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桜色のオンガク月報(2024年5月)
こんにちは。桜小路いをりです。
ようやっと5月も終わり。
私は5月病にこそならなかったものの、ややお疲れ気味な1ヶ月で、時折ガス抜きを挟みながら乗り越えました。
今月も素敵な音楽にたくさん浸ったので、ぜひ最後までお楽しみください。
最近よく聴いているCD
SixTONES「音色」
5月1日、SixTONESの9回目の結成日にリリースされたシングル。
表題曲「音色」の作詞作曲は、安心と信頼のSAEKI youthKさんです。
「オンガク」「こっから」「人人人」の歌詞が散りばめられていたり、SixTONESがこれまで奏でてきた「音色」もその奥にうっすらと感じるような曲がめちゃくちゃ素敵。
メンバーカラーがストレートに組み込まれているのも心憎いです。
また、今回のシングルでは、Jr.時代の楽曲「Hysreria」や「Be Crazy」が、新たなロックアレンジで「大人」になって帰ってきてくれたことも、とても嬉しかったです。
詳しくは、また全曲レビュー記事を出して語りたいと思います。
Eden「あんさんぶるスターズ!! アルバム TRIP」
去年からずっと待っていたEdenのアルバム。
嬉しすぎて、アニメイト限定有償特典の缶バッジも一緒にお迎えしてしまいました。
今回も今回とて、イラストが素敵すぎる。
Edenの楽曲は、どれもエネルギッシュさや威風堂々とした雰囲気があって、でも雄々しいだけではなく、そこに上品さがあるのも魅力です。
アルバム書き下ろし曲の「KEEP OUT」は、特にそれを感じました。
(こちらも別に記事を出したい……!)
最近よく聴いている曲
あの feat. 幾田りら「絶絶絶絶対聖域」(THE FIRST TAKE ver.)
今月「THE FIRST TAKE」バージョンが公開された、あのさんと幾田りらさんの「絶絶絶絶対領域」。
映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション〈前章〉』の主題歌です。
個人的にすごくすごく好きなのが、いちばん最後のパートでマイクを傾けてお二人が近づいて、手をぎゅっと繋ぐところ。
緩急が抜群に効いた展開の曲、迫力満点のデスボイスの「一発撮り」に圧倒されていたこともあり、さらに胸が熱くなりました。
「親友」という言葉には収まりきらない「友情」の眩しさが、鮮やかに切り取られている気がします。
幾田りら feat. あの「青春謳歌」(THE FIRST TAKE ver.)
続いては、同じく映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』の〈後章〉の主題歌。
こちらは、幾田りらさんが作詞作曲を手掛けています。
学校の教室にあるような机と椅子に座って、楽しそうに歌うお二人の姿がとても印象的。
この温かな音と飾らない言葉、軽やかで柔らかな雰囲気が、最高に「りらさんの曲だな」と思います。
また、これは「絶絶絶絶対聖域」「青春謳歌」のどちらにも言えるのですが、すごく女の子どうしの友情に対する解像度が高い気がします。
「ソウルメイト」と言う表現がいちばん近いような、でもちょっと違うような……。
「隣にいることがあまりにも当たり前で、でも、それが当たり前じゃないこともちゃんと知っている二人の関係性」を表す言葉が、どれもすごく鮮やかです。
八王子P × Giga「Gimme×Gimme feat. 初音ミク・鏡音リン」
今月、なぜか唐突にハマってしまった「Gimme×Gimme」。
キュートな小悪魔っぽさと艶やかさが混じり合う雰囲気の中に、ほんのちょっとだけ憂いのような切なさも感じる1曲。
一度聴いたら最後、耳から離れなくなって、つい何度も何度も聴きたくなる、まさしく魔性の魅力にあふれた曲です。
やっぱり、八王子Pさん、q*Leftさん、Gigaさんの組み合わせは最強。
しかも、イラストがLAMさんときたら、これはもう素直にその魅惑的な世界観にひたるしかありません。
ちなみに、最近見つけたこちらのカバーも素敵だったので、併せて貼っておきます。
天音かなた cover「メフィスト」
アニメ『【推しの子】』エンディングテーマ「メフィスト」を、天音かなたさんがカバーしたライブ映像。
YouTubeでおすすめに出てきて、「25秒ロングトーン」というサムネの文字に驚いて視聴しました。
どこか切羽詰まったような、哀愁を感じるような雰囲気もあって、でも確かな強かさが輝いていて。
落ちサビ前の圧巻のロングトーンも含め、「こんなに凛然とした聖母のような『メフィスト』もあるんだ……」と感嘆しました。
オリジナルの女王蜂さんの「THE FIRST TAKE」と交互に聴くと、曲そのものの奥行きをひときわ感じられておすすめです。
25時、ナイトコードで。× 初音ミク「Bad Apple!! feat. SEKAI」
ここからリズムゲーム「プロセカ」の実装曲が4曲続きます。
