【キャリア相談】初めての管理職(38才・会社員)
田無市にお住いの38歳の女性会社員Nさんから頂いた相談を紹介します。
そこで今回は、Nさんのキャリア相談「初めての管理職」を頂戴して、「初めての管理職」を「楽しみに変えるチャンス」にしたいと思います。
【私ならこうする】
本題に入る前に、
今から45年前、私が大学生のころ「これからの時代は、英語をマスターしなくてはダメだ」と言われていました。
グローバル化が進展する中、英語は必須の武器となりました。
10年前頃から、「これからの時代は、プログラミングが出来なくてはダメだ」
そして5年前頃から「これからの時代は、AIを企画・構築する力、データサイエンスの知識が無くてはダメだ」
と言われ出しました。
IT革命が進展する中、ITリテラシーは必須の武器となりました。
では今後求められる必須の武器は何でしょうか?
価値観がますます多様化し、70才定年時代が近づいている今
私は「これからの時代は、人間力が必須の武器かつ最強の兵器になる」と強く感じています。
「人間力」初めの一歩
私は人間力の初めの一歩は、
次の事を理解しているか否かの差だと(どこまで出来ているかは別にして)思います。
自分の成功にとって
マイナスとなる要因は「行動の動機が自分のため」
プラスとなる要因は「行動の動機が相手のため、チームのため」
この「人間力」に対する理解度の差が周りに対して端的かつ直接に影響を与えるのが、管理職というポジションです。
管理職に成れない人
管理職になる前のスタッフ時代のアナタは、
自分の成功は、
自分が成長することであり、
自分が手柄を挙げることだ、
と思い行動してきたと思います。
それが管理職になった時から、自分の成功は、
アナタが何かの業績を挙げることから
アナタにとっての他人(部下)を成功させること、
チームの業績をあげること、
に一変します。
肝に銘じなくてはならないのは、
「関心を持つのは自分のことではなく、彼ら彼女らだ」
「彼ら彼女らの能力や業績に嫉妬してどうする」
と言うことです。
私が見てきた多くの管理職は、
この意識改革が出来ないまま、機能不全の状態でくすぶっていました。
「人間力」の磨き方
では「人間力」をどうやって身に付けるのか?
私が推奨する効果の高い“やり方”をアナタに伝えます。
(誰から教えてもらったか思い出せないのですが・・・)
まず、相手(例えば部下)の話に対して「いや」「しかし」「でも」を止める(我慢する)。
これを止めるのは難しいことではありません。
次の3ステップを継続練習するだけで身に付きます。
①口を開く前に自問自答する。
「これから言おうとすることは相手にとって(チームにとって)言う価値が本当にあるのか?」
②その価値が無いと結論する。
③「ありがとう」と言う。
単純ですけど標準化されたやり方です。
私もこの“やり方”でずいぶん救われました。
ぜひ試してみてください。
アナタの輝く未来のために!
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