桜色のオンガク月報(2023年12月)
こんにちは。桜小路いをりです。
2023年最後の記事は、毎月恒例の「桜色のオンガク月報」です。
始めたときは、「シリーズで毎月定期的に出すなんて大丈夫か……?」と不安だったこの記事も、すっかり定番になりました。
今月も素敵な音楽が大豊作。
ぜひお付き合いください。
よく聴いているCD
YOASOBI「勇者」
宝箱のパッケージが素敵な、YOASOBIの「勇者」のCD、私もお迎えしました。アニメ「葬送のフリーレン」の世界観をぎゅぎゅっと詰め込んだ仕様が、本当に大好き。
特に、原作小説が古い巻物になっているところ、書物に書き残されたフリーレンの旅路の記述を、「長い時を経た今、読んでいる」という感じがして胸がいっぱいになります。
フリーレンと勇者ヒンメルが表紙を飾った雑誌も以前お迎えしたので、並べて飾りたいと思います。
そして、アニメの1クール目でオープニングを担った「勇者」も、次のクールではヨルシカの「晴る」にバトンタッチ。
「勇者」は一歩下がったところでフリーレンたちの旅を見守る存在になりますが、これからも、私の大好きな曲であることに変わりはありません。
せっかくYOASOBIが繋いでくれた素敵なご縁なので、アニメ「葬送のフリーレン」も、引き続き追っていきます。
よく聴いている曲
SixTONES「アンセム」
年明けに発売のアルバム「THE VIBES」のリード曲。
今月は怒涛のプロモーション期間で、後輩グループの7MEN侍の皆さんも巻き込みながら、楽しい情報解禁にワクワクした1カ月でした。
「アンセム」は、その名の通り、「SixTONES」という輪の中にいる全ての人への応援歌のようなエネルギッシュな楽曲。
大学をイメージしたMVも臨場感があってカッコよくて、曲の展開の緩急にも高揚感が溢れていて、ライブでやったら絶対楽しい。
色んなことがあった目まぐるしい1年だったけれど、SixTONESがこんなに情熱的に、こんなに楽しそうに「前へ前へ」と歌うなら。私も、彼らの輝きに倣って、そうしていきたいです。
YOASOBI「HEART BEAT」
NHKの「18祭」の楽曲。コーラスに、1000人の18歳の方々が参加されています。
この曲は、もう……細かく言葉にしてしまったら、その隙間から大切な何かが零れてしまいそうなほど、壮大な曲です。
YOASOBIの曲からは、「魂」や「熱さ」みたいなものを感じることが多いのですが。
それが、心臓に直に共鳴するような、そんな曲だと感じました。
「群青」とも「祝福」とも、これまでのYOASOBIのどの曲ともまた違う。けれど、そこにYOASOBIが積み重ねてきたものと、YOASOBIという輪の広がりと、そこに重なり続けるたくさんの人の熱気と想いが、余すことなく詰まっていて。
なんだかこの曲には、かつて「ラストリゾート」で「逃げ場のない世界で逃避行」という言葉を紡いだAyaseさんと、幾田りらさん名義でリリースされた「Answer」で「このままどこまで歩いていくんだろう」と歌ったikuraさんにしか掬い上げられない想いが、詰まっている気がします。
今年、圧巻の快進撃を魅せた「YOASOBI」にこそ相応しい、かけがえのない1曲です。
春猿火×ヰ世界情緒「CALL」
春猿火さんとヰ世界情緒のYouTubeラジオ「神椿報奏部」で、視聴者の方と共にアイデアを出し合って制作されたという「CALL」。
互いの名前を呼び合うように「春が来て 君がいる世界」というフレーズが入っていたり、「お便り」「電波」という言葉が散りばめられています。粋な言葉遊びがとても素敵。さすが大沼パセリさん。
うららかな春の日に聴きたいような軽やかな曲調と、多幸感に満ちた柔らかな歌詞が、花畑でワルツを踊っているイラストもぴったりです。
私は春猿火さんとヰ世界情緒さんの「牢獄」も好きなのですが、こんなに自在に幅広い世界観を表現できるお二人の歌声に、改めて感服です。
ぜひ聴き比べてみてください。
ゆちゃP feat.巡音ルカ「Blackjack」
YouTubeのおすすめから知った、ボカロの巡音ルカさん歌唱の楽曲。
私のYouTubeの「おすすめ」が、かなり良い仕事をしてくれました。(来年も引き続き頑張ってほしいところです)
初めて聴いたとき、イントロから世界観がぎゅっと凝縮されていて、一瞬で耳を奪われてしまったほど。
どこか退廃的な雰囲気もあるのに、疾走感があって、でもしなやかな印象もあって。
その曲調に、ルカさんの艶やかな声がぴったりです。
梅とらさんの「CR詠ZY」などでも思いましたが、ルカさんの声には、こういう魅惑的な曲が本当に似合います。
来月も引き続きリピート予定です。
Vivid BAD SQUAD×初音ミク「Beyond the way」
私が「プロジェクトセカイ」というゲームが好きな理由も、この「Vivid BAD SQUAD(以下、ビビバス)」というユニットが好きな理由も、全部この曲に詰まっています。そのくらい大好きな楽曲。
