【キャリア相談】ムーンショットを引き起こす（50歳・会社員）
静岡市にお住いの50歳の会社員Tさんから頂いた相談を紹介します。
静岡に本社がある大手企業の「全国 支店長 9名 を更にビックにするプロジェクト」 の最終日の夜、この１年間の学び を噛みしめて 皆で打ち上げをしました。
今日の研修で、ムーンショットと言う言葉を始めて知りました。
どうしたら社員の心の中にムーンショットのスピリットを根付かせることが出来るでしょうか？
そこで今回は、Tさんのキャリア相談「どうしたら社員の心の中に ムーンショットのスピリットを根付かせることが出来るか？」を頂戴して、「ムーンショットを引き起こす」を「楽しみに変えるチャンス」にしたい と思います。
【私ならこうする】
ムーンショットという言葉は、
1962年9月12日、第35代アメリカ大統領のJ.F.ケネディがライス大学において
4万人の観衆（大学生も沢山参加）を前にして、
今世紀中に、
「月に向かってロケットを打ち上げよう」
「人類を月に送り込もう」
と 当時の科学技術のレベルからみて あまりにも壮大なプランを語ったことに端を発しています。
その後、シリコンバレーで
「簡単に達成できないが、実現したら社会に多大な影響をもたらす大きな イノベーション」のことを「ムーンショット」と言うようになったと言われています。
社名に「ムーンショット」を埋め込む
アメリカで壮大なプラン（ムーンショット）を「A to Z」と表現をすることが有ります。
Aの次にBを目指すのではなく、
Cを目指すのでもなく、
いっきにZを目指そう！
と言う意味です。
例えば、
Google（グーグル）の親会社の親会社は、社名をAlphabet（アルファベット）としました。
目的は、
「自分たちの強みの検索のノウハウを活かして、サイバー分野で、
AからZまで 関連分野も含め総取りする 壮大なビジョン（理念）を全社員と共有する為」
と言われています。
ちなみに、アルファベットが狙う関連分野は「自動運転」と「量子コンピューター」です。
Amazon（アマゾン）は、Amazonのロゴの下に「A」から「Z」に向けた矢印を付けました。
目的は、
「自分たちの強みのECと物流のノウハウを活かして、サイバー分野で、
AからZまで 関連分野も含め総取する 壮大なビジョン（理念）を全社員と共有する為」
と言われています。
ちなみに、アマゾンが狙う関連分野は「自動運転」と「クラウド」です。
Apple（アップル）は、アルファベットの頭にある「A」と、アダムとイブの「創世記」のシンボル「リンゴ」を社名にしました。
目的は、
「自分たちの強みのiPhoneとiOSのノウハウを活かして、サイバー分野で、
偉大なAからスタートして 関連分野も含め総取りする 壮大なビジョン（理念）を全社員と共有する為」
と言われています。
ちなみに、アップルが狙う関連分野は「EV」と「ヘルスケア」です。
一方で「ムーンショット」の「ムーン（月）」を壮大な宇宙と捉え、Facebook（フェースブック）は社名をMeta（メタ）に変更しました。
目的は、
「自分たちの強みのSNSのノウハウを活かして、
顧客に向けて「メタ＝メタバース」を、
社員に向けて「メタ（超）＆ユニバース（宇宙）というムーンショット」を意識させる為」
と言われています。
「ムーンショット」で巨大なパワーを生み出す
フォーチュン誌とコンサルタント会社 コーン・フェリーが毎年
「世界から最も称賛される企業」を発表しています。
2024年のトップ10企業は以下の10社です。
先ほどご紹介した
Alphabet（アルファベット）と
Amazon（アマゾン）と
Apple（アップル）が
トップ10にランクインしています。
1位 Apple
2位 Microsoft
3位 Amazon
4位 Berkshirey Hathaway
5位 J.P.Morgan
6位 Costco Wholesale
7位 Alphabet
8位 American Express
9位 Walmart
10位Nvidia
以上。
私は、
これらの会社は、
（経営とマネジメントの妙により）
「ムーンショット」のスピリットが、
多くの社員に共感され支持され、
巨大なパワーが生み出されている会社である。
と理解しています。
最後に
私も微力ながら、これからの人生で、
日本の若者に対して、「ムーンショット」を問い続けたいと思っています。
若いうちに、体が自由に動いて、気力が溢れているうちに、
やれること、やりたいこと、を思い切ってやった方がいい。
老後になって、やろうと思っても、やれることは限られてくるから。
との思いからです。
一緒にやりませんか？
私たちの輝く未来のために！