若い頃、怖かったもの。
私が若い頃、恐ろしくてしょうがなかったモノ
の一つに終身雇用という制度がある。
パラレルキャリアや副業が当たり前になった現代からは考えられないことだけど、私が大学新卒だった頃は一つの会社で定年まで勤め上げる
ことが良しとされていた。
実は20代の頃、地元で有名な会社に正社員として雇用された経験があるのだけど20代当時の私といえば「沖縄から出る」ことばかりを考えていて、せっかくの正規雇用を辞めて本州に渡り、
関東地区の百貨店で働いたりしたこともあった。
確かリーマンショックあたりから、終身雇用制度の神話みたいなものが崩れはじめたと認識しているけど、よっぽど変化に富んだ業務内容じゃない
限り一つの職場で働き続けるということは、
私の感覚では考えられなかった。
ある意味、長すぎるモラトリアムの末に30才でたどり着いたのが"公共を担う"仕事で、これが意外にも私の性に合っていた。
現在、四十路も後半になると"子どもを育てるための中期的な計画"を立てるためになら、同じ会社や組織で働き続けるという選択肢も出てきた。
若い頃、あんなに避けていた正規雇用で退職金制度があるのが理想的ではある。
その辺はやっぱり子どもを持つ母親となったから
こその、気持ちの変化だと思う。
現在、我々氷河期世代を積極的に雇用している
組織もあることだし50歳になる前には、そちらにシフトしておきたい気持ちが大きい。
あるいは、現在お誘いを受けている
ビジョンやミッションを同じくする人との
起業も視野の一つには入れたりもしている。
フリーランスライターという仕事を10年やってきて、社長業というのがどれだけ大変かという
データも私には蓄積されているので、よっぽど
やりたいことじゃないと起業するリスクは
とらない気もする。
どの選択を選ぶとしても次年度はもっと、子ども達との時間を大切にできる働き方に移行することを目指している。
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