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web3の特徴である「分散所有」が実現するコミュニティ・コンピュータDAOの可能性

2021年はクリプトゲームとNFTにはじまり、後半にかけてそのブロックチェーン技術に注目が集まることでweb3という概念がグローバルでバズワード化しました。

これには技術者、投資家、起業家、投機家、クリエイターなど多くの人々を巻き込みましたが、2022年はDAOにフォーカスがされweb3という概念はより大きな盛り上がりになることが予想されます。

これらトレンドは2017年の暗号通貨バブルによるICOブーム鎮静化からの冬の時代、その後のDeFiサマーに続く流れであり、まさにテクノロジーハイプサイクル通りのトレンドを辿っています。

hype cycle|余談ですが2020年始めに盛り上がったclubhouseはまさに今死の谷にいますが、このトレンドのようにどのように復活をするか個人的に楽しみにしています。

ICOが乱立した当時と違うのは、プロトコルとなるL1L2の進化が技術者を吸い込み(まさらにラビットホール)、投機家ではなくエンジニア主導で
数多くのプロジェクトが立ち上がっているという事実でしょう。

GAFAから多くの人材がこの領域に流れているだけでなく、a16zやSequoiaといった一流VCの資金も集まっており、これから加速度的にプロダクトが増ええ、それに伴いマスにも届くキラープロダクトの登場は時間の問題です(その中で多くのフェイクも登場するでしょうが…)

L1L2プロトコルやサイドチェーン、NFT、DeFi、DAO、ゲーム、メタバース系などweb3と言っても様々な分野が存在しますが、どれもアップサイドしかない魅力的なマーケットだと感じています。

以上、ざっとweb3の概況をまとめてみましたが、自分は過去10年デジタルマーケティングを専門にしてきたこともあり、NFTやトークン(FT)を使ったDAOの在り方に強い関心があります。最初期のBASEをはじめ、自社でもスタートアップとしてこれまで沢山のプロダクトを開発運営してきましたが、2022年はこの領域にフルベットするべく準備を進めています。

この現段階ではWeb3はまだ黎明期と言え事例も少なく言語化が難しいところですが、以下にこれまでの課題とそれを解決しうるweb3の可能性についてまとめていきたいと思います。

顕在化してきたインターネットの問題点について

5 Best Web3 Crypto to Buy in 2022


web1:read(閲覧)
web2:read,write(閲覧、作成)
web3:read,write,own(閲覧、作成、所有)

Web3の特徴を表すには、それまでのweb1,web2とどう違うのかを知るのがわかりやすいでしょう。よく紹介される事例ですが、このように90年代のインターネット、つまりweb1では情報の閲覧利用がメインでしたが、2000年代のweb2ではコンテンツ作成(アップロード)も可能になりました。

2000年代中盤ごろからの概念でありますが、SNS、モバイル、クラウドの技術がこの流れを後押しし短期間で今のGAFAのような巨大プラットフォームを生み出すこととなりました。

2009年7月、iPhone3GSを手にし初めてツイートした僕は、この「誰でも世界に向けて発信できコミュニケーションできる」という可能性に痺れたのを昨日のように覚えています。当時新卒で入社したのはリスティング広告運用の代理店だったのですが、SNSの魅力を周囲に説いて周りSNSの会社へのピボットさせたほど…笑

誰にでも発信の機会を与え、個人の可能性を開放するインターネットの魅力を信じてこの10年間走ってきましたが、ご存知の通りInstagram、YouTube、TikTokなどが台頭し、まさに当初思い描いた「個人が影響力を持てる」世の中になりました。

それはとても素晴らしいことで今でもSNS系のサービスは大好きですが(TikTokはめちゃくちゃ見ますし、Instagramの本もだすほどですw)、一方でその課題感も噴出していきていると感じています。特にわかりやすところでいうと以下の3つでしょうか。

1.一部の人たちが有名になりすぎる問題

2.燃え尽き症候群などメンタルヘルス問題

3.マネタイズ難しい問題

全ての人がインターネット上では平等なチャンスが与えられているかもしれませんが、Instagram、YouTube、TikTokなどの利益を求める企業の上では残念ながらそうではありません。それらプラットフォーマーは営利企業であり、ファーストプライオリティは利益と売上です。