今月、「プロセカ」と「東方」のコラボ企画のひとつとして公開された、「25時、ナイトコードで。(ニーゴ)」が歌う「Bad Apple!!」。
私は東方を全く通って来なかったので、今回のコラボで初めて聴いたのですが、ひと耳惚れで好きになりました。
クールでダークな雰囲気がめちゃくちゃ素敵……。
むしろ「どうして今まで知らなかったのか」と後悔するほど。
ニーゴのバージョンでは、メンバーそれぞれにリンクするようにパートが割り振られていて、初音ミクちゃんの調声も普段とひと味違う印象があって。
何と言いますか……聴き終えた後、「歴史的瞬間を見届けてしまった」という想いがすごく大きかった気がします。
それぞれ一時代を築いてきた「ボーカロイド」と「東方」が、「プロセカ」という一点で交わった瞬間に立ち会えて、とても光栄です。
25時、ナイトコードで。× KAITO「熱異常」
プロセカに追加された、いよわさんの「熱異常」。
「ニーゴ」は、本当にこういう曲が似合う……。
無機質な寂しさの中に、思い通りにならない現実に必死に抗おうとするような「熱さ」も感じるカバーです。
また、ニーゴ×KAITOくんといえば、カンザキイオリさん書き下ろしの「25時の情熱」。
もしかしたら、ニーゴが歌う「熱異常」こそ、「現実」に果てしなく必死に抗える「若さ」の特権をそのままに表したものであり、「25時の情熱」で、「(いつか)恋しくなる日が来る」と歌われていた「情熱」そのものなのかもしれません。
ワンダーランズ×ショウタイム「チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!」
今月、唐突にハマったボカロ曲その2。
個人的に、この曲の草薙寧々ちゃんの歌声が大好きなので、「ワンダショ」こと「ワンダーランズ×ショウタイム」のバージョンをよく聴いていました。
寧々ちゃんのツンとした歌い方がめちゃくちゃ素敵だし、えむちゃんの「ご唱和ください」パートのときの「はいっ!」もめちゃくちゃかわいい。
鳳えむちゃんが天真爛漫で無邪気な、いつもクラスの中心にいる女の子なら、寧々ちゃんは教室の隅で頬杖をついている高嶺の花タイプの女の子な気がします。
まだしばらくリピートする予定。
Vivid BAD SQUAD × 巡音ルカ「烈火」
「Vivid BAD SQUAD(ビビバス)」の新しい書き下ろし曲。
今回は、小豆沢こはねちゃんと白石杏のふたりが、ストリートで真剣勝負をする……というイベントストーリーでした。
ふたりの渾身の実力がぶつかり合うときの緊張感。
杏ちゃんの「ここで負けたら胸を張って『こはねの相棒』とは言えなくなる」というギリギリの心境。
ふたりの間にある、互いへの熱い憧れと、信頼。
それらがぎゅっと詰め込まれていて、初めて聴いたときは痺れました。
ビビバスが現在着実に「目標」への階段を踏みしめている最中なので、今後のストーリーも楽しみです。
chase/武田信玄(CV.鮎川太陽)・佑太郎(CV.海渡翼)cover「if...」
DA PUMPの楽曲の中でも特に大好きな「if…」。
遂にリズムゲーム「戦国 A LIVE」でカバーされました。
あまりにも素敵なコラボ過ぎて公開時は興奮が冷めず、今月に入ってようやく冷静に聴けるようになったので、「桜色のオンガク月報」でもご紹介。
月灯りと共鳴するような涼しげな歌声の中に、確かな強さや芯を感じるカバーです。
このカバーを語るうえで欠かせないのは、このchase(武田信玄&佑太郎)の二人、どちらも「愛し守り抜くべきもの」をもつキャラクターであること。
その想いが歌声の端々に垣間見えて、胸がいっぱいになります。
ちなみに「戦国 A LIVE」リリース1周年記念グッズのアクリルスタンドは、この二人をお迎えする予定です。
Yu/佑太郎(CV:海渡翼)cover「夢見る少女じゃいられない」
MVが出てからずっとリピートしている、「戦国 A LIVE」バージョンの「夢見る少女じゃいられない」。
闇の中を駆け抜けていくような疾走感はオリジナルのままに、どこか焦燥感や憂いも内包されたような雰囲気も素敵です。
その中に、決意に似た強かさや、確かな芯の強さも感じる曲に仕上がっていて、本当に大好きなカバー。
もちろん相川七瀬さんのオリジナルも大好きなのですが、それとはまた異なる「夜」の表情が切り出されていて、すごくドラマチックです。
佑太郎くんの歌声とあまりにもマッチするアレンジに「好き」が止まらないので、来月もリピートします。
まとめ
今月、私の推しみんな大活躍だったな……という感慨はひとまず置いておいて。
そういえば、先日noteでご紹介したこちらの『リコリス・リコイル』の舞台、大好評につき、6月2日に再度YouTubeで無料公開されるそうです。(もう1回見ます)
それまで、またオープニングの「ALIVE」とエンディングの「花の塔」を聴いて過ごそうかな。
来月も、素敵な音楽にたくさん出会えますように。
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