いちばん最初の書き下ろし曲「Ready Steady」を担当したGigaさんが、もう一度新たな曲を書き下ろすというだけでも胸熱な展開なのに、こんなにカッコいいMVまで出されたらもう推すしかない。
ビビバスの歌声って、初期の頃のものと今のものを比べてみると、なんだか「声の圧」がとても強くなっているように思います。
それだけ、一瞬の歌声に賭ける想いが段違いに大きく、深くなったのかな……なんて考えたり。
年明け1月9日から、メンバーひとりひとりの心情の変化にフォーカスを当てた「ワールドリンクイベント」も開催されるので、とても楽しみです。
視聴イベント
SixTONES X’mas liSTening PARTY on YouTube 2023
今年のクリスマスは、SixTONESの熱々な「liSTening PARTY」で大いに盛り上がりました。
何が最高って、曲と曲の繋げ方が天才的に素敵。ライブでもCDの音源でも恐らく聴くことができないアレンジなので、めちゃめちゃ特別感があります。
1月発売のアルバム「THE VIBES」に収録される新曲もたくさん聴けて、アルバムの期待値も俄然上がりました。アーカイブ期間中は、作業用BGMとしてたくさん聴きたいです。
ちなみに、私がいちばん気になっているのは、共通収録曲の中だと「Bang Bang Bangin’」、ユニット曲だと、ほくじゅり(松村北斗さんと田中樹さん)の「スーパーボーイ」です。
V.W.P Virtual mini live 『拡成前夜』
「神椿の魔女」こと「V.W.P」の皆さんの無料配信ライブ。私はアーカイブで視聴しました。
毎回思いますが、神椿の皆さんの「ミニライブ」は「『ミニ』の意味ってなんだっけ……?」となるほど豪華です。
2人で歌唱する派生曲をリレーしていくように始まって、3人での歌唱が2曲、そして最後の曲で全員が揃って「共鳴」というセトリでした。
5人の魔女さんたちのカッコいい歌声とパフォーマンス、素敵な演出を存分に浴びることができて、耳も心もとても幸せ。
こちらも、アーカイブ期間中たくさん聞き倒したいです。
ちょっと番外編
以前、7月の「桜色のオンガク月報」でご紹介したリズムゲーム「戦国 A LIVE」。
今月、私よりひと足早くハマったお友達の「今すぐに入れたほうがいい」という有り難いひと言でプレイし始め、まんまとハマりました。
現代にタイムスリップしてきた戦国武将と忍者の12人が、歌に魅せられて「現代で、歌で天下を獲る」というストーリー。
その展開もさることながら、リズムゲームに実装されている楽曲がどれもどストライク。
詳しくは別に記事を出す予定なので、ここではお気に入りのカバーを3つだけご紹介させてください。
1曲目は、忍びの佑太郎くんのカバーで、「セーラー服と機関銃」。
上記の記事でもご紹介しましたが、やっぱり好きです。
2曲目は、「Yu」の「夢見る少女じゃいられない」。
「Yu」は佑太郎くんがネットで歌い手活動をするときの名義なので、こちらもソロ曲になります。
どこか憂いを感じる歌声が、曲にとてもぴったり。相川七瀬さんのパワーのある歌唱が印象的な楽曲ですが、こんなアレンジもできるんだ……と感嘆です。
最後は、「龍虎」が歌う「星空のディスタンス」。
戦国武将がお好きな方は、きっとこのユニット名だけでピンとくるかと思います。上杉謙信と武田信玄のユニットです。
オリジナルへの溢れんばかりのリスペクトを感じる、正統派のカバー。選曲も最高です。
「戦国 A LIVE」のいちばんの魅力は、「自分はこのストーリーが展開されている同じ世界線にいるんだ」という親近感を感じられるところ。
私は、いわゆる「懐メロ」もすごく好きだし、戦国時代の歴史にも一時期どっぷりハマっていたので、「もはやハマらない理由が見つからない!」というゲームです。
逸話をもじった小ネタもあちこちに散りばめられているので、年末年始の間に色々と読み込みたい所存。
これから、「あんスタ」「プロセカ」と並んで私の記事によく出てくることになりそうなので、何卒よろしくお願いします。
まとめ
私の興味の幅の広さが露見する「桜色のオンガク月報」になりましたが、ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
今日はもう大晦日。私も、この「桜色のオンガク月報」で、今年はnote納めです。
あなたの2023年は、どんな年でしたか?
私は、大変なことや気を揉むことはたくさんあった気がするけれど、何だかんだ今年の始めに立てた目標は全部クリアできた、充実した1年でした。
ちょこんと金箔がのった、濃厚なチョコレートケーキくらい、素敵な年にできたと思います。
それもこれも、素敵なエンタメとnoteのお陰かもしれません。
では、今年も1年間、本当にありがとうございました。
皆さん、温かくして、良いお年をお迎えください。
2024年も、このnoteで、読みに来てくださるあなたをいつでもお待ちしています。