【伊勢旅行後編】いにしえの宿伊久特別室 共立リゾートのホテル第1弾
後編はいにしえの宿伊久特別室の紹介です。事前に調べたところあまり詳細が分からなかったので、くわしく紹介してみました。神宮参拝の専用通路があるのでおかげ参りや早朝参拝に便利でした。
いにしえの宿 伊久
内宮の近くに泊まるとなると神宮会館に泊まれば宇治橋まで徒歩5分くらいですが、今回は最近のお気に入り共立リゾートが展開する、たまたまGoogleマップで見つけた伊久へ。宇治橋まで徒歩15分ほど。
チェックインをしていると有料アップグレードの特別室をおすすめ頂き、伊勢神宮に続く専用玄関があるとサイトで見ていたので興味本位でお願いすることにしました。
エントランス
滝があり池には錦鯉が泳いでいます。
4つの貸切風呂
伊久は全室に露天風呂があり、伊勢神宮にそのまま続く森を景色に満喫できますが、貸切風呂があるとなれば使ってみたくもなる。4種類ガラリと違う雰囲気なところがまた楽しい。ラビスタ草津ヒルズにも4つ貸切風呂がありましたが、それとも違うコンセプト。
夕食
共立リゾート系列と言えばブッフェが有名ですが、こちらは会席。泊りで神宮に何往復かして歩き疲れていたので、とてもありがたい。
折敷に乗ったかわらけで先付け。神社みがありますね。
すき焼きを楽しみに待っていると、たまたま今年は10周年だったようで蒸しアワビのサービス。至れり尽くせり。
会席で不思議なのがなぜかご飯が最後に出てくるところですが、最初に食べて満腹にならないようにだとか。漬けがのった酢飯、てこね寿司を初めて食べました。シンプルですが味わい深かったです。
共立リゾート名物 夜鳴きそば
かなりお腹いっぱいでしたが、共立リゾートに泊まったらこれを食べずには帰れない夜鳴きそば。
朝食
早朝参拝は宇治橋から先もそこそこ歩くので、余裕をもって出発したい。予定よりも30分くらい遅れて朝食。朝参りした後なので案外食べられました。ご飯と納豆と卵がおかわりできます。
いにしえの宿伊久 特別室
特別室Aルームツアー動画
特別室専用玄関
エントランスを通らずに外に出られる意外と便利な玄関。車をこの玄関のそばに停めておけば荷物を取りに行くのにも積むのにも便利。出てすぐ脇にある階段から神宮に向かえます。
特別室専用天然露天風呂
宿側は控えめなふれこみなのですが、森の生態系に境界はないですし、Googleマップで見ても文字通り宮域林に繋がる森が一望できる露天風呂です。特別室は天然温泉。
シャワーは通常モードとジェットモードの2種類。ジェットモードは風呂掃除に使うのかなと思ってしまったけど、頭皮に使ってみたらけっこう強めで良い。これは正しいのでしょうか。
洗面所にはリファのドライヤー。
早朝参拝
早朝参拝をする人はかたぱんが頂ける。それほど固くはなくそのままでもおいしいですが、コーヒーに浸して食べるといいですよ。
いつ訪れても混んでいる伊勢神宮ですが、朝の7時ごろでもこの動画くらいの人出なので、自分の玉砂利を踏みしめる音が響いて心地良いです。
おはらい町の喧騒もなくさわやかな朝の散歩ができます。
まとめ
伊勢神宮にお参りしておはらい町で散策、という日帰りの伊勢旅行とは少し違う少しディープな伊勢旅行、由緒ある神宮だからこそ深く味わうポイントがたくさんあります。つらつらと書いていたらマニアックな話に逸れていった部分もありますが、泊まってみるとまた違った楽しみ方もありました。
近年はSDGsへの関心の高まりからなのか、神社と自然環境というテーマを目にすることが増えました。『図解 伊勢神宮』でも神宮が抱える自然環境、水や森林、動植物などについて掲載されています。実際、宇治橋や五十鈴川を歩いていると、いろいろな野鳥と出会えますし、早朝参拝の際には風日祈宮(かざひのみのみや)あたりにおそらく大型野生獣の痕跡がありました。特に個人的な関心があるのは鳥獣保護管理を担う狩猟と社叢についてですが、これについては今後まとめてみたいと思います。神社の森や鎮守の森と呼ばれる社叢(しゃそう)について研究している社叢学会が今年出版した『鎮守の森の過去・現在・未来 そこが知りたい社叢学』は様々な視点の論考が載っています。狩猟に関わるテーマも少しあります。
とまた脱線してしまいましたが新刊紹介をして終わりにします。
次回の共立リゾートホテル第二弾は「ラビスタ草津ヒルズ」です。お楽しみに!