【キャリア相談】人生で一番影響を受けた本は何か(44歳・会社員)
栃木県 足利市にお住いの44歳の会社員Tさんから頂いた相談を紹介します。
そこで今回はTさんのキャリア相談「人生で一番影響を受けた本は何か」を頂戴して、「人生で一番影響を受けた本は何か」を「楽しみに変えるチャンス」にしたいと思います。
【私ならこうする】
私がこれまでの人生で一番影響を受けた本は、
「国民教育の父」と言われた森信三さんの著書「修身教授録」です。
森信三さんは、
京都帝国大学 文学部時代に主任教授西田幾多郎氏の教えを受け、卒業後は同大学大学院に籍を置きつつ天王寺師範学校(現:大阪教育大学)の専攻科講師となりました。
後年は、神戸大学 教育学部教授に就任し、1992年に96歳で亡くなりました。
「修身教授録」は天王寺師範学校の講師時代の授業録をまとめたものです。
森信三さんの言葉
森信三さんが生前に繰り返し述べていたのは、
「人生 二度なし」
という言葉です。
この言葉は、脳梗塞後の私に活力を与えてくれた言葉で、
私は今もこの言葉の直筆コピーを自分の手帳に挟んでいます。
森信三さんはこの言葉に添えて、師範学校の生徒たちに次のように話し掛けています。
「われわれにとって一番大事なことは、二度ない自分の一生を
いかに送るべきか という問題に 自分なりの答えを持つことだ」と。
「人生 二度なし」から学んだこと
「二度ない自分の一生をいかに送るべきか」
各人各様のこのテーマを前に、私も考えました。
考えて考えて考えてみて、私の頭の中に出てきたのは、
限りある人生に対して、
「死ぬ時、もっと◎◎に時間を使えばよかった」と後悔しない生き方は何か?
を明確にすることでした。
・お金を稼ぐため
・生活のため
・子供のため
・仕事のため
私が辿り着いた結論は、
・楽しむため
でした。
以来、私の判断の拠り所は、
「楽しむためにやろう」「楽しめるように工夫しよう」
に変わりました。
お会いしたことはありませんが、
森信三さんの残してくれた名著「修身教授録」に感謝の念が尽きません。
何かの参考になれば幸いです。
アナタの輝く未来のために!