【キャリア相談】人事部門トップに必要な資質(59歳・会社社長)
札幌市にお住いの59歳の会社社長Hさんから頂戴したご相談を紹介します。
そこで今回は、Hさんのキャリア相談「どんな人が人事の責任者に適任なのか?」を頂戴して、「人事部門トップに必要な資質」を「楽しみに変えるチャンス」にしたいと思います。
【私ならこうする】
人材資産価値は企業の成長・発展に直結するだけに、
人事部門トップの人事には、
「日頃からその候補者を見極め、その候補者を育成するプロセス」
が必要です。
そこで、候補者を見極め育成するに当たり、
ポイントとなる資質や能力について、私の考えをお伝えします。
【ポイント1】
「人事の経験」が有るか無いかは問わない。
重要なことは、
①仕事を経営視点で捉える大局的センスがあり、
②人材資産価値(社員のやる気・能力)の増減に対して責任を担う
「強い覚悟」を持っている人。
【ポイント2】
「地頭の良さ」や「素晴らしそうな学歴」に惑わされない。
重要なことは、
③人の話を「聞く姿勢」があり、
④③に加えて「知的素直さ」を持っている人。
「知的素直さ」って何だ?
「大局的センス」「強い覚悟」「話を聞く姿勢」は分かったけど、
「知的素直さ」って何だろう?
松下電器産業(現パナソニック)の創業者 松下幸之助さんは
リーダーに必要な資質として次のように語っています。
「最も重要なことは、素直な心を持つことです。
人は自分の知識だけで行動してはならない。
いつも目を開けている人は道に迷わないし、
いつも他人の言うことに耳を傾けている人も道に迷わない。 」
幸之助さんのこの言を裏付けるように、
当時の側近が幸之助さんについて次のように語っています。
「幸之助さんは、悩んだり、困ったり、カベにぶつかったりした時、
それを乗り越える為に必要な視点や知識や情報を求めて、
相手が例え3歳の子供であっても、丁寧に頭を下げて教えを乞うた人 でした。」
生成AIは「知的素直さ」を持っているか?
試しに生成AIに対して次のプロンプトを投げ掛けてみました。
【私から生成AIに対するプロンプト】
アナタはチャットGPTです。
チャットGPTのアナタが現在、悩んでいる事、困っている事
は何かありますか?
【生成AIの回答(原文のまま)】
現在、困っていることや悩みについて直接述べる能力は持っていませんが、
次のような仮説的な観点で応じることができます:
1. 役割の期待に応えること
情報やアドバイスを提供する上で、ユーザーの期待に完全に応えるために、文脈やニーズを適切に把握することが重要です。
しかし、すべての問いに完全に対応できるわけではない点はチャレンジでもあります。
2. 提供できる内容の限界
ユーザーが特に「実体験」や「感情的なサポート」を求める場合、その期待には応えられません。それは私が提供する知識が主に情報や分析に基づくものであるためです。
3. 誤解のリスク
特定の場面では、私の出力が文脈を外れる可能性があり、それが誤解やユーザーのフラストレーションを招く可能性があります。
もしこのような視点が質問の意図に沿っているのであれば、さらに深掘りしていきます。
あなたの意見や状況に関するヒントをいただければ、それをもとに具体的な提案を追加します。
以上。
生成AIが「単にテキストだけの学習ではいずれ限界が来る」と言われる中で、私は、生成AIの次の2つのコメントの中に「知的素直さ」を見つけて、
生成AIの今後に可能性と将来性を感じました。
①すべての問いに完全に対応できるわけではない点は
チャレンジでもあります。
②あなたの意見や状況に関するヒントをいただければ、
それをもとに具体的な提案を追加します。
さて、人事トップの人事について、
話がAIにまで拡散してしまいましたが、
何かの参考になれば幸いです。
アナタの輝く未来のために!