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小倉生まれで 玄海育ち 小倉の血が混じってる者としては、これは聞き捨てならない歌。

小倉生まれで 玄海育ち
口も荒いが 気も荒い~~~~~~

ってね、あれ~~~?!これ、うちのお父さんのカラオケ十八番だったなぁ~と
歌を聴いて思ったのですが、
歌詞を改めて確認してビックリ!!!

小倉生まれですよ。
小倉!!!!!!!

「無法松の一生」って歌、
歌い出し、小倉生まれと歌うこんな演歌だったんだだだあああああ!!!

小倉って、、、、

朝、5時起きで行く都会。ですよね?!?!!


いやいやいや、私のおばあちゃんが住んでいる小倉。
遊びに行く時は、天草から遠く5時間以上かけて、
車で飛ばして向かう場所でした。
まぁ、子どもの頃だったから、車の座席を倒して、私たち兄弟は
毛布にくるまって寝てただけなんですが(笑)、
まだ夜中同然な真っ暗な時に出発して、お父さんが運転する車の窓から、
夜がどんどん明けて空が白み始めるのと同時に、
ワクワクした気持ちも高まってきて(^o^)
楽しかったな。そんな小倉。。。

小倉生まれで 玄海育ち

小倉の血が混じってる者としては、これは聞き捨てならない歌い出しなのでした・・・。

ということだったんですが、そもそもが、「無法松の一生」って何?!?
って事で調べたら、元は小説なんですね・・・。
前回ご紹介した「サムライ 評伝 三船敏郎」では、映画は三船さんの「無法松の一生」は必見、と書いてあったので黒澤監督以外のは、あまり観ないんですが、観てみましたよ~~~。

無法松の一生。

勝新版と観比べてみちゃいました!!!

勝新太郎は、やはり、所作が美しいですね・・・。
隙が無い・・・・。
役者さんになる前は、三味線のお師匠さんだったし、お歌も巧い・・・。
だけど、こんなお歌の巧い車屋さんっているでしょうか?
や~~~~~、歌手の方が、役者さんやった時によく思うのですが、
普通のお母さんの役なのに、台所から、明らかに尋常じゃない歌声が聞こえてくるシーンがあって、エ?!??って、その非日常感に
驚く事があるんですが、なんてことは無い、タダ普通のお母さんが、台所で歌う鼻歌、っていう設定に無理がありすぎて、そのシーンだけ浮いてシュールになってる、みたいなことに遭遇したことあるんですが、歌手の方が、役で歌うってめちゃくちゃ難しいんだなと思いました。

その点、三船さんのお歌は、レコードとかも当時出されてないし、
貴重だな~っ、ラッキーって、聴けました★

だけどね~~~~~、本当に、三船さんって、女っ気がないっ。
や、ご本人が醸す色気はもちろん!タダならない凄さですが、
女の人が側に居る感じがしない。
そーーーー、自然発生な色気なんですね。女の人にアピールする色気ではない。だから、こそ、女子は惹かれるんだと思うんですが、この役に関しては、もう少しデコちゃん後家(高峰秀子さん)への恋心描写を演出して欲しかったかな~~~って(^o^)ほとんど、そんなシーンなくて、息子さんとのふれあい多くて和気藹々としてた(笑)だから、最後、頭をうなだれて、亡くなった旦那様の位牌に懺悔してるように向かってる時も、ストーリー知らなかったら困惑してたかも。世界のミフネのそんな顔は写したくないとでも言うくらい表情が無かったです。

そこを言えば、勝新の方は、未亡人様に対する恋心をすごくわかりやすく掘り下げてありました。最後、奥様に気持ちを打ち明けて泣くシーンの勝新の白目の無い真っ黒で子犬の様な瞳が泪でゆらゆら揺れていたのが忘れられません・・・。
映画の公開は勝新の方が後ですね。セリフはほぼ同じ台本?ってくらい
同じでしたが、「俺の方がもっと巧くやってみせる!!!」って
挑んだのかなっていうのが見えますね。

それにしても、どうしてこんなに「無法松の一生」はヒットしたのでしょうか。
無意識の内に、私もすりこまれていた演歌にもなったほどの「無法松の一生」・・・・・。

最後に、私がベストパートナーだと思う三船さん&山田五十鈴さまの
映画「蜘蛛巣城」の絵を描いたので貼っておきます。


面白いことを思いついたら全部、やっていこうと思っています。あなた様のお役に立てれば幸いです。どうぞよろしくお願いします。真珠子より