前半のところはですね、最後に狩野さんの方からおすすめの楽曲を紹介していただいて、終わらせていただきたいと思います。
あらためて狩野さん、楽曲の紹介の方、お願いします。
狩野:聞いてください中学生棺桶で「女の子です」
お届けしました、狩野さんとのトークセッション。そして中学生棺桶の楽曲をお聞きいただきました。僕、狩野さんと漫才でお笑いコンビをやればですね、まあまあいいところまで行けるんじゃないかと話してて思いました。後半戦もね、ぜひチェックしてください。
狩野さんがやられておりますお店ですね。「おもいで処 逆行」こちらは東京都中野区5-36-13 高橋ビル1階にございます。
「おもいで処 逆行」で検索していただければ一発で出てきましたので、ぜひチェックしてください。
お店の方は日曜定休日で夜の7時からになっておりまして基本的には、平日はずっと空いておりますし、狩野さんもほとんどお店にいらっしゃるということなので、僕とのトークセッション楽しかったなという方は直接お店に行ってお話されてください。
私、WELCOMEMANは音楽プロデューサーとして様々なプロジェクトに関わっております。
僕がCEOを務めますブラッシュミュージックでは、音楽制作、映像コンテンツの制作、イベント制作、Web制作こういったポッドキャストの番組制作なども行っております。
将来の夢はグラミー賞主要4部門のトロフィーをゲットすることです。そしてこの番組タイトルでもありますSHINKUKANとは、日本の音楽コンテンツを世界へをモットーに掲げたサブスク型の音楽ストリーミングプラットフォームであり、音楽聞き放題そして映像もライブ映像、オリジナル映像コンテンツも見放題でございます。ぜひともメンバーになってください。
そしてSpotify含めた全世界への配信、音楽配信登録、ライブストリーミング配信、チケット券売まで、アーティストやクリエイター向けの様々なサポートも用意しております。 ぜひ概要欄よりこちらもオフィシャルサイトをチェックしてください。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100001374/picture_pc_a6eacd03ab67c9912acd42393e485a7b.png?width=1200)
このトーク続きはSHINKUKAN#98になります。こちらのテキストバージョンも近日公開予定です。お楽しみに!
・音楽ストリーミング&ライセンスレベニューシェアプラットフォーム「SHINKUKAN」のSpotify独占配信ポッドキャスト番組です。日本と世界の架け橋となる素晴らしいアーティスト&音楽を紹介しております。
・SHINKUKANオフィシャルサイトはこちら
・WELCOMEMANがCEOを務める大阪発のなんでも音楽事業やりまっせ会社「株式会社ブラッシュミュージック」