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無党派層は寝て

2000年なので、20年以上前の話です。
 
重そうな体とは対照的に、軽い口がよく滑る。森喜朗首相が再び“脱線”発言した。森首相は20日夕、新潟市内での演説で、衆院選での自民党優勢を伝える各報道機関の世論調査を受け「そのまま関心がない、と言って寝てしまってくれれば、それでいいんですけれども、そうはいかんでしょうね」などと低投票率を期待するかのような発言をした。
 
 共同通信社では、第42回衆院選挙の投票を25日に控え、16日から18日にかけて全国の有権者27万4000人を対象に電話世論調査を実施。その結果、自民党は小選挙区と比例を合わせて安定的な国会運営に必要な「安定多数」(254議席)を上回る260議席を単独で確保、与党3党では計300議席に迫る勢いであることが判明。その他の報道各社の世論調査でも同様に自民好調の結果が出た。
 
 森首相は世論調査結果について「まだ決めていないとか関心がないとかいうのが40%くらいあり、これは大変、大きい数字なんです」と、無党派層が選挙戦の行方を左右するとの認識を表明。「そういう人たちが最後の2日前くらいになると、どういう投票行動をするか」「一喜一憂してはいけない」と提起した上で「そのまま寝てしまってくれればいいんですけれども」と爆弾発言した。
 
 その上で「自民党が強い、引き続き自民党政権だ、みたいなことを(マスコミが)書くと、やっぱり判官びいきみたいなのもあるし、おれたちは逆にやってやろうと言い出す。その数字は大変、大きいんですね」と指摘した。このため帰京後の私邸前に記者団が集合。首相は「報道によって結果は大きく変わってしまうということを言いたかった。もちろん投票に行ってもらわないといけない」などと弁明を繰り返した。
(当時の新聞より引用抜粋)
 
新宿区は政党が強いので、投票率が下がれば有利になります。
当日が忙しくても期日前投票を利用するなどして、選挙に行きましょう。
 
*トップ画像は森元首相とプーチン大統領の写真。

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