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【キャリア相談】 大谷翔平選手に学ぶシンプル(50歳・会社役員)
新潟市にお住いの50歳の会社役員Mさんから頂いた相談を紹介します。
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先程の講演の最後に、「複雑にするのは簡単だけど、シンプルにするのは大変」と仰ってましたが次回、シンプルについてもお話をお願いします。
そこで今回は、Mさんのキャリア相談「シンプルについて話をお願いします」を頂戴して、「大谷翔平選手に学ぶシンプル」を「楽しみに変えるチャンス」にしたいと思います。
【私ならこうする】
2024年10月8日、パドレスとの地区シリーズで
1勝2敗と王手をかけられ 崖っ縁に立ったことを、記者に問われて
大谷翔平選手は次のように答えています。
「シンプル に2勝するだけ。 終わったことは終わったこと。
後がない感覚が今の僕にはないです。」と。
私はこのインタビューを聞いていて、
「考え方が凄くシンプルで合理的だな」と思いました。
その後今年に入って、NHKの大谷選手にスポットを当てた特別番組で
ドジャースのロバーツ監督が、大谷選手の特質を次のように捉えていることを知りました。
インタビュアーに
「勝負を決める大事な局面で、プレッシャーで結果が出せない選手が多い中、大谷選手が結果を出せるのは何故だと考えますか?」
と問われて
ロバーツ監督は、
「考え方が シンプル なことだと思う。
ショウヘイは自分たちに何が必要かを理解している。」と答えていました。
人材論から見た 大谷翔平 選手
私の持論として、
その企業が持っている活力のレベルは、
「その企業に所属する人材を次の(A)と(B)の2つのカテゴリーに区分して、その割合を見ることで概ね判断できる。」があります。
【2つのカテゴリー】
(A) とり替えの利かない存在
・リーダーシップ
・向上心
・利他心
(B) その他大勢の存在
・従順(又は面従腹背)
・目の前のこと
・利己心
この観点から大谷翔平選手を見ると彼は、
「持って生まれた天賦の才能」に「ハイレベルの(A)」を掛け合わせた
唯一無二の存在 であることが分かります。
「持って生まれた天賦の才能」×「ハイレベルの(A)」= 唯一無二の存在
このことは彼にとって別に難しいことではなく、
「身に付いた(身に付けた)
このシンプルな方程式を淡々と続けているだけ。」
という感覚なのだと思います。
起業家たちもシンプル思考
企業の創業者たちも大谷翔平選手のようにシンプル思考であることが
分かります。
3名の方のコメントを紹介します。
まず、Google共同創業者 セイゲル・ブリン氏 のコメント
成功は、シンプルから生まれる。
次に、京セラ創業者 稲盛和夫氏のコメント
普通のやつは複雑なことを複雑に考え、
賢いやつは複雑なことをシンプルに考える。
最後に、アップル創業者 スティーブ・ジョブズ氏 のコメント
シンプルであることは、複雑であることより難しい。
だが、それだけ価値はある。
なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、山をも動かせるからだ。
いかがですか?
シンプルであれば、山をも動かせる。
凄い力ですね。
アナタの輝く未来のために!