広告で儲けている組織である以上ユーザーの滞在時間がKPIであり、プラットフォーマーはそれを最大化させるためのコンテンツを優先させます。

そのアルゴリズムにより、初期からの発信者であるヒカキンや修一郎、そしてマスメディアで認知を獲得している有名人は加速度的にフォロワーを増やしていき、新規参入するクリエイター、ニッチなプレーヤーをユーザーのアテンションの外に追いやります。

もちろんユーザーごとにパーソナライズされますが、あくまでも企業である以上マネタイズに繋がりうるコンテンツが優先され、クリエイターは否が応でもその意図を汲み取らなければ”インターネット上”での影響力を手に入れることはできません。

バイラルや炎上を狙う、わかりやすいコンテンツ優先でディープでニッチなコンテンツは避ける、ミームを取り入れるなど。

トラフィックが集まるクリエイターはそのインサイトデータを手に入れ、さらにコンテンツを改善し、より多くのアテンションを集めます。

このように勝てるものがより勝ちやすい弾み車の仕組みが内包されており、それはプラットフォーム側にも同様です。そのデータこそが資産であり、優位性に繋がるため、エコシステムを閉鎖し如何に自分たちのネットワーク内にユーザーを閉じ込めようか各社苦心しているのはご存知の通りです。

その偏りは無視できないレベルまできており、例えばSpotifyによる90%のロイヤリティは上位1.4%のアーティストが受け取っており、ゲーム配信のTwitchでは、全配信者の上位1%が全収入の半分以上を稼いでいます。

そしてGoogleとFacebookだけで、2020年に発生するデジタル広告収入のほとんどを占めるなど、web2の主要ビジネスモデルある広告は、実際に大きな偏りを作るインセンティブおよび必然性を内包しているのです。

そしてこれも周知の事実ですが、私達がSNS上で生み出すコンテンツは100%私達のものではなく、あくまでもアップロード先のプラットフォームにその所有権を渡しているのと同義です。9,000万人ものフォロワーがいたトランプのTwitterが削除された事実がいい例ですが、そのアカウントを生かすか殺すかの決定権はプラットフォーマーが握っているのです。

結論、ビジネスモデルが「広告」中心となっているweb2インターネットでは、クリエイターはプラットフォームのルールに従うしかなく、かつそこでのマネタイズで非常に難しい現状があります。

未だにYouTubeを除くSNSではほぼマネタイズ手段は用意されていないといっても過言ではなく、外部サイト(例、ECやアフィサイト)に誘導したり、報酬を支払う広告主さんと直接やりとりをしながら売上を上げていく他ありません。そしてそこにあるのはほぼ広告です。

もちろんYouTubeでの収益化含め、それだけで生活していくのは簡単なものではなく、努力しても報われない現実に自信を失い何に対してもやる気をなくしてしまうような燃え尽きたインフルエンサー(志望)の友人を僕自身多く見てきました。

僕自身、30万フォロワーのInstagramを運営していたり、多くのD2Cブランドやインフルエンサーの相談を受けますが、フルコミットでかつ相当戦略的に取り組まないかぎりマネタイズは難しいと断言できます。少しオーバーかもしれませんが、平等なチャンスが見える一方、広告のビジネスモデルに限られている状況では、今の生活を削るリスクが伴います。

クリエイターエコノミーの概念を最も早く提唱していた著名VCである@LiJingさんのこの皮肉が辛辣すぎます…笑

web2インターネットがもたらす最大のインパクトは、ビジネスモデルがないために存在しないクリエイターと、作られることのなかった作品かもしれません。

The Web3 Renaissance: A Golden Age for Content

インターネット上での所有権が作り出すオーナーシップエコノミー


GAFAに代表されるweb2インターネットは圧倒的な富と価値をもたらした一方、これまで述べたような課題をはらんでいます。全てが解決できると言い切れませんし、それぞれにメリット・デメリットがありますが、web3の特徴である所有という概念により私達ユーザーは選択肢を得ることができます。

ちょっと極端かもしれませんが、GAFAMなどのプラットフォームがインターネットとほぼ同義になっている今の状況は、生産物を作れども作れども領主に搾取されていた中世的なインターネットとも言えるのではないでしょうか。

