「お月さまの曲」のプレイリスト
こんにちは。桜小路いをりです。
今日は十五夜ということで、「お月さま」のイメージの曲でプレイリストを組んでみました。
秋らしい曲多めかなと思いますが、最後までお読みいただけると嬉しいです。
ヨルシカ「嘘月」
曲名にも「月」が入っている、ヨルシカの「嘘月」。
この曲の「こんな良い月を一人で見てる」というフレーズは、尾崎放哉の「こんな良い月を一人で見て寝る」という俳句をモチーフにしていると思われます。(尾崎放哉といえば、「咳をしても一人」が有名です。)
個人的に、この曲は歌詞のどの部分が「嘘」で、どの部分が「本当」なのか想像しながら聴くのが好きです。「うそつき」を「嘘月」と書いている曲名は、「月に嘘を吐く」とも捉えられる気がします。
月光の柔らかさや温かみのある色合い、得も言われぬ透明感も感じる1曲です。
YOASOBI「もしも命が描けたら」
原作の戯曲「もしも命が描けたら」の中で、「月」が重要な役割を果たす「もしも命が描けたら」。
神秘的で壮大な世界観が印象的です。
ikuraさんの歌声が、主人公が乗り移ったようでいて、でもあくまで「語り部」の位置に収まっているようで、その塩梅が本当に絶妙です。
MVも素敵ですが、ikuraさんの朗読から始まる武道館ライブのパフォーマンスもすごく好きです。ステージ全体、会場全体を物語の舞台にしてそこにお話の世界観を創り上げていく。「小説を音楽にするYOASOBI」のひとつの完成形を見た気がしました。
やまもとひかる「ツキカケラ」
YOASOBIのバンドメンバーとしてベースを担当している、やまもとひかるさんのオリジナル曲。
ひかるさんはこの曲で、作曲の他、ベースも担当しています。
ひかるさんの歌声が、すごく甘くて可愛らしくて、とても好きです。砂糖菓子みたいな、琥珀糖みたいな、そんなお声です。
ネオンカラーを使った都会的なMVも印象的で、「寝たくない夜」に聴きたいなと思います。
夜の街を駆け抜けるような疾走感もあり、ドライブにも良さそうです。(私は車の運転、できませんが……。)
絢香「三日月」
色んなCMにも使われていて、「お月さまの曲と言えば」という定番の曲。
遠距離恋愛の切なさや寂しさを歌った曲ですが、ここ数年の新型の疫病の影響で「会いたい人になかなか会えなくなった」という状況にも通じる部分がある気がします。
最近は規制も緩和されてきているので、今年は「会いたい人に会える夏」を過ごされた方も多いのではないでしょうか。
三日月って、舟のような形で、夜空にぷかぷか浮かんでいるようにも見えて。
それに乗ったらどんな人にも会いにいけるような、そんな気持ちになってしまいます。
Wink「ニュー・ムーンに逢いましょう」
ニュー・ムーンは「新月」の意味です。
「新月って、月は出てないじゃん?」というツッコミは置いておきます。(新月もロマンチックで素敵なので)
私、及川眠子さんの歌詞がすごく好きで、この曲の最初のフレーズがお気に入りです。
この二行だけで既にドラマチックで、ちょっとアンニュイな雰囲気が漂っている感じ、とても素敵だなと思います。
Winkのおふたりの、透明感のある囁くような歌声も相まって、幻想的な1曲です。
まとめ
お月さまって、ロマンがあって優しくて、改めて素敵なモチーフだなと感じました。
かく言う私も、お月さまをモチーフにしたお話や文章はいくつも書いているので、今回ご紹介した曲も、もしかしたら私の作品のルーツになっているのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
季節に合わせたプレイリスト、これからも色々と組んでいきたいです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。