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【キャリア相談】消費者の心をどうやって掴むのか(40才・コンサルタント)

広島県 呉市にお住いの40歳のコンサルタントIさんから頂いた相談を紹介します。

待ち合わせ場所のJR呉駅に到着


JR呉駅近くの地元で人気のお好み焼き屋「徳兵衛」でキャリア相談を頂戴
折角の機会なので 大和ミュージアム を訪問しました。

クライアント先の会社から「消費者の心をどうやって掴むのか」について
商品企画部の社員向けに講演して欲しい、との依頼を受けました。
最近のマーケ理論の話をしても良いのですが・・・何かありますか?

40歳・コンサルタントIさん

そこで今回は、Iさんのキャリア相談「消費者の心をどうやって掴むのか」を頂戴して、「消費者の心をどうやって掴むのか」を「楽しみに変えるチャンス」にしたいと思います。

【私ならこうする】

消費者の心をどうやって掴むのか
この文脈を読み取ると次のようになります。
 「の持つ心の中の潜在的な願望を(誰も気付いていない内に)見つけて、それを刺激して、行動をさせる方法は何か」 です。
 
さてこの命題。考えてみると なかなか難しい命題です。
 は誰? 
・自分の周りに居る人たち?
・職場の人たち?
・日本人の若者~高齢者?
・〇〇病に罹患した人たち?
   ・〇〇で傷ついている人たち?
 
 どうやって見つける? どうやって刺激する?
・人の潜在的願望をどうやって見つける?
・人の潜在的願望をどうやって刺激する?
  
私を含めてだいたいの人は、この辺りで終わって 思考を停止させます。
しかし、掴むか、掴めないか、を分ける最大のポイントは、
そこで思考を停止させるか、
そこで思考を停止させず、①と②を考えて、考えて、考え抜いて、
 トライするか、

です。

力道山が考え抜いて挑戦したビジネス

戦後間もないころ、この①と②を考えて、考えて、考え抜いて、
「オレなら出来る!」「オレがやらなくて誰がやる!」「やるなら今しかない!」と。
 
そしてその情熱が確信に至り、1950年 全財産を掛けて
プロレス興行というビジネスを日本で興した人がいました。
その人は、プロレスラーにして事業家である力道山です。
 
彼が見つけた人は、
1945年当時の大多数の日本人でした。
 
彼が見つけた潜在的な願望は、
東京をはじめ日本中の主要都市を焼け野原にして
一般市民を虐殺し、
広島と長崎に原爆を落とし、
無条件降伏を受け入れたアメリカに一矢むくいたい、
と言う多くの日本人の潜在的願望です。
 
なぜ力道山は、その潜在的願望を見つけられたのか?
私見ですが、彼の出自が半島(今の北朝鮮)で、彼が力士時代に(今では)想像を絶する程のいじめや差別を受けてきたことにあると思います。
 
彼が見つけた願望の刺激の仕方は、
プロセスのリングの上で、筋肉隆々で日本人より遥かに大きいアメリカ人の卑怯な反則攻撃に耐えに耐えた後、怒りの頂点に達した力道山が、日本武道の空手チョップで卑怯なアメリカ人に制裁を加えることでした。
 
その刺激を多くの日本人に味わってもらうために、
力道山は当時の読売新聞社主にして出来たばかりの日本テレビ社長だった
正力松太郎氏に、
「人が集まる場所に街頭テレビを設置して、プロレスを無料で見せる」
ことを直訴して、
その実現にこぎつけます。
街頭テレビでプロレスを見た多くの人々はどうしたか?
もっと強い生の刺激を求め、高額チケットを有料で購入して会場に殺到しました。

一生懸命 に叶わない 一社懸命

私は、サラリーマンを卒業して独立を決めた時、
力道山の次の言葉に触れたくて、
東京都大田区の池上本門寺にある力道山を訪ねたことがあります。
【力道山が遺した言葉】
男が人の上に立って成功するためのたった1つの方法は、
過去に誰もやったことがないことを
一生懸命やることだ。
 
私は、一社懸命の人から、一生懸命の人になりたくてお墓に行きました。
 
アナタの講演の参考にならなかったかもしれませんが、
「机上の空論では消費者の心を掴めない」ことは確かかもしれません。
 
アナタの輝く未来のために!


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