最近「豊かさ」の誕生という本を読んでいるのですが、19世紀以降、世界的に繁栄がもたらされた大きな要因として私有財産権を確立されたことが大きな理由とありました。

金銭や土地など物理的な財産はもちろん、特許や発明などの知的所有権についてもその保証がされていない限り、人は努力するというインセンティブが働かず経済は発展しないと歴史が証明しています。

血汗流して築き上げたモノを一番いいところで国が没収してしまう、これは19世紀まで普通にあったことです。まさにジャイアン的な世界線であり今だと到底考えられませんが、プラットフォーマーが支配している今のインターネットでは当たり前に起こっていることは見逃せません。

世界に繁栄をもたらしたターニングポイントが革命など通して得た私有財産権の確立だとしたら、ブロックチェーン革命によりwインターネット上での私有財産権の証明ができるようになった今、歴史的な転換期にあると言えます。

世界で最もクリプト企業に投資しているVCであるa16zのクリプト担当Chris Dixon氏はこの所有について以下に述べています。

Web3では、所有権と制御が分散化されます。ユーザーやビルダーは、NFTおよびトークン(FT)を所有(または獲得)することで、インターネットサービスの一部を所有できます。

トークンは、ネットワークの参加者が共通の目標(ネットワークの成長とトークンの評価)に向かって協力するようにします。

これは、価値が1つの企業によって蓄積され、その企業が自分のユーザーやパートナーと戦うことになるという中央集権的なネットワークの核心的問題を解決するものです。

https://twitter.com/cdixon/status/1442201637779480578

前置きが長くなりましたが、デジタルコンテンツを所有できる世の中が一般的になることで、どのような変化がもたらされるのか以下4点でまとめてみました。


1.コンテンツに希少性、限定性の力が与えられる

これは2020年からのNFTの盛り上がりが示していることです。いくらでもコピーやシェアが可能であり、無料で楽しめるweb2インターネットにはないコンテンツへの新たな付加価値をブロックチェーンはもたらしました。

その価値とは、自身のコンテンツに希少性/限定性の付加価値を与えることで、ファンとの関係性を再定義し、マネタイズの可能性をもたらしたことです。

例えばYouTubeやTikTokなどでは、これまでは熱狂的なファンもそうでない視聴者も同じ1再生でしたが、NFT(orトークン)としての価値をコンテンツを練り込むことで、熱狂的なファンの支援したいというモチベーションをより正確に把握できるようになり長期的な関係性維持に繋がります。

それはコンテンツを独占できるということではなく、あくまでもフィジカルなプロダクトを自宅に揃えたいという欲求と同じように、そのクリエイティブの一部を他のファンたちと同じように所有できるという概念です。

後述しますが、この「好きなものを仲間たちとみんなで所有する」という概念が最も強烈なバリューだと感じています。


https://www.sound.xyz/patlok/over-u

例えば、このSound.xyzというサービスはアーティストの新曲音源をNFTとして25個限定で販売しており、熱量高いファン同士がコミュニケーションできる場などを提供するなどしてファンクラブに変わる新しい収益化の手段を提供してます。NFTを持っている人だけが音源にコメントができます。


2.支援によるリターンが保証される

見返り関係なく純粋に応援したいという利他的な気持ちで、アーティストやクリエイターを支援している方も多いかと思います。

それももちろん素晴らしいのですが、web3の世界においてその支援は基本的にはトークンという形でなされるため、実質的に投資ともなり中長期的には金銭的リターンが発生する可能性が支援者にはもたらされます。

見方を変えるとこれは最初期のファンが報われる仕組みとなっており、「推しが有名になった」という情緒的なリターンだけではなく、金銭的なリターンも内包されることになり、それは支援するインセンティブをより増幅することに繋がるのではないでしょうか。

トークンとはつまりストックオプション(SO)のようなものです。SOは通常スタートアップの初期メンバーに付与されることが多く、失敗する可能性のほうが高いプロジェクトへ優秀な人を呼び込む強いインセンティブとして機能しています。企業は成長するにつれその株式の価値はあがりますので、ステークホルダーは団結してその価値向上へ貢献します。

ブロックチェーン上でのそのトークン(株式)配布・管理が簡単にできるようになった今、多くのクリエイター、IP、プロジェクトはこれまでの支援者以上に熱狂的なサポーターをトークンを通じて得ることができるでしょう。


3.コンテンツの二次流通や転用から利益が得られるサステナブルな収益モデルの実現


コンテンツの所有権や発行者が誰にあるか証明されているweb3では、その作品を中心に据えたエコシステムを簡単に構築することができます。

例えば以下のようなイメージです。

  1. 作品の所有権(NFT)の転売が起こる度にそのX%を永続的に得ることができる

  2. 作品の一部(トークン=FT)を所有している人は、その作品を商用利用に使うことができ、その売上のX%を発行体が得られる

  3. 他クリエイターとコラボ作品を作った場合、ステークホルダーでトークンを分配してもつことができ全体に利益が自動分配される

  4. 自分のコンテンツが引用された作品上で売上が発生した場合、その売上の一部を得る

  5. 作品のトークンを持っている人は、そのアーティストから特別な特典を得ることができる(先ほどのSound.xyzのイメージ)

など、クリエイティブな作品を生み出すクリエイターからすると、自分の作品の所有者が誰で、その作品を通していつどれだけ収益化したかが全て追跡に可能になっているだけではなく、どんな取引でどれだけ手数料を得るのかなど全てスマートコントラクトによって事前にルール決めを行うことが可能なのです。

まさに「Creator is Platform」。独自コントラクトでNFTが簡単に発行できるManifoldが掲げるキャッチコピーですが、プラットフォーマーのような仲介者を介さずとも、ブロックチェーン上で作品を取り巻くエコシステムを自身で構築でき、継続的なマネタイズが可能なのがweb3の世界線です。

The Creator is the Platform

それこそコンテンツに私有財産権が在るからこそできる仕組みであり、これからより一般化していくミームカルチャーではその要素は必須なものになるでしょう。

お気に入りのpodcastのofftopicではコンポーザブルカルチャーという秀逸な表現をされていましたが、まさに同感で、いかに多くの人たちの「ネタ元」になるかが新しいカルチャーを創り上げるために必要だという考え方です。

レゴブロックを積み上げて新しい作品を作るように、アーティストがサンプリングという手法で音源を作り上げるように、TikTokerがミームに乗っかりバズを生むように、既存のものを組み合わせて新らな価値は生まれ、ある閾値を超えるとそれはカルチャーとなって定着します。

そこで在るべきなのはネタ元のクリエイターがちゃんと報われる世界でしょう、そしてブロックチェーンではそれが可能なのです。もっとうまく収益化できる人に自身のコンテンツを使ってもらいWin-Winの関係性を築くイメージとも言えます。


4.顧客やファンにオーナーシップを与えステークホルダーへ

前述した通り、ブランドや企業が新しいムーブメントを作りカルチャーへ昇格させるためには、いかに話題にしてもらうかが重要です。

弊社でも様々なブランドのマーケティング支援をしていて感じるところですが、広告など一方的な発信で売上を作ることはもう難しく、今の主戦場はどのようにブランドのUGC(口コミ投稿)を生み出すかという勝負になっています。

この傾向はweb3における非中央集権化、つまり分散型のマーケティングの序章だと感じています。

つまり、ブランドマーケティングにおいてはできるだけ顧客に多く話題(口コミ)にしてもらい、いかに自分ごと化してもらうか(第一想起の獲得)が重要でしたが、これからの顧客は”トークンによるブランドの所有”が可能になり、実質的にブランドと顧客は一体化されステークホルダーとなります。

株式とは違い、そのブランドの実質的な顧客に配布されるトークン、および能動的な所有による一体感が、ブランドをサステナブルなものにし、その保持者同士にも横の繋がりによる人間性をもたらしうると感じます。

マーケティングのための形だけのよくある「コミュニティ」ではなく、地元の街にある自分たちだけが知っている自慢のお店のような、”推し”とも言える関係性であると同時にリターンが明示化されたステークホルダーです。

そのお店が盛り上がれば自分たちの地域も活性化し富が生まれ全員がハッピーになる、そのようにみんなで幸せになる仕組みがあるのがweb3の世界であり、その点に非常にワクワクしています。

これは承認欲求、所有欲求だけではなく、所属を通じた繋がりを感じさせ、みんなで自己実現を目指すという、今までのマーケティングにはない価値観ともいえるでしょう。

少し話がそれますが、未来をイメージするには、時に過去を振り返ることが有効なこともあるでしょう。

Airbnbが立ち上がった当初、知らない旅人に自分の家を貸すなんてありえないという批判が多かったと言いますが、年配の人であればあるほど、昔はそれは普通のことで違和感はない行為だったという話が個人的には大好きです。

ブランドと顧客が直接コミュニケーションをとり共感ベースでモノを売るD2Cの台頭をみても分かる通り、僕たちは本質的にかつてのやり方を求めており、取引や経験において親密さや関係性を求めているのではないでしょうか。

自分の存在を知ってもらいたいと同時に、信頼できる人を応援したい、そして、自分たちのコミュニティが恩恵を受けることに個人的な利益を感じているのです。ローカルなコミュニティの誇りを取り戻すオーナーシップエコノミーは、2022年DAOという形でいくつもの素晴らしい事例が生まれることでしょう。


コミュニティコンピュータを創る

長くなってしまいましたが、これらトレンドは「コミュニティコンピュータ」という言葉に集約できると感じています。

かつてスティーブ・ジョブズが描いたビジョン通り、パーソナルコンピュータは個人の可能性を解き放ち世界を変えました。

それと同じレベル、いやそれ以上の革命が今度はコミュニティに対してもたらされることになります。

実際、今ある数多くの暗号通貨は、基本的にコミュニティトークンです。時価総額が高いBTC,ETH,BNB,SOL,ADAなど、投機的に見られていることが多い暗号通貨ですがその成り立ちはある課題を解決するためのプロジェクトであり、その貢献者に報いるためのトークンであることは以外と忘れられているかもしれません。

coin market cap

本来はプロジェクトの初期メンバーに(ほぼ無料で)配布されたものであり、それが今や数百、数千倍の価値となっているのです。

2010年にはピザを1万ビットコインで購入できたというストーリーも有名ですが(今は1ビットコイン約550万円ほど)、このレベルのアップサイドがあることからも、初期メンバーとしてコミュニティに貢献しその報酬を得ることの可能性を感じることができるでしょう。

人間らしい繋がりと貢献を感じながら、みんなで成功を分かち合うことができるweb3ならではの分散所有のコンセプトは、web2インターネットによる個人の時代を次のフェーズに進め、本質的なコミュニティの時代の到来を予感させます。

コミュニティ・インターネットを創る。これまでのSNSマーケティングや自社プロダクトの運営を通して得た経験はこのためにあったと感じています。

SNSによる個人の繋がりから一歩進んだ、共同所有による繋がり。チームによって生み出されるアイデアとインセンティブと温かさを通して、一人だけではなし得ない結果を出せるとともに、さらに個人にもパワーを還元できると確信しています。

そのコミュニティはweb3文脈では「DAO」と呼ばれますが、その数は日々急増しています。僕自身もいくつかプロジェクトに参画していますが、どのような形でコントリュビュート(貢献)すればいいか、どのようなロールが募集されているか、そもそもどのようなものがあるのかがわかりづらくそこにペインがあると感じています。

弊社ではこのようなDAO選びの課題を解決するプロジェクトを進めています。また平行してクリエイター自身をプラットフォーム化するプロダクトの企画も進めており、様々なアクションを通して正解を手繰り寄せていきます。

所有権はインセンティブを決定し、人にモチベーションを与える。そして所有権を分散して持つことで繋がりを生み人間らしさを与える。

データやユーザーを独占して限られたパイを奪いあうのではなく、ギブを通してパイを広げ全員でハッピーになるというその思想がコンポーザビリティという概念と合わせて、web3に魅力を感じる点です。

全てのプロジェクトはコミュニティコンピュータとしてDAO化していく予定で、まだ黎明期の状況だからこそ大きな伸びしろと可能性がそこにはあります。

長くなりましたが、一緒にこのコミュニティコンピュータを作ってく仲間を強く募集しています。ここまで読んで頂き少しでもワクワクしたあなた、ぜひディスカッションしましょう!今あるアイデアの相談をさせてもらえると嬉しいです。

TwitterからDMをお待ちしています